会場が狭くて、全員をカメラに納めることができませんでした
昨日の臨床実践塾は、東京池袋の 蓬松鍼灸治療院の松田篤人先生 が醒脳開竅法の講義をしてくれました。
モデルになって頂いた患者さんは、脳出血でかなり重症な方でしたので、車椅子に座ったまま待ってもらうのは大変だろうと思い、臨床から行なうことになりました。
モデルは当院の患者さんですが、人が大勢いたせいか、かなり緊張している様子でした。
内関、人中、尺沢、三陰交、風池、翳風と次々と醒脳開竅法の手技を使いながら治療していきますが、患者さんが口を開けることができなかったので、全てを治療することはできなかったようです。
そして、醒脳開竅法の開発者である石学敏先生の手技もビデオで見せてくれました。
開発者ですので、その手技は流れるようにスムーズに治療を進めていました。
松田先生は、醒脳開竅法の理論を説明しながら、わかりにくいところは、参加者からモデルを募り、鍼の捻転方向の説明や、実際に人中や二陰交へ刺鍼をしながら手技の説明をしていました。
モデルになってくれた方々、ありがとうございました。
講義は中医学用語が頻繁に出てくるテキストを使っていましたので、中医学用語の解説もしながら、丁寧に講義してくれました。
松田先生、お疲れ様でした。
私も「こじれた梨状筋症候群の治し方」の理論と実技の話しをすることになっていたのですが、松田先生の講義が終わったのが、4時45分。
講習は5時で修了ですので、15分しかありません。
しかし幸い、「こんなこともあるかも知れない」と、テキストで重要なポイントをまとめてありましたので、パワポでの説明はそこそこにして、パパッと実技を公開しながら、診断と治療の手順を説明していきましたので、それなりに伝わったのではないかと思います。
しかし時間は15分オーバーしてしまいました。
ちょっと残念だったのは、皆さんに実技をしてもらう時間がなかったのと、次回の「頭蓋JAA」(頭蓋関節調整鍼)の説明ができなかたことです。
ただ、運命学から参加した方々には、「頭蓋JAA」の実技をチラッと見せました。
それは、腹部へのデト温ペーストを行なう前に、治療前後の変化を見てもらうために、仰臥になったまま股関節の歪みを検出したのですが、習慣的に「頭蓋JAA」を使って、歪みまでとってしまったのです。
アチャー!
となると治療前後の変化を見ることができないので、モデルを変わってもらうことになりました。(^_^;)
1分もかからない治療法で、しかも指で治療したものですから、見ていた参加者も何が何だかわからかったかもしれませんが、あれが「頭蓋JAA」だったのです。
申しわけないのですが、 9月28日(日)の臨床実践塾 を楽しみしてもらうより仕方がありません。