(学校で教えてくれない経済学)
カナダ、オタワ市内、戦没者慰霊碑の前で警護の兵士が射殺され、近くのカナダ議会に逃げ込み、発砲した32才のカナダ人が警官によって射殺された。カナダはイスラム国を支援しているが背後関係などを捜査中であると23日朝放送の米ABCがトップニュースで伝えていた。CNBCテレビはNY株式市場の放送を中断してカナダ議会内部の映像に切り替え生中継、22日のNY市場ははじめ高くはじまったが、カナダ発砲事件に神経質に反応、原油相場がバレル80.52ドルへ2年4ケ月振りの安値を付け、エネルギー関連株の大幅下落から、NYダウは前日比153ドル安、16,461ドルで取引を終えた。22日付のブルームバーグ電子版は「投資家は感情や心理に左右されている」とあるトレーダーの見方を紹介していた。
米10年物国債の利回りは2.220%へ上昇、NY外国為替市場では、対ユーロ、対円でドルが買われ、1ドル=107.19円、1ユーロ=135.59円で取引された。NY金相場は、ドル上昇を受け、オンス1,244.80ドルへ値下がりした。銀は1.8% 安のオンス17.231ドルプラチナ0.9%安となったと22日付のブルームバーグ電子版が書いていた。9月の米消費者物価指数は上昇した結果、利上げ期待からドルが買われたが、中国統計局が22日発表した中国の7~9月のGDP成長率が7.3%へ前4半期の7.5%から減速したことで資源需要減懸念から相場を押し下げた。
ブルームバーグによれば、原油(WTI)相場がバレル80ドルを割ればシエールガス相場にも影響する。11月開催予定のOPEC総会で産油国の出方を注目していると書いていた。日本の23日朝刊各紙にも紹介されていると思われるが、資源エネルギー庁が22日発表によれば、ガソリン相場が14週連続で下落、20日時点の平均価格、リッターあたり163.9円と読売朝刊に出ていた。原油相場は軽質油WTIだけでなく重質油ドバイ原油もバレル82ドル台まで急落している。ガソリン、重油、灯油の値下がりは物流コスト削減、家計費節約にとってはプラスとなる。日本のメディアは上がる時には取り上げる。原油が下がれば、電気代、ガス代の値上げにもブレーキをかける。家計にプラスになる話も取り上げてほしい。
日本以上にガソリン値下がりが個人消費下支えになる米国では原油値下がりで22日のNYダウは下げたが、米GDPの70%を占める個人消費にプラスとなる原油下げは米国経済の先行きに間違いなくプラスとなる。米国では日本以上にガソリン値下がりが個人消費下支えするからだ。来週に米FOMCを控えて、原油相場がどこで下げ止まるか注目したい。
23日朝のNHK/BS放送の「ワールドニュース」では、ドイツZDF,フランスF2,英BBCもカナダでの発砲事件を詳しく報じた。イスラム過激派によるテロに欧米が極端に神経質になっているからだろう。上海RTSは北京で開かれたAPEC財務相会議が閉幕したと伝え、エボラ出血熱関連は出番が珍しくなかった。韓国KBSは北朝鮮が22日、アメリカ人1人を開放したと伝えた。北が人権問題改善にシグナルを送ったようだと解説していた。(了)
カナダ、オタワ市内、戦没者慰霊碑の前で警護の兵士が射殺され、近くのカナダ議会に逃げ込み、発砲した32才のカナダ人が警官によって射殺された。カナダはイスラム国を支援しているが背後関係などを捜査中であると23日朝放送の米ABCがトップニュースで伝えていた。CNBCテレビはNY株式市場の放送を中断してカナダ議会内部の映像に切り替え生中継、22日のNY市場ははじめ高くはじまったが、カナダ発砲事件に神経質に反応、原油相場がバレル80.52ドルへ2年4ケ月振りの安値を付け、エネルギー関連株の大幅下落から、NYダウは前日比153ドル安、16,461ドルで取引を終えた。22日付のブルームバーグ電子版は「投資家は感情や心理に左右されている」とあるトレーダーの見方を紹介していた。
米10年物国債の利回りは2.220%へ上昇、NY外国為替市場では、対ユーロ、対円でドルが買われ、1ドル=107.19円、1ユーロ=135.59円で取引された。NY金相場は、ドル上昇を受け、オンス1,244.80ドルへ値下がりした。銀は1.8% 安のオンス17.231ドルプラチナ0.9%安となったと22日付のブルームバーグ電子版が書いていた。9月の米消費者物価指数は上昇した結果、利上げ期待からドルが買われたが、中国統計局が22日発表した中国の7~9月のGDP成長率が7.3%へ前4半期の7.5%から減速したことで資源需要減懸念から相場を押し下げた。
ブルームバーグによれば、原油(WTI)相場がバレル80ドルを割ればシエールガス相場にも影響する。11月開催予定のOPEC総会で産油国の出方を注目していると書いていた。日本の23日朝刊各紙にも紹介されていると思われるが、資源エネルギー庁が22日発表によれば、ガソリン相場が14週連続で下落、20日時点の平均価格、リッターあたり163.9円と読売朝刊に出ていた。原油相場は軽質油WTIだけでなく重質油ドバイ原油もバレル82ドル台まで急落している。ガソリン、重油、灯油の値下がりは物流コスト削減、家計費節約にとってはプラスとなる。日本のメディアは上がる時には取り上げる。原油が下がれば、電気代、ガス代の値上げにもブレーキをかける。家計にプラスになる話も取り上げてほしい。
日本以上にガソリン値下がりが個人消費下支えになる米国では原油値下がりで22日のNYダウは下げたが、米GDPの70%を占める個人消費にプラスとなる原油下げは米国経済の先行きに間違いなくプラスとなる。米国では日本以上にガソリン値下がりが個人消費下支えするからだ。来週に米FOMCを控えて、原油相場がどこで下げ止まるか注目したい。
23日朝のNHK/BS放送の「ワールドニュース」では、ドイツZDF,フランスF2,英BBCもカナダでの発砲事件を詳しく報じた。イスラム過激派によるテロに欧米が極端に神経質になっているからだろう。上海RTSは北京で開かれたAPEC財務相会議が閉幕したと伝え、エボラ出血熱関連は出番が珍しくなかった。韓国KBSは北朝鮮が22日、アメリカ人1人を開放したと伝えた。北が人権問題改善にシグナルを送ったようだと解説していた。(了)