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欧州ディズニー大幅赤字、本社が800億円補填、欧州経済悪化が直撃(学校で教えてくれない経済学)

2014-10-07 10:17:09 | 経済学
「ドイツ経済省が6日発表した8月の製造業受注指数は前月比5.7%低下、7月は4.9%上昇に下方修正、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト33人の8月の予測は2.5%低下だった。ロシアとの緊張や低インフレがユーロ圏の回復を遅らせている」と6日付のブルームバーグ・ニュース電子版が伝えた。一方「香港当局、強制排除は回避、デモ隊の規模は縮小した、参加者の多くは仕事や学校へ戻った」と6日付WSJ紙電子版は書いた。6日付WSJ紙電子版は「貿易黒字が世界最大のドイツでは、金融危機前には年率8%を超えていた輸出の伸びが昨年は0.9%にとどまった。世界第2の経済大国中国を支えていた輸出の伸びが8.6%まで落ち込んだ。それまでの10年間、年平均20%輸出が伸びていた。WTO(世界貿易機関)は、最近、2015年の世界貿易の伸びは従来の5.3%増から4.0% 増に引き下げた。その結果、通貨切り下げ競争が再燃するかもしれない。」と書いた。

7日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」では、香港が平静に戻ったとして、中国CCTVは「梁振英香港行政長官は香港市民の生活を元の状態に取り戻すと語り、政府機能が回復しつつある。ただ、中学、高校は通常に戻ったが、小学、幼稚園は休校のままだ」と伝えた。香港ATVは「デモ参加者と香港政府との対話が失敗に終われば、再び混乱するだろう。いずれにしろ中国本土の態度次第である。」と総括していた。豪ABCは「対話が失敗すれば香港政府は必要な措置を取ると語った。一方,1週間たってデモ参加者にも疲れが出てきたようだ。」と解説していた。英BBCもドイツZDFも今朝は香港問題は取り上げなかった。

英BBCは「イスラム国とクルド人との戦いが一段と激化した」と伝える一方、「イスラム過激派」によって斬首殺害されたアラン氏の家族が初めて公に姿を出し「箝口令を敷かれていた。もし初めからイギリス政府に弟の状況を伝えていたら今回のような事態は回避されたかもしれない。イギリス政府は言葉を実行に移してほしい。」と涙ながらに訴える様子を映していた。ドイツZDFはドイツ連邦軍の相次ぐお粗末な実態を取り上げ、「ライアン国防相は矢面に立たされている。政治問題化しつつある」と伝え、『一般企業では考えられない杜撰だ。」と厳しく非難する野党の声を紹介していた。一方、ロシアRTRは「アメリカの次官補がウクライナを訪れ、ポロシェンコ大統領と会談した」と伝え「ウクライナ議会選挙をあと3週間に控え、ウクライナ政府はいま深刻なインフレに見舞われているウクライナ支援をアメリカに要請した。ウクライナの金庫のドル紙幣は底をついた。」と解説していた。

週明け6日のNY市場では、先週米労働市場改善、香港情勢鎮静化を受けて高く始まったが後下げた。米労働市場情勢指数(Labor Market Condition Index)の改善を見極めたいとする動きから買い戻されNYダウは17ドル安16,991ドルで終えた。10年物米国債の利回りは2.1419%へ下落NY為替は1ドル=108.75円1ユーロ=137.62円、NY原油(WTI)はバレル90.34ドル、NY金はオンス1,207.30ドルへ回復した。この日のトピックスとして欧州ディズニーの赤字拡大で本社が日本円800億円を補てん。欧州経済悪化を裏付けた。(了)

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