ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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米7~9月期GDP上方修正発表で米経済改善確認、ドル買い進み1ドル=109.38円、NY金大幅値下がり

2014-10-30 12:10:48 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


アメリカが債券購入による量的緩和政策を10月で終了することを決めたと31日放送の韓国KBSが警戒的に流していた。アメリカがいつ利上げを始めるかに関心が集中している。アメリカの利上げに伴いドル高が進み、特に韓国から外国資金が逃げる可能性に注意が必要だ。中小企業の資金繰り悪化も懸念される。アメリカの利上げに向けて準備にはいることが求められるとの専門家の見方を紹介していた。韓国KBSはサムスン電子の7~9月の決算で前の年と比べて60%利益が減少した。スマホ事業の落ち込みが響いた。半導体部門の強化を進めると発表したが、競争激化でサムスンは新たな試練を迎えると解説していた。

今朝放送の中国CCTVは西アフリカでエボラ出血熱感染がさらなる広がりを見せていると紹介、中国政府がコンゴに対して用意した医療品、エボラウイルス防護服など関連資材173トンが現地に到着、コンゴ環境大臣の感謝の談話を紹介していた。英BBCはエボラ支援物資がシエラレオネに29日に到着した。アメリカの国連大使は、エボラ感染者は13,703人死者は5,000人を超えた。ナイジェリアではエボラ感染者は減る傾向にあるとの報道があるがさらなる国際的支援が必要だとの談話を発表したと伝えた。フィリピンABS-CBNはエボラ死亡者の数は1時間10人の割合で増えていると報じた。

ドイツZDFは同じく今朝の放送で「ロシアがNATOに対して憤りを募らせている。ロシア
は戦闘機をNATO上空に26機飛したとNATO本部が発表した。メルケル首相は『今のところ侵犯の事実は確認されていない』と話した」と伝えた。一方、ロシアRTRは「第四世代の原子力潜水艦からミサイル発射実験に成功した。NATOはロシアの動きに目を光らせている。」と伝えた。ロシアRTRは「ウクライナ経由の欧州向けガス代金の未払い問題について、EU,ウクライナ、ロシア間で協議、価格はまとまった。しかし、誰が負担するのかの合意に至らなかった。」と伝えた。一方、カタール、アルジャジーラは「クルド人軍隊『メシュメルダ(死をも恐れない者)』がトルコ経由でトルコ国境、シリア、コバルに入った。「イスラム国」過激派とシリアでの戦闘が益々激化するだろう。」と伝えた。カナダ議会でのイスラム過激派による発砲事件後、「イスラム国」に対する警戒を強めている豪政府は「イスラム国」渡航者に最高10年の禁固刑に処する法案を可決成立したと伝えた。

30日、NY市場は7~9月の米GDP確定値が前期比で予想の3.0%増に対して3.5%増、GDPの7割を占める個人消費が堅調であることが確認されたとして好感、NYダウは前日比221ドル高、17,195ドルで取引を終えた。10年物米国債利回りは2.309%と小幅下げたが、ドルが買はれ、1ドル=109.38円、1ユーロ=137.97円で取引された。一方、ドル高からNY
原油(WTI)はバレル81.12ドル、NY金はオンス1,198.10ドルへ下げた。NHK/BS「経済情報」出演のシュナイダー恵子氏は「NYダウ221ドル高の内140はVISA株上げが占めた。歴史的政策、米国の量的金融緩和策が終了したがどのような影響が出てくるか時間をかけて見る必要がある。」とクギを差した。有頂天になるのはまだ早いということか。(了)

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米量的金融緩和Q3終了決定、米景気は緩やかに改善確認、米債券が売られ利回り上昇、ドルが買われ、

2014-10-30 10:50:56 | 経済学
1ドル=108.79円(学校で教えてくれない経済学)


米FOMCは10月29日、量的金融緩和政策Q3を10月で終了を決定した。一方、ゼロ金利政策は「相当な期間(Condiderable time)」継続するとの文言を声明文に残した。「労働市場にはなお歪みが残っている」との文言と「物価に下押し圧力がかかっている」との文言を削除した。声明文が発表後、市場はタカ派的内容と読んで、NYダウは一時100ドル以上値下がりした。しかし、米FRBの金融政策には変更がないことが確認されたあと、NYダウは前日比31ドル安、16,974ドルで取引を終了した。声明文発表後、米国債が売られ、10年物米国債利回りが2.321%へ上昇した。ドルが買われ、1ドル=108.82円、1ユーロ=137.50円で取引された。NY原油(WTI)は バレル82.20ドルへ上げたが、NY金相場はオンス1,224.30ドルへ小幅値下がりした。

米FOMCによるQ3終了について30日朝放送の韓国KBSは「2008年リーマンショック後、債券買い上げに3.5兆ドルの資金供給を通じて資産価値を高めながら、経済、労働市場両面で景気回復に努めていた。今回の決定はその役割を終えたことを示した。」などと解説していた。同じく30日朝放送のスペインTVEは「米FRBは6年前、100年に1度といわれたリーマンショック後、実施してきた異例の金融緩和に区切りをつけた。物価と雇用両面で改善が見られたからだ。29日、NY市場は冷静に受け止めた。」と伝えていた。NHK/BS「キャッチ!世界の視点」{経済情報}に出演した米国みずほ証券、村上実奈子氏は「米FRBの決定はひとことで言えば予測された内容だった。今後の米景気動向を占う意味で年末商戦の動向が注目される。原油相場が6月高値から20%値下がりした。6月末にガロン3.9ドルだった店頭ガソリン価格が現在3.06ドルへ下がった。米小売り高が昨年比4%増加するという予測もある。」と解説していた。

日本でも店頭売りガソリン価格が値下がりしている。29日、資源エネルギー庁が発表した全国レギュラーガソリンの平均価格(27日時点、1リットル当たり)15週連続で値下がりした。161.8円だった。軽油は140.7円、灯油は18リットルあたり1,884円だった。ガス代、電気代も当然下がる。ここへきて日本国内の個人消費に勢いがなくなりつつあると伝えられるが、原油値下がり、ガソリン価格の低下が景気浮揚の助けとなることが期待される。

30日放送のNHK/BS「ワールドニュース」ではISS(国際宇宙センター)に物資を運ぶ米民間ロケット「アンタレス」が打ち上げに失敗したニュースをドイツZDF,フランスF2,米ABC,ロシアRTRが詳しく取り上げた。30日朝7時台放送の米ABCは「機材だけで2億ドルの損失だ。60年代、70年代にロシアで作られたエンジンを改良したものだった。」と解説した。ロシアRTRは「米民間ロケットが打ち上げに失敗した。2億7,500万ドルが失われた。ウクライナで製造された。米NASAから委託を受けたオービタル・サイエンス社が原因調査を開始した。」と伝えた。同じニュースでありながら伝え方が微妙に違う。それぞれの国がそれぞれの国の思惑でニュースを流す。このあたりも若者に学んでほしい。(了)

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