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米FOMC議事録で世界経済減速、ゼロ金利政策の長期化を確認、NYダ274ドル高、

2014-10-09 09:57:19 | 経済学
エボラ出血熱で米国人初の死者(学校で教えてくれない経済学)


米FRB(連邦制度理事会)が8日公表した米FOMC(公開市場委員会)の議事録によると金融政策当局者は世界的な経済成長減速とドル上昇が米国の景気見通しにリスク要因になりうると指摘した。多くの会合参加者は『海外の経済成長が予想より弱かった場合、米国の経済成長のペースが予想以上に減速する可能性がある』と述べた。一部の当局者は、欧州景気の冷え込みや低インフレが一段のドル高を招く可能性があると述べ、これにより輸出が抑えられ、物価上昇ペースも抑制されかねないと見ている。一部の参加者は、十分すぎるほどの慎重さを持って責務達成に向けた持続的な対応を取ることが賢明だと示唆した。」と8日付けブルームバーグ電子版は書いた。

同じく8日付けブルームバーグ電子版は「米FOMC議事録で事実上のゼロ金利政策が示唆されたことから、NYダウは前日比274ドル、1.6%高、16,994ドル、昨12月18日来の大幅高を記録した。ヘルスケア関連銘柄はじめ大型、小型株共に上げた。ただ、米航空機株指数は2%下げた。エボラ出血熱の感染拡大懸念が旅行関連株への重しとなった。米国は国内5ケ所の空港でエボラ出血熱のまん延が深刻なリベリア、シエラレオネ、ギニアの3国からの一部乗客を対象にエボラ出血熱検査を開始するとホワイトハウスが発表した。」と書いた。
10年物米国債の利回りは2.318%へ低下した。NY為替市場ではFOMC議事録でのドル高懸念にさして反応せず108.17~19円、1ユーロ=137.70~73円で取引された。NY原油(WTI)はFOMC議事録指摘の世界経済減速により原油需要減少が嫌気されバレル87.31ドルと1年半振りの安値まで下落しした。NY金は小幅安のオンス1,205.30ドルで取引された。

9日朝7時台放送の米ABCはダラス発特電として「エボラ出血熱で10日間入院していたアメリカ人、ダンカン氏が8日死亡した。さらに患者の監督にあたっていた人物の中にエボラ出血熱感染の疑いが出ている。」と伝えた。9日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」では英BBCは「エボラ出血熱でアメリカ人初の死者が出た。現時点で3,439人が死亡、7,500人が感染したとされるが、実際の数はそれをはるかに上回ると見られている。欧州初のエボラ出血熱患者がスペインの病院に隔離されているが杜撰な管理状態が問題化している。西アフリカだけの問題ではないとハント、英保険相は談話を発表した」と伝えた。

一方、9日朝4時台放送の韓国KBSは「円安が韓国経済に打撃を与えている。韓国政府は内需刺激策の一つとして観光客を呼び込む目的で免税店を増やした。その他設備投資を刺激するために特に中小企業対策として融資を増加することを発表した。」と伝えた。韓国KBSは韓国の原発の現状について触れ「現在韓国で26基の原発で電力の26%をカバーしている。2035年に29%に拡大するため新たに16基の原発を計画している。2009年に一部の原発に安全性疑義が出たが結論は出ていない。」と伝えていた。8日の日本の国会審議で北朝鮮の白頭山噴火の可能性が指摘された。韓国の原発の不測の事態に日本政府は十分対応できているかと質問が出ていた。世界の火山が活動期に入った。警戒が必要だろう。(了)

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