来年の干支は末(羊)
江嵜企画代表・Ken
来年の干支は「末」。「末」は羊。年末が近づくと日本画家、猪熊佳子先生が来年の
干支を色紙に描くお手本を用意して下さる。生徒は先生の絵をモデルに描く。
面白いことに、先生の同じ手本を見ながら描いているが、生徒それぞれで出来上がりが微妙に違う。機械なら寸分違わず仕上げるだろうが、同じ人間が描いても一枚一枚違う。
絵には人間の味が正直に出ると前々から思っている。その時々の健康状態、気分によっても出来上がりが違うから怖い。心理学者が絵を描かせて性格判断に使う話はよく知られている。
ヤフーのブログで「末」の干支の由来を調べた。「末」は字義が「味(み;「あじ」)であり草木の果実がいよいよ熟し、ちょうど滋養あふれた状態になることをさしている。後で「羊」の字が当てられた。羊編の漢字では一番に「群」。「美しい」という文字は羊の群れから来た。
群れを成す羊は、家族の安泰を意味する。ひつじ年の人は財を成す方が多いとされる。未年の人の性格は穏やかで人情家である。頑固ともいえる芯の強いところもある。おとなしそうに見えるがファイトがあるとされるとあった。
2015年が干支どおりに実り多き年になってほしい。(了)