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OPEC閣僚会議で原油減産見送り、NY原油(WTI)バレル74.09ドル、4年振りの安値

2014-11-26 10:27:09 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「石油ブームでカウボーイ不足、給与格差で人材流失、カナダで」の見出しで25日付のブルームバーグニュース電子版で、JenSkerritt記者は「ガソリン価格が3年ぶりの安値をつけ、リグ(掘削装置)やパイプ操業関連の労働者の給与が上がり、カウボーイや牛肉処理施設で働く人が石油業界へ移っていく。世界8位の牛肉輸出国カナダで、牛肉供給がひっ迫、米国産牛肉輸入が増加している。高額の給与を払ってくれる業者があらわれたら農場を売りわたしたいという声が出てきた。原油と牛肉のカナダ最大の産地アルバータ州では、畜産農家の従業員の平均給与は4万4,870カナダドル(約470万円)、石油業界の7万3,105カナダドルより63%安い。ガソリン価格がどこまで下がるかと騒いでいるが、石油ブームでハンバーガーやステーキの値段があがっていることに気づいていない。」と書いた。

同じく25日付のブルームバーグで、RyanChilcote記者は「ロシア、サウジアラビア、ベネズエラ、メキシコ4カ国は1年間の価格監視で合意した。しかし、減産では協調しない。」とロシア国営石油会社ロスネチフのイゴール・セチンCEOがウイーンで開かれていた産油国会合後語った。ロシアでは原油価格が年初来30%下がったことを受けて、ロシアが産油国に同調し、価格てこ入れのために減産に踏み切る可能性を示唆していた。」と書いた。「
これを受けて25日、NY原油(WTI)が4年ぶりの安値バレル74.09ドルへ下落した。ロンドンICEのブレント先物価格もバレル78.33ドルへ前日比1.7% 下げた。2010年9月以来の安値だ」と25日付のブルームバーグでDavidMarino記者が書いた。

25日付のWSJ紙電子版でAlexanderKolyandr記者は「ロシア人の対米感情、今世紀最悪の水準に」の見出しで「モスクワを拠点とする世論調査機関,世論基金によると、米国によくない感情を抱いているロシア人の割合は37%となった。今年3月の33%,2001年は17%だった。良い感情を抱いているとの答えは11%だった。2001年は35%だった。ウクライナ問題で西欧諸国が経済制裁を実施したことが影響している。と書いた。一方、NHK/BS「ワールドニュース」が伝える26日朝放送のロシアRTRは米ミズリー州、フアーガソンで黒人青年を射殺した警官に大陪審が不起訴と決めたことに怒った住民が放火、略奪事態に発展したと伝えたあと「アメリカはウクライナと軍事協力を強化、航空機、戦車、ミサイル含む高性能武器を供与していることが分かった。」と詳しく報道していた。ロシアRTRは「
フランスオランド大統領はロシアと契約済みの軍用艦引き渡しを年末まで延期を決めた。フランス企業は喜んでいない。全てアメリカの圧力によるものだ。」と解説していた。

25日、NY市場で、NYダウは前日比ほぼ横ばいの2ドル安、17,814ドルで取引を終えた。7~9月期の米GDPが3.9%増と上方修正されたが消費者信頼感コンフェレンスボード指数が予想を下まわったことと感謝祭休日を木曜日に控えて様子見気分が強まった。米10年債利回りは2.2559%へ低下、NY外国為替市場ではドルが売られ、1ドル=117.87円、1ユーロ=147.01円で取引された。一方、NY金相場は小動きオンス1,197.10ドルだった。(了)

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