神戸市立住吉幼稚園を望む:紅葉風景(スケッチ&コメント)
江嵜企画代表・Ken
自宅マンション5階窓から神戸市立住吉幼稚園の紅葉風景をスケッチした。春の桜も
いいが、紅葉の桜も見事だ。桜の木の奥に銀杏の木が見える。桜の木の左はモミの木
だろう。正面の2階建ての建物が神戸市立住吉幼稚園である。
画面左奥の青い屋根は阿弥陀寺である。寛永14年(1637)、典牛和尚が開基した
というから由緒ある寺である。明治6年(1873)、住吉小学校が阿弥陀時本堂に
開設された。明治22年(1889)、町村制施行で阿弥陀寺茶堂に村役場が出来た。
住吉幼稚園は大正12年(1923)に現在の場所に開設された。第二次世界大戦時
神戸大空襲で村役場が全焼、住吉幼稚園に仮設した。昭和25年(1950)、住吉
村、魚崎町、御影町とともに神戸市と合併、神戸市立住吉幼稚園となった。
画面正面のビルの屋上にLivの文字看板が見える。平成元年(1989)、JR住吉駅が
改築、駅ビルリブ住吉が完成、コープこうべ(COOP)、灘生活協同組合が移転した。
灘生協の前身のひとつ、購買組合は大正2年(1921)に住吉に誕生した。住吉駅は、
明治7年(1874)、東海道線が神戸まで開通した年に開設された。
平成2年(1990)、JR住吉駅と六甲アイランドを結ぶ神戸新交通六甲アイランド
線(六甲ライナー)が開通した。六甲ライナーは阪神電鉄、魚崎駅と接続している。
平成7年(1995)、阪神・淡路大震災が発生、住吉界隈も甚大な被害を受けた。
筆者の住んでいたマンションも全壊、平成11年に再建され今日に至っている。
昭和20年(1945)、神戸は米軍に空爆された。筆者が生れた昭和13年(1938)には
阪神大水害に見舞われた。76年の人生で3回,災害に遭ったなと思うと、感慨深い。
(了)