ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

ブラックスワンを見つけられないと、世界の混迷は続くのか?金曜日開催の米FOMCを注目

2015-10-27 14:30:07 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


ブラックスワンが2050年ごろに現れてシエールオイルの需要はなくなるのだろうかとサウジのナイミ石油相が語った。10月26日付のWSJ紙電子版に翻訳家の竹内猛氏は「ブラックスワンという言葉が使われたのは17世紀末に『新大陸』だったオーストラリアで黒い白鳥が発見された時にはじまる。それまでは北半球では白鳥しか確認されていなかった。黒い白鳥がいるとは予想も出来なかったからだ。2015年の今年、将来の経済史にブラックスワン的出来事として記される可能性の事例は今年夏の中国株の暴落やフオルクスワーゲン(VW)ディーゼル車の排ガス問題だろうか。近代以降、ブラックスワン的出来事の典型例として挙げられるのは、コンピューターとインターネットの普及、ソ連崩壊、米国の9.11同時多発テロなどだ。中国の株価が今後さらに大きく崩れ中国と世界経済に一段と悪影響が出たり、VWの場合、欧州のディーゼル車信奉が崩れ別のタイプのエコ車への転換が進めば「ブラックスワン」現象といえるだろう。」と書いていた。

NHK/BS「ワールドニュース」を見ることから一日が始まる。英BBCはトップで「カナダ沖でホエールウオッチング船が沈没、イギリス人5人が死亡した。現在原因を調査中だ」と伝えた。英BBCは2番目にWHO(世界保健機関)が赤みの肉と肉加工食品が発がん性のリスクがある。一日あたり50グラム食べるとガンになる可能性が18%増加すると発表した。食肉加工関係者は食べ過ぎは肉に限らず問題がある。適量を野菜と肉をバランスよく食べれば問題はない。肉にはミネラルなど健康に欠かせない成分を含んでいる。たばこは一年に100万人、大気汚染は20万人のガンリスクがあると精肉業者は反論した。」と伝えた。米ABCはアメリカ時間夕方6時のトップ二ュースでWHOの発表を紹介「肉加工食品をガンリスクの高いとされるタバコ、アスベストと同じカテゴリーにいれた。」と伝えた。

ドイツZDFはトップで難民問題を取り上げ「25日、ブリュセルで開かれたEU会合でいわゆるバルカンルートを使いドイツを目指す難民対策を協議するために西バルカン諸国を加えた13ケ国が集まった。10万人を一時的に収容する施設を設ける。内5万人はギリシャに置く。関係各国はお互い緊密に情報交換するなど17項目を決めた。スロべニア国境に6,000人の難民が身動きとれない状態に置かれていると伝え「トイレは家畜小屋それ以下だとシリアからの難民の一人が叫ぶ様子をテレビ画面に映していた。ドイツZDFはポーランドで行われた8年振りの総選挙で難民受け入れに反対する野党の「法と正義」が勝利した。与党「市民プラットホーム」は敗北宣言した。」と伝えた。一方、韓国KBSは「韓日首脳会談の11月2日開催を日本側に申し入れた。」と伝えた。

週明け26日、米FOMC会合を控え様子見の中、NYダウは先週末比23ドル安、17,623ドルで取引を終了した。NY外為市場では小動き、1ドル=121.01~02円、1ユーロ=133.79~84で取引された。NY原油(WTI)は小幅安バレル43.98ドル、NY金は小幅高、オンス1,167.00ドルで取引を終えた。ブラックスワンを見つけられないと世界の混迷は続きそうだ。(了)


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次回も脳梗塞後遺症の実際を予定  (臨床実践塾・リアル臨床研究会)

2015-10-27 08:52:29 | 診断即治療と虹彩学

10月25日の臨床は2人の患者さんが協力してくれました



10月のリアル臨床研究会は、醒脳開竅法の概説と基本、選穴、刺鍼法(切皮・角度・深さ)に対しての解説と、「なぜそうするのか」という説明が行われました。
しかし、時間が短かったために、十分ではなかったので、再度の講義をお願いしました。

簡単なようで簡単でない。

それが醒脳開竅法のように思われます。
それはそうです。
1972年(43年前)から開発者の石学敏先生が提起され、その後も継続して研究が重ねられてきたのですから、簡単に学ぶことはできないはずです。

私が最初に醒脳開竅法のことを聞いたのは、多分25年以上前のことだと思います。
その頃は、かなり激しい治療をしていたと記憶にあります。
たとえば、醒脳開竅法では「神経刺」をしますので、刺鍼後に響きを与えるために雀琢などの手技を加えますが、患者さんは電気を流されたようなショックで、体をよじります。

個人的には、このような刺激の与え方は好きではなかったので、醒脳開竅法を学ぶのを避けていました。
ところが最近では、その手法も改良されたようで、多少はピッとくるものの、体をよじるようなことはないのです。

ですから、脳梗塞や脳出血の後遺症を治療するために、醒脳開竅法を取り入れたほうがいいのではないかと考えるようになったのです。

しかし、脳卒中後遺症の治療は、醒脳開竅法だけでは間に合わないところがあり、そこに巨鍼療法を加えると、治療効果がかなり高くなるわけです。
それは、醒脳開竅法は主に神経を狙って治療しますが、巨鍼療法は筋肉や腱を狙って治療するからだと考えます。
つまり、神経・筋肉・腱からの刺激を脳に伝え、脳からの反射を利用して治療しようというものです。

難しい疾病の治療が敬遠される中、なぜ難しい疾病に挑戦するのかと言いますと、巨鍼療法を日本に持ち込んだのが私だからです。
最初のころは脳卒中後遺症の治療を一生懸命治療していたのですが、七星論を考え始めてから、身体各部のつながりを七星で解くことに集中したからです。
そして、軽い刺激で脈や骨格や筋肉を変化させることができるようになり、一般的な治療の多くは軽い刺激での治療を選択するようになったのです。

そして「軽さ」を求めて、「触らなくてもエネルギーで症状を変化させる治療」まで公開するようになったのですが、エネルギー療法だと治療効果が長持ちしないし、脳梗塞後遺症の「半身不随等には治療効果が期待できない」ということを改めて知らされたので、再度「治療効果のある治療」を考えるようになったのです。

それは、高齢化社会への流れを考えると、今後もっとそのような患者さんが増えるので、そのような患者さんを治療できる鍼灸師を養成しておく必要があると考えたのです。
その方法も、今までの「講習」方法ではなく、「リアルな治療を自分の見て覚える」という方法にしたいと考え、臨床実践塾の副タイトルを「リアル臨床研究会」と銘打ったのです。
そして、来年からは研究会も日曜日だけでなく、月曜日~木曜日までの広い範囲で、患者さんや研究会会員の都合を考えながら行なう予定にしています。

脳卒中後遺症に関しては、たとえば、 「日本脳卒中学会」 の概説の中でも、【 国内死因の第3位を占める脳卒中の死亡者数は年約13万人であり、その60%が脳梗塞による1)。脳梗塞の正確な発症率は不明であるが、大まかに人口10万対100~200、40歳以上では10万対600前後と推定されている。人口の急激な超高齢化が進行するわが国において、脳梗塞の発症数、脳梗塞総患者数、脳梗塞による死亡者数、要介護者数は、今後ますます増加すると予想される。】と述べられているように、身近な人が脳卒中になる確率が高くなってきたということなのです。

現在「脳疲労」の研究も急激に発展してきたのは、そのような背景も含まれているのです。
つまり、予防医学としての「脳疲労予防」の研究がなされているわけで、「脳疲労」を防ぐことができれば、脳卒中も予防できると考えるわけです。

「リアル臨床研究会」では、協力してくれる患者さんを募りながら研究会を発展させて行く予定ですので、ご協力いただける患者さんがいましたら、ご紹介ください。
研究会当日の治療費は一切要りませんが、「意識があるかどうかわからない」とか、「発症から15年になる」となると治療が非常に難しいので、そこは相談させていただきます。

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