習近平国家主席英国訪問は中英関係の「黄金時代」の始まりと20日放送の中国CCTV、ＮＹ原油、

イラン減産否定で反落（学校で教えてくれない経済学）


英BBCは10月20日朝の放送で習近平主席が23日までの滞在予定でロンドンに到着したとニュース冒頭で伝えた。英BBCは「習主席に関する報道は監視員付でないと許されないと記者の傍に付き添われている様子を画面に映させながら、習主席の生い立ちがいかに苦難に満ちた過程をたどったかと詳しく紹介、そして、今、習主席は『中国は弱いものだと思はせているのは欧米の策略だ』と捉えている。自らが権力を掌握する、自分一人でしか決定を許さない人物である」と解説していた。20日のNHK/BS「ワールドニュース」の英国関連の放送でフランスF2は「フランス電力公社は250億ユーロ（約3兆3,750億円）で欧州加圧式原子力発電設備2件売却で英国政府と合意、近々発表される予定だ。フクシマ原発事故後初めての原発商談の成立となる。」と伝えたあとフランスＦ2は「フランスが英国に売却する設備はフランスでは6年遅れの設備である。オランド大統領はフランスの原発依存度を50％とすることを公約にして大統領に就任した。フランス原発最大手のアロバ社は現在経営危機に直面している。」と解説していた。

ドイツZDFは「ドイツでは極右勢力が広がりを見せている。ドイツ連邦司法省は7月44件だった移民・難民襲撃事件が8月に倍増と発表した。先日ケルンでケルン市長選挙戦中、移民受け入れ支持候補が極右グループケジーダの一人に刃物でのどを切りつけられなお昏睡状態にある。ドイツには今年になってから22万5,000人の難民が押し寄せている。ハンガリーは国境を封鎖した。あふれた難民が2,000人/日クロアチア国境に行先を変えた。その先のオーストリアは難民受け入れを拒否している」と伝えていた。フランスF2は「クロアチア政府は国境に集結した難民の一部受け入れを19日に発表した。ドイツでは58歳のケルン難民受け入れを表明した58歳の女性候補者がナイフで刺され現在人為的昏睡状態だ。容疑者は『自らドイツを救った』と話している。ドイツの極右勢力は5％に過ぎない。一方、トルコ訪問中のメルケルドイツ首相はエルドアン大統領と会談、30億ユーロ支援とトルコのＥＵ加盟手続き再開を約束した。これはドイツの180度の政策転換だ。エルドアン大統領はEU加盟を来週に控えた総選挙の切り札に使おうとしている」と解説していた。中国CCTVは「習近平国家主席、彭麗媛夫人同行の19日からの英国訪問がはじまった」と前置きして「中国の世界的地位向上、中英関係の発展、中英交易の拡大、特に中英間の人的交流の拡大を通じて中英の「黄金時代」が始まる」と伝えた後「中国国家統計局は7～9月期GDPが前年同月比6.9％成長。中国は拡大を続けながら構造調整を進める」と伝えた。

19日のNY市場は10月のミシガン大消費者信頼感指数が92.1と9月の87.2を上回り、予測の89.0を超えたことを好感、取引終了にかけて反発、NYダウは14ドル高、17,230ドルで取引を終えた。NY外為市場は小動き、1ドル＝119.46円、1ユーロ=135.33円で取引された。NY原油（WTI）はイランが原油減産を否定、バレル45.89ドルへ反落した。NY金は中国経済減速を材料に売られオンス1,173.30ドルで取引を終えた。10月22日開催のECB理事会結論と原油相場の先行きを注目と三井住友銀行柳谷政人氏が指摘していた。（了）