ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

VW検査不正問題は「熱い蒸気のようなものだ。いずれ消える」{VW社員)、メルケルの移民歓迎は

2015-10-04 10:19:49 | 経済学
50年先の人口動態を見据えた戦略、佐々木伸、星槎大客員教授(学校で教えてくれない経済学)


「ドイツでは押し寄せる難民の多さに不安が高まっている」と10月3日付WSJ紙電子版でAntonTroiannovski記者が書いた。同記事によると「メルケル首相の支持率も低下した。政府高官は移民や難民の中にテロリストが入り込む可能性について懸念を表明している。ドイツ各地では収容施設を設置するスペースが不足している」と書いた。10月3日付のヤフーブログ、「2ちゃんねる」によると「10月1日発表の世論調査結果によると、メルケル首相の支持率が9%ポイント減、54%へ低下した。『移民・難民流入』については「その規模に脅威を感じる』との回答が前月から13ポイント%増え51%、「ドイツにとって移民や難民が利益より不利益をもたらす」との回答が11%ポイント増え44%となった。一方、首相の難民政策を強く批判するキリスト教社会同盟(CSU)のゼーホーファー党首への支持は11%ポイント増え39%となった。支持率が最も高かったのはシュタインマイヤー外相65%,ショイブレ財務相の64%が続いた。」とあった。

10月3日付WSJ紙電子版に「VWの城下町、ヴォルフスブルグに漂う将来不安、一方、連帯感も」の見出しで「VWによる排ガス試験不正が発覚すると、VWからの法人税が大幅に減少するとみたヴォルフスブルグ市は、今週予算と採用凍結を命じた。市は7000万ユーロ(約94億円)の文化センター・消防署建設を含む新たなインフラ計画を停止した。同市出身で、キリスト教民主同盟(CDU)所属の二―ダーザクセン州議会議員アンゲリカ・ヤーン氏は「今後数年苦しい。これまでも危機はあった。今回は信用にかかわる問題なのでこれまでとは違う」と話した。同市は独裁者アドルフ・ヒットㇻ―の「国民車」量産計画の一環として1938年設立された工場の周辺に出来た都市だ。VWと同市に住む12万9,500人の住民の運命は切っても切れない関係にある。昔は、労働者の住む小さな村だったのが、今や、ドイツで一番豊かな町の1つになった。多くの労働者が平均賃金を上回る収入と恵まれた文化環境を享受している。VWは新規住宅建設や高等教育、研究に資金を拠出、地域にも貢献している。ドイツ・ブンデスリーガ1部所属のVfLボルフスブルクのサポーターである。豊かさを享受している分失うものが多い。憎らしいほど成功を収めたドイツのブランドに対する米国の陰謀だという声もある。VW社員のクラウス・マシュ氏は『全ては熱い蒸気のようなものだ。またきえてなくなる』と語った」と書いた。

VW関係でヤフーのブログを検索していたところ、少し古い記事だが、星槎大学客員教授、佐々木伸氏のコラムに「ドイツの移民開放政策の裏に、ドイツの人口動態が密接に絡んでいる。ドイツの人口は現在8,200万人である。これが2060年には6,800万~7,300万程度に減る。現在3人に1人で高齢者を支えている。2060年までにそれが2人弱から1人が1人を支える時期が来る。シリア難民が「若くて、教育程度とモチベーションが高い」{ドイツ企業関係者}こともドイツの移民政策の構想を支える要因だ」と書いていた。

本日はNY市場は休場。ドイツ問題で個人的にだが面白いなと感じた記事を拾った。(了)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする