ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

舞妓さんスケッチ会風景(スケッチ&コメント)

2015-10-05 17:30:05 | スケッチ


舞妓さんスケッチ会風景

江嵜企画代表・Ken


「舞妓さんを描くスケッチ会」が京都河原町で4日、通常は午後1時から4時まであ
り楽しみにして出かけた。2ケ月に1回、いずれも第一日曜日に開かれる。8月は法事
があり一回抜けた。日本画家の辰巳寛先生から「久しぶりですね」と笑顔で声をかけ
られた。1回抜けるだけで4ケ月振りになるからだろう。

この日のモデルの舞妓さんは、祇園の「茉利佳(まりか)」さん。10月の花かんざ
しは「菊」。衣装も帯締めも「菊」でまとめていた。この日は舞妓さんに突然の仕事
が入り、3時半までの短縮スケジュールとなった。

 スケッチの前に、辰巳先生が生徒に舞妓さんのポーズのリクエストがある。扇子を
持て、座れ、いや、立てなど、いろいろあって、スケッチにあるように、何も持たな
い立ち姿に落ち着いた。

 生徒に目をやる。イーゼルを使わず立ったままの人、膝を付いて描くひと、イーゼ
ルに用紙をセットして描く人、筆者のように鉛筆デッサンだけのひともおれば、鉛筆
デッサンしたあと、その場で一枚の絵に一気に描きあげていくひとなど、これまた
さまざまである。

 この日、たまたまお隣に座ったご婦人が、「イチョウ」さんとおっしゃる方で、日
本画家の猪熊佳子先生の後輩ですと話された。ひとこと、ふたこと言葉を交わすこと
ができ幸いだった。後でわかった話だが「イチョウ」さんはプロの洋画家で日展に常
時出展しておられる方だとスケッチ会の仲間の一人から聞き、びっくりした。

 猪熊佳子先生に帰宅後「イチョウ」さんという方に「舞妓さんスケッチ会」でお会
いしたとメールしたところ、猪熊先生から、「イチョウ」は「鴨脚」と書く。文字通
り鴨の脚。鴨の脚の形が銀杏の葉に似ていることから来た。下鴨神社にゆかりの
ある加茂一族のお家柄だとのメールをいただき、二度びっくりした。

 舞妓さんを描きたいとの気持ちから、日本画教室の仲間に紹介されて通い始めて2
~3年になる。筆者のように単に趣味で描いている人間はまれ。個展開催など含め
各種展覧会に出展されている人が多い。

 絵を描くスピードがまるで違う。見ていると被写体が決まると一気に描きはじめ
る。20分ワンクールの一本勝負ということもあるだろう。背中からすごい気迫が伝
わって来る。

 辰巳先生が「ハイ、これから20分です。はじめてください。」とプレーボールの声
がかかると教室の中に、ことばに表せない独特の緊張感が走る。なんともいえない雰
囲気を味合えるので、京都まで2ケ月一回、教室に通っているのかもしれない。

 次回の舞妓さんスケッチ会は、11月1日(日)にある。プロであれ、趣味の域であ
れ、舞妓さんを是非描きたいとの強い思いは同じであろう。いつまで続けられるか全
く自信はないが、継続は力なりと自らに言い聞かせて次回も参加したいと楽しみにし
ている次第である。(了)

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