ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

NY原油バレル51.23ドルへ続伸、NYダウ、原油高受けて66ドル高と続伸(学校で教えてくれない経済学)

2016-06-09 10:31:06 | 経済学
世界の天然ガスの需給は、2021年末まで改善しないだろうとの見通しを国際エネルギー機関(IEA)が7日発表したと8日付け記事によればブルームバーグ電子版でAnnaShiryaevska記者が書いた。同記事によれば「石油は来年の低迷を経て再び需給は均衡し始める。しかし天然ガス需給は再生可能エネルギーや『きわめて安い』石炭との競争にさらされる。液化天然ガスの供給は21年末までに45%増加する。需要は米国や日本で弱い。日本の原発再稼働、安価な石炭、一方競争力のあるロシアの欧州向けパイプラインがある。増産分を吸収できない。供給過剰は2018年まで続く。」と書いた。

8日のNY原油(WTI)先物相場は米エネルギー情報局(EIA)の週間統計で米原油在庫減少が明らかとなり続伸、バレル51.23ドルで取引を終えた。8日付けWSJ電子版でDanStrumpf記者は「最近の原油相場の回復は予想外のところから後押しを受けた。アジア新興諸国からの需要急増だ。先進国の需要伸び鈍化を埋め、原油相場を左右するかもしれない。」と書いた。8日のNY株式市場は原油相場上昇を材料に続伸、NYダウは前日比66ドル高18,005ドルで取引を終えた。NY外為市場では債券が上昇利回り低下、ドルが売られ1ドル=106.90円、1ユーロ=121.82円で取引された。NY金はドル下落を受けてオンス1,259.80ドルで取引を終えた。

一方、英BBCは「EU離脱か残留かを決める国民投票の有権者登録受付締め切り日の7日に52万5,000人の有権者が殺到、登録サイトダウンした。英政府は締め切りを9日深夜まで延長すると発表した。18~24歳が13万2,000人、25~34歳が17万人と若い世代の比率が高かった。」と伝えた。9日朝放送のNHK/BS「キャッチ!世界のトップニュース」のキャスターは「残留45%、離脱44%と拮抗している。英政府は残留を支持している。締め切りを延期させたのは何者かの陰謀によるものではないかとの憶測も出ている」と紹介していた。ドイツZDFは「7日、米大統領選民主党指名争いで危険なライバル、サンダース氏を退け、クリントン氏が勝利した。クリントン氏は女性として初めての米大統領に一歩近づいたと宣言した。クリントン氏の左にはサンダース氏を支持している左より若者、右には既存の政治からの脱却を訴えるトランプ氏を支持する有権者がいる。11月8日の大統領選挙までなお5ケ月を残している。これから決闘、泥仕合が予想される」と総括していた。

9日朝放送のシンガポールCNAは「5月の中国の輸出は4.1%減少した。輸入を合わせた貿易全体では減少は小幅となった。人民元安が影響した。5月の鉱工業生産指数が注目される。インドネシアは2016年の成長見通しを年初の5.3% を5.1%へ下方修正した。」と伝えた。韓国KBSは「中国漁船による韓国領海内の底引き網漁で韓国の漁獲量が激減している」と伝えた。中国CCTVは「南シナ海問題は二国間交渉による解決以外にない。第三者による仲裁を中国は一切認めない」と報じた。インドNDTVは時間を割いてインド、モディ首相の米議会上下両院での演説を伝えた。中国包囲政策で米印の利害は一致している。(了)

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肝臓の痛みや心臓の痛みを頭蓋JAAで治す (6月26日の臨床実践塾)

2016-06-09 07:42:31 | 診断即治療と虹彩学

 鱗状縫合と隣接する頭蓋骨 



頭蓋JAA(頭蓋関節調整鍼)を考えているときに、前頭骨が人体の頭に匹敵し、頭頂骨が体幹に匹敵し、後頭骨が仙骨に匹敵するという仮説を引用して実験をしたのですが、側頭骨や蝶形骨はどこに当るのだと考えたら、感覚器(目・耳・鼻・皮膚等)や臓腑に繋がるのではないかと考えていました。

というのは、後頭骨と仙骨、側頭骨と腸骨、蝶形骨と恥骨は連鎖するという理論があったので、後頭骨と仙骨は「後頭骨の後ろ側」で、大後頭孔から延髄が通り、仙骨まで繋がっているからです。
側頭骨と腸骨は両側から脳や腸を挟んでいて、脳と腸の関係から何となく理解できたのですが、蝶形骨の理解には時間がかかりました。

しかし、蝶形骨は脳下垂体の下側は蝶形骨に接しており、脳下垂体がはまり込むような「トルコ鞍」と呼ばれる窪みもあります。
そして恥骨の奥には生殖器(膣、子宮、卵巣、卵管など)があり、女性の性周期は女性ホルモンによりコントロールされていて、卵巣から分泌されるエストロゲン、プロゲステロンのホルモンの分泌をコントロールしている上位の卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンなどは、脳下垂体から分泌されるので関係が深いと考えたわけです。

そこで、脳に直接影響を与えるためには関節部(縫合部)を利用したほうがいいと考えていましたので、側頭骨と頭頂骨の縫合である「鱗状縫合」を選んだわけです。
鱗状縫合とは「ウロコのような形状をした縫合」という意味で、側頭骨が頭頂骨を覆うようになっている縫合で、頭蓋骨の模型で見ますと、魚の鰓(えら)のようになっています。

今回の臨床実践塾のテーマにもなっている「クラニオセイクラル」は、Dr.サザランド(1873‐1954) のある発見から始まりますが、サザランドは解体された頭蓋骨の縫合を観察して、側頭骨と魚のえらとの類似性に着目し、頭蓋骨と呼吸が関係しているのではないかという仮説を立てました。

その後自分自身や家族への実験や調査を繰り返し、癒合して固まっている頭蓋骨には呼吸に似た僅かな動きがあることと、頭蓋骨の呼吸の様な動きは体液と関連がることを仮説として打ちたて、それに基づいて臨床を重ねたようです。

その後、サザランドの弟子であるDr.ローリン ベッカー(1910‐1996) らによって更に研究が重ねられ、70~80年代にはDr.アプレジャーらのミシガン州立大学における研究によって実際に頭蓋骨が一定のリズムを持って動いていることが証明されたそうです。

このような説から考え出したのが、鱗状縫合と内臓やホルモンの関係だったわけです。
つまり、蝶形骨は側頭骨と縫合していて、蝶形骨は脳下垂体と接しているので、側頭骨を動かすことは、内臓を動かすことができると考えたわけです。

そこで臨床です。

たまたま陰性のきついアルコールや砂糖を摂り過ぎた人に起りやすいのですが、時々、肝臓部(右の肋骨辺りからその下辺り)が痛いと訴える方が来られます。
そのような人の鱗状縫合に刺鍼すると、その場で痛みが取れるのです。
もちろん「痛みが取れる」というだけで、内臓が治ったとは言いません。

そして、胸の中央辺りや心臓の痛みを訴えて来る方もいますが、そのような人にも鱗状縫合への刺鍼で痛みを取ることができるのです。

よくわかるのが肝臓の痛みで、これは頭蓋JAAを考えている時から、何人もの患者さんで経験しました。
心臓の痛みは、先日来られた患者さんで心臓の痛みを訴える方がいましたので、鱗状縫合に刺鍼した後、様子を聞いてみたら、ニコッと笑いながら、「ないです」と答えていました。

また、側頭骨は、聴覚とも関係が深いので、耳鳴りや難聴の場合もよく使います。
側頭骨を動かすと、その場で治まる場合も少なくないのです。
遠くから来る患者さんですが、軽い難聴を訴えていましたので、側頭骨への刺鍼を試したら、次に治療に来た時、「耳がよくなったので、きょうも前と同じように治療してください」と言っていました。

臨床方法も書きたいのですが、間違ったやり方をして、「あれは効かない」と言われたくないので、 6月26日(日)の臨床実践塾 で教えることにしています。


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