驚ろかせてすみません。
顔を隠すために加工しました。
顔を隠すために加工しました。
頸が右に傾いています
上の写真は、頸が右に傾いたのを見てもらうために掲載したものです。
治療師なら多く診てきたと思います。
多くが頸椎の歪みが原因で起ります。
頸椎1,2番に歪みがある場合に、このようになりますが、七星論で考えますと、頸椎1番は水=腎・膀胱になり、頸椎2番は金=肺・大腸になります。
皮膚疾患の多くが、水=腎・膀胱と金=肺・大腸の関係で発症することを考えると、この方の湿疹は、ピタリと当てはまるわけです。
この方は、「体中に湿疹が出て眠れない」と訴えて来た方です。
1回目の治療では、患者さんの頭部(脳)に熱を感じたので、
「過緊張で脳疲労を起しているようですねー」と言うと、
「緊張ですか?」と、何か考えているようでした。
「そうです。自分だけでは解決できない不安なことがあると、脳血管に炎症が起きて、内部で熱を持ち、それが脳の疲労になるのです。脳疲労が起ると、その人の弱いところに何らかの症状が出て来やすいのです。僕が診たところでは、何か長期的に不安なことがあると思いますけど…」と話しておいた。
それでも、脳疲労があると、なかなか解決しないので、1回目の治療は整体鍼で歪みを整えてから、後頭部を冷やしながら経絡を整えました。
治療後には赤味が減っていたので、本人も喜んでいました。
しかし、これだけの短い時間で脳疲労は取れませんので、家でも豆腐で頭部を冷やすように話しておきました。
次回に来られた時には、「毎日豆腐で頭を冷やしていましたよ。そのおかげか湿疹はだいぶ減って眠れるようになりました。だけどまだ残っています」と言っていました。
そこで、クラニオセイクラルをするついでに頚椎を診ましたら、上の写真のように頸椎が右に曲がっていたのです。
1回目の時も頸椎が歪んでいることはわかっていましたが、「脳疲労を取れば治るだろう」と考えて、軽く頸椎を整えただけでした。
しかし、まだ頸椎の歪みが残っているようでしたので、水泉や僕参(水泉の真裏)を押圧して、痛みの出ている左水泉に糸状灸を2壮しました。
鍼でも良かったのですが、継続的な刺激を求める時はお灸のほうがいいのです。
水泉ですが、圧痛を探して取穴します
お灸をした後に頚椎の歪みを診ましたら、真っ直ぐになっていましたので、私のほうが驚きました。
普通はお灸をしても歪みは多少残っていますので、お灸をした後に頚椎を手技で整えるからです。
それからクラニオセイクラルをするつもりで、頭蓋骨を診ていましたら、下の写真のように、左の頭頂骨が少し高いのです。(別の患者さんの写真です)
左の頭頂骨が少し高い(矢状縫合の問題)
左の頭頂骨が高いということは、左脳が腫れていると考えることができます。
つまり、拙著 『人体惑星試論奥義書』 に書いたように、左脳は機械的能力があり、言語、論理的(ストレス)、理性、顕在意識(普通の意識)、直列処理、右半身のコントロール等の働きがありますので、肝臓との関係が深い事がわかるわけです。
この方も、脈診や脊椎診でも肝の異変がわかりましたが、整体鍼の診断でも右側の関節の可動域が少なかったので、肝臓の疲労があると診断してありました。
そして、治療の途中で、ご家族が大きな病気になっていることがわかりましたので、脳疲労のことも理解できました。
そして、頭蓋JAAとクラニオセイクラルで頭蓋骨を整えました。
最近、頭蓋JAAで大きな発見がありましたので、その方法で治療したのですが、自分で言うのもなんですが、「お見事!」と言いたくなるような治療法です。
これで次回来るまでには、70~80%は治っていると思います。
その治療法も 6月26日の臨床実践塾 で実技を行ないますが、ピッと鍼を刺すだけで頭蓋骨が動くのです。
今までで10人程度にその治療法を施したと思いますが、頭蓋骨が急に変化するので、私自身まだ信じ難いと考えている治療法です。