NY金オンス1,320ドルへ急騰(学校で教えてくれない経済学)
「イギリス人は現実に気が付いて後悔し始めているようです。」と日本時間25日朝7時半過ぎ放送の米ABCテレビは、イギリス国民が現地6月23日の国民投票でEUからの離脱を決めたことを総括した。米ABCは「キャメロン英首相が辞意を表明しました。世界中でイギリスのEU離脱のニュースを受けてショックが広がっています。イングランド、ウエールズで離脱派が残留派を上回りました。北アイルランドとスコットランドは残留派が勝利しました。英国独立党党首は長年の願いがかなったと勝利宣言しました。スコットランド首相はスコットランド独立で再度民意を問うことを示唆しました。イギリスは不安定な時代に入ります。まさかと思っていた結果を受けてアメリカの金融市場にもショックが広がりました。NYダウは前日比610ポイント下げました。今回のイギリス国民の決定はEUとは何かを問いかけています。」と伝えた。NYダウは610ドル安、17,400ドルで取引きを終えた。債券が買われ、10年物米債券利回りが1.562%へ下落した。NY外為市場ではドル、ユーロ、英ポンドが売られた。対円では1ドル=102.19円、1ユーロ=113.52円、1英ポンド=139円で取引された。NY原油(WTI)相場はバレル47.64ドルへ値下がりした。一方、NY金が安全資産として買われオンス58.80ドル高、1,320ドルで取引を終えた。
25日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「イギリスにとってこの日は間違いなく歴史的な日となりました。これからは今までと違う道を歩むことになりました。カメロン首相が退陣を表明しました。国民投票の結果,離脱派が51.9%、残留派が48.1%を上回りました。カメロン首相は『自分の信じることを訴えました。イギリス国民は違う道を進むことを決めました。新しい船には新しい船長が舵をとります。』と語ったと伝え、英BBCは「カメロン首相も家族ももうくたくたになっているのでしょう。」と解説していた。ドイツZDFは「イギリスがEUからの離脱を決めました。ありえない決断です。メルケル首相は『今一番大切なことは冷静に対処することです。困難な状態は、この先数ケ月、いや数年かかるかもしれない。冷静に慎重に解決していくことが求められます。』と話した。ドイツZDFは「最も恐れられている現実は今回の国民投票の結果を見て、EUの他の国が次から次へとEUから離れる動きに出てくることだ。」とEU事務局が話す様子を映していた。
その他の放送局ではフランスF2は「オランド首相は英国民投票の結果を受け、メルケル首相、レンチイタリア首相、オランダ首相と電話会談した。25日にEU外相会議を開催する。」と伝えた。国営ロシアテレビでは、プーチン大統領は『ロシアは英国民の決定に意見も介入もない。ロシアへの影響は原油下落で既に出ている。長期的には解決できる。』と話した。メドベージェフ首相は『原油安、ルーブル下落でロシアへの影響は大きい。』と話したと伝えた。インドNDTVは国際原子力協定にインド加盟に中国が強硬に反対したと伝えた。中国CCTVは上海協力機構にインド、パキスタンが正式に加盟したと伝えた。(了)
「イギリス人は現実に気が付いて後悔し始めているようです。」と日本時間25日朝7時半過ぎ放送の米ABCテレビは、イギリス国民が現地6月23日の国民投票でEUからの離脱を決めたことを総括した。米ABCは「キャメロン英首相が辞意を表明しました。世界中でイギリスのEU離脱のニュースを受けてショックが広がっています。イングランド、ウエールズで離脱派が残留派を上回りました。北アイルランドとスコットランドは残留派が勝利しました。英国独立党党首は長年の願いがかなったと勝利宣言しました。スコットランド首相はスコットランド独立で再度民意を問うことを示唆しました。イギリスは不安定な時代に入ります。まさかと思っていた結果を受けてアメリカの金融市場にもショックが広がりました。NYダウは前日比610ポイント下げました。今回のイギリス国民の決定はEUとは何かを問いかけています。」と伝えた。NYダウは610ドル安、17,400ドルで取引きを終えた。債券が買われ、10年物米債券利回りが1.562%へ下落した。NY外為市場ではドル、ユーロ、英ポンドが売られた。対円では1ドル=102.19円、1ユーロ=113.52円、1英ポンド=139円で取引された。NY原油(WTI)相場はバレル47.64ドルへ値下がりした。一方、NY金が安全資産として買われオンス58.80ドル高、1,320ドルで取引を終えた。
25日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「イギリスにとってこの日は間違いなく歴史的な日となりました。これからは今までと違う道を歩むことになりました。カメロン首相が退陣を表明しました。国民投票の結果,離脱派が51.9%、残留派が48.1%を上回りました。カメロン首相は『自分の信じることを訴えました。イギリス国民は違う道を進むことを決めました。新しい船には新しい船長が舵をとります。』と語ったと伝え、英BBCは「カメロン首相も家族ももうくたくたになっているのでしょう。」と解説していた。ドイツZDFは「イギリスがEUからの離脱を決めました。ありえない決断です。メルケル首相は『今一番大切なことは冷静に対処することです。困難な状態は、この先数ケ月、いや数年かかるかもしれない。冷静に慎重に解決していくことが求められます。』と話した。ドイツZDFは「最も恐れられている現実は今回の国民投票の結果を見て、EUの他の国が次から次へとEUから離れる動きに出てくることだ。」とEU事務局が話す様子を映していた。
その他の放送局ではフランスF2は「オランド首相は英国民投票の結果を受け、メルケル首相、レンチイタリア首相、オランダ首相と電話会談した。25日にEU外相会議を開催する。」と伝えた。国営ロシアテレビでは、プーチン大統領は『ロシアは英国民の決定に意見も介入もない。ロシアへの影響は原油下落で既に出ている。長期的には解決できる。』と話した。メドベージェフ首相は『原油安、ルーブル下落でロシアへの影響は大きい。』と話したと伝えた。インドNDTVは国際原子力協定にインド加盟に中国が強硬に反対したと伝えた。中国CCTVは上海協力機構にインド、パキスタンが正式に加盟したと伝えた。(了)