英国はＥＵ離脱か残留か、国民投票を控えてＮＹ市場は様子見、ＮＹダウ24ドル高、

ＮＹ外為一時、1ドル₌105円台≪学校で教えてくれない経済学）


イエレン米FRB議長が21日、米下院証言で改めて利上げに慎重な姿勢を示した。米経済見通しには楽観的だったことを受けて、21日のNY外為市場ではドルが買はれ,対円では
1ドル＝104.79円、1ユーロ＝117.77円で取引された。英ポンドが国民投票を控えて様子見、1英ポンド＝153.33円で取引された。しかし今年初めのNY外為市場では3通貨は対円で1ドル=120.22円（12.8%下落）、1ユーロ＝130.64円（同9.7%）、1英ポンド＝177.68円（同13.5%）だった。半年足らずの間に急激な円高が進んだ。一方、21日のNY株式市場でも、英国のEU離脱か残留かを決める国民投票を6月23日に控えて様子見、NYダウは前日比24ドル高、17,829ドルで取引を終えた。NY原油（WTI）はバレル50.20ドルと小幅高、NY金はオンス1,269.90ドル へ値下がりした。

22日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」を見ることから一日が始まる。英BBCはカメロン首相が「イギリスの将来、子供たちのことを考えて投票してください。一端出てしまうと元に戻れません」とダウニング街10番地首相官邸前での記者会見の場で話す様子を映していた。英BBCは先日殺害されたクック氏の夫君との特別インタビューの様子を時間を割いて紹介した。夫君は2人の子供の有り方についてお話ししたく番組に出た。母親の死を家族も悲しんでいるが、家族以外の多くの人達も悲しんでくれていることを伝えたかった。6月23日は、彼女の誕生日です。英国国民に彼女の思いが伝われば嬉しい。」と答え、英BBCの記者が「奥様のあと立候補しますか」との問いに「私は出ません。彼女の席は女性の議員を希望します。それが彼女の意思でもあります。女性が政治に積極的に参加してほしいと彼女は常々話していました。ただ、政治に限らず、人々には、いろいろの意見の相違はあります。しかし、恐怖を煽るような発言は避けてほしいと生前話していました」と答えていた。

ドイツZDFはEU議会がロシアへの経済制裁を半年延長を採決したと伝えたあと、IOCバッハ会長は「個別検査をパスした選手のみ、国の代表として参加できる。」と語ったと伝えた。ロシアテレビは「ローザンヌから嬉しい便りです。ドイツの報道陣は失望していましたが」と前置きして「ロシアはドーピング検査で問題のない選手はロシア代表団として参加が認められました。」と伝えていた。ドイツZDFはイギリスのEU離脱が決まればEU分裂の危機に見舞はれる。デンマークがイギリスに真っ先に続き、フランスもイタリアも後に続くだろう」とトスクＥＵ議長が話した」と紹介していた。フランスF2は「労働法改正反対デモをあと36時間に控えて与党社会党のなかでも意見が分かれています」と伝え、テロの危険が指摘されているが、フランス憲法では公的に被害がなければ認められている。最後に決断するのはバルス首相でありオランド大統領になると総括していた。フランスF2は英国のＥＵ離脱が決まれば英国はフランスの5番目の輸出国です。英国ポンドが暴落する。影響は、大きいと語る機械部品のメーカーが答えていた。一方、シティの人間がパリへ引っ越ししてくる。パリのホテルや事務所は潤うかもねと不動産業者がウインクしていた。（了）