ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

老舗合繊メーカーT社株主総会風景(スケッチ&コメント)

2016-06-23 15:29:19 | スケッチ


老舗合繊メーカーT社株主総会風景

江嵜企画代表・Ken


老舗合繊メーカーT社の株主総会が6月22日午前10時から大阪北にあるウエスティンホテルで開かれ楽しみにして出かけた。開始20分前に会場に着いた。いつものようにスケッチを開始した。描きはじめには空席もあった。いつの間にか満席になった。大部分は男性であるがご婦人の姿も結構見られた。

誤弊を恐れずに言えば出席者に会場入り口で配られるお土産目当てに参加される方も多いかもしれない。この日は、帝人フロンティア(株)が開発した「身に纏うことで肌荒れを防ぎ、皮膚に潤いを与える化粧品ウエア」を謳い文句としたケース2ケが用意された。帰宅して家族に渡したら大変好評だった。当社は“HumanChemistry.HumanSolutins”を謳い文句としている。ただ環境に優しい、消費者に親しみを感じさせるイメージが当社に少ないことが惜しまれる。

型どおり会場正面、2ケ所に設けられたスクリーンに当社の業況が解説された。業況はレポートを見ればある程度分かる。筆者のお目当ては質疑応答で株主が何を聞き、それに社長さんがどう答えられるかに興味がある。この日は12人が質問した。

一番印象に残ったのは、医師が書いて当局に提出する資料に当社の子会社の担当者が代筆していた件をある株主が質した場面だった。「当社の柱であるヘルスケア事業で先日、あってはならないことが報じられた。ところが本日の事業報告で社長さんは口頭でさらっと流された。出荷停止を受けるに至った原因は何か。コンプライアンスもあったものではない。どういう認識でおられるのか。責任の所在はどうなのか。当件については社外取締役さんのご意見も聞きたい。」と話した。

担当取締役からお答えしますと議長〈社長〉が前置きして「昨年9月に事実関係を把握した。直ちに対策チームを立ち上げた。原因究明にあたっている。他の製品についても実施している。再発防止に全力で取り組んでいる。」と答えた。社長さんからは「新たなシステムを導入しており、二度と同じことが起こらぬと考えている。」と答えた。一呼吸おいて「社外取締役さんからもお答えが欲しい」と手を挙げた。社外取締役の一人が「現在調査を進めている。しかるべく対応したい。以上です。」と着席した。質問した株主は「重く聞けなかった。軽く聞いておきます」といって席についた。

質問時間は10時45分ごろから約1時間。一番手は「ヘルスケア事業を地道に積み上げるのはわかるがM&Aを通じて拡大する考えはないのか」と質した。社長さんから「構造改革を進めながらM&Aも実施していく。人工関節事業はそのひとつだ」と答えた。

2番手は「原油安でGMとの炭素繊維開発に対する意欲が後退しているのではないか」と質した。担当役員さんは「GMとの間で開発は最終段階に入っている。軽量化の方向性は不変であると考えている」と答えた。3番手は「英国のEU離脱となればリスク対応しているのか」と質した。担当役員さんは「為替に影響が即出てくる。1ドル=100円を見ている。」と答えた。4番手に先の代筆問題の質問が出た。

その他の質問では「大屋晋三さんは一流の会社は一流の人との交流が大事だと言っておられた。当社のヘルスケア事業は後発である。一流の研究者や将来、一流となられる人たちと交流があるのか」と質した。社長さんは「貴重なご意見いただき感謝申し上げます」と答えた。「今期の利益見通しを前期の670億円から580億へ減らしている。具体的に聞きたい」と質した。担当役員さんから「海外での売り上げが中国含め厳しく見た。為替レートを前期は1ドル=120円を1ドル=105円でみた。為替変動が大きく影響する」と答えた。

お昼所用があり質問終了を確認後退席した。日々激しく変動する世界情勢、人それぞれの、見方があろうが一抹の不安を残した株主総会だった。(了)

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22日NY市場。英国国民投票様子見、NYダウ48ドル安、NY外為、1ドル₌104.74円、

2016-06-23 09:51:33 | 経済学
NY原油バレル49.13ドルへ反落、NY金4日続落≪学校で教えてくれない経済学)


英国のEU離脱か残留かを決める国民投票を翌日に控えて22日現地放送の英BBCは「離脱派はEUの規則で英国自身の物事の半分も決められない。このままではイギリスでなくなると訴えた。一方残留派のカメロン首相は『一端EUを出れば元へ戻れなくなる』と残留に投票を呼びかけた。一方、16日殺害されたコックス議員追悼式が開かれ数千人の市民が集まり哀悼の意を表した。」と伝えた。23日朝放送のNHK/BS「キャッチ!世界のトップニュース」で英国国民投票を特集し、離脱派、残留派、特に残留を支持する大学院生若者家族、まだどちらとも決めかねている人々を現地取材しながら香月隆之キャスターは『カメロン首相のネガティブキャンペーンがここまで問題をこじらせたようだ。しかし、最後の最後にはEU残留派が勝利するのではないか』と大胆予測していた。

ドイツARDは「75年前の6月22日、ドイツ軍が旧ソ連に侵攻した。2,700万人のロシア人が犠牲になった。モスクワ、ボルゴグラード(旧スターリングラード)、キエフ、クリミヤ、セバストポリなどロシア全国で追悼式が開かれた。プーチン大統領はロシア下院議会で演説し『75年前と同じ過ちをヨーロッパは繰り返している。NATOはロシアとの境界線で敵対行動を再び開始した。』と非難した」と伝えた。ロシアテレビは「ドイツがソ連に宣戦布告した日にロシア全土で追悼式典が開かれた。プーチン大統領は下院を訪れ黙とうのあと『75年前の今日、ファシストがソ連に侵入した。現在再びNATOとアメリアはロシアを孤立化させようとしている。しかし、6月22日、サンクトぺテルブルグでは経済フーラムが開かれた。330契約が成立した。世界はロシアを必要としている』と語る様子を映した。

韓国KBSは「北朝鮮は6月22日、ミサイル「ムスダン」をウオンサン(元山)から二発発射した。400キロ飛行し日本海に着弾した。金正恩は『実験は成功した』と声明を出した。2,500~4,000キロの飛行が可能と考えられている。米軍基地グアムまで射程内に入る。国連安保理決議違反である。緊急国連安保理事会が開催されることが決まった」と伝えた。香港TVBは「北朝鮮は22日、ミサイル2発を発射した。一発は150キロ飛行後空中で爆発、一発は400キロ飛行後日本海に着弾した。日本の安倍総理は『絶対許すことが出来ない行為である』と非難した。韓国は『制裁強化がありうる』と発表した。アメリカ国防省は『北朝鮮は直ちにやめるべきだ』と声明を出した。」と伝えた後『インドが2本同時に人工衛星打ち上げに成功した。』と伝えた。インドNDTVは「2基同時に人工衛星打ち上げ成功、コストは半分。米国の衛星13基を含め17基は外国の衛星を搭載」と伝えた。スペインTVEは「50年間対立していたコロンビア{FARC}との間で停戦合意が成立した」と伝えた。

22日NY市場では英国のEU離脱か残留かを決める国民投票を前にして様子見の中、NYダウは前日比48ドル安、17,780ドルで取引を終えた。NY外為市場ではドルが買われ、1ドル=104.73円、1ユーロ=118.64円で取引された。NY原油(WTI)はバレル49.13ドルへ反落、NY金は4営業日連続で値下がりオンス1,268ドルで取引を終えた。(了)

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