ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

連載2:良性発作性頭位めまい症と「エプリー法」について (11月25日の臨床実践塾)

2018-11-06 15:37:34 | 診断即治療と虹彩学
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脊椎の「歪みのモデル」をイラストで描いてみました
左側=正常   中央=捻れ   右側=ズレ(左右への変位)



最近、めまいの患者さんが二人来られました。
その中のお一人から、興味のある情報を頂きました。
それは、「エプリー法」というめまいの治め方です。

この方は、5月に最初のめまいが起こって倒れ、救急搬送されたそうですが、MRI検査をしても異常がなかったそうです。
そして7月に再び嘔吐、下痢、めまいを起こし、その2日後にも同じような症状が出たそうです。
その後に当院に来られました。

この方は、3回の治療で殆ど治ったのですが、念のために、もう一回来てもらいました。
初診の時に、この方のめまいへの対処法を教えてありましたが、ご本人も「研究熱心な方」でしたので、「エプリー法」というのを実践していたようです。
そのおおかげだと思いますが、その間にも2回ほどめまいは起ったようですが、軽くで済んだそうです。

ここで注目するのは、「エプリー法」というものです。
それは何かと言いますと、「良性発作性めまい症」(BPPVと言います)に使える対処法です。
良性発作性めまい症というのは、「特定の頭位で1分未満の短時間に起こる回転性めまいが起こり、悪心や眼振が起こる」のを特徴としています。
その原因として考えられているのが、「平衡砂(耳の中にできた砂)の結晶の変位によって起こる」というものです。

治療としては、
・症状を減衰させる誘発操作
・浮遊耳石置換法
がメインのようで、「薬物療法は推奨されない」そうです。

その中の、浮遊耳石置換法に「エプリー法」というのがあるのですが、これは「頭を特定の位置に動かし、位置がずれた耳石を卵形嚢に戻す」というもので、実際のやり方は、 こちらのサイト にありますので、参考にされてください。

ただ、このサイトにも書かれていますが、「この方法が万能ではない」とされています。
【この治療法が万能というわけではありません。あくまで、後半規管にできた浮遊耳石に対して有効な例があるということに過ぎません。
マスコミを含め、この方法がめまい疾患全般に対して有効であるかのような誤解を招きかねない扱いをしていることに危惧を覚えます。】

それでは、どうすればいいのかと言うことになりますが、私は上部胸椎から頚椎の歪みと、そこに影響を与えた臓腑を考えるようにしています。

ちょっと説明しますと、たとえば、めまいを起している患者さんの上部胸椎を診ますと、脊椎のズレや捻れのある場合があります。
この場合、捻じれではめまいは起らないようですが、ズレ(スライドするような変位)が出るとめまいが起こっているようです。(上のイラストの右側)
※ 実際のズレはごく僅かで、捻じれも伴っています

つまり、脊髄神経が圧迫されるような状態になるとめまいは起っていると考えることができます。
ですから、そのズレ(変位)を治せば、めまいは起らないと考えるわけで、その矯正をすることで、浮遊耳石が正常に戻ると考えるわけです。

「考えるわけです」というのは、検査機器のない鍼灸治療院ですので、断定することが言えないからです。
頼りないように思われるかも知れませんが、もう少しお読みください。

矯正と同時に、脊椎に歪みを与えている臓腑を整えることでめまいは治るのです。
これは、「入れ物」を直すことで、中身も整ってくるという考え方ですが、この考え方は「筋骨系の治療法」にもたくさん使われていますし、このエプリー法にもこの考え方を当てはめることができます。

たとえば、エプリー法では、首を捻じって耳石の動きを調整していますが、首を捻じるという動作は、筋膜リリースで考えると、「筋肉や筋膜」の「ヨジレ」を矯正していることになるからです。

つまり、ヨジレは取れてもズレがあるとめまいが残るわけです。
これは患者さんを仰臥にして、頚椎から上部胸椎の棘突起と横突起を触診すると、上のイラストのようになっていることがわかります。

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週明けNY市場、ダウ190ドル高、一方、上海国際輸入博覧会で習主席市場開放を強調も具体策ゼロとシンガポールCNA(学校で教えてくれない経済学)

2018-11-06 10:51:11 | 経済学
米中間選挙投票をあと1日に控えて上値が重い中NYダウは190ドル高、25,461ドルで取引を終えた。NY外為市場はFOMC会合を控えて今後の米金融当局の利上げ姿勢を見極めたいと様子見の中1ドル=113.17円、1ユーロ=129.13円で取引された。NY原油(WTI)はバレル63.10ドル、NY金はオンス1,232.30ドルと共に小幅安で取引を終えた。6日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「米中間選挙では異例の期日前投票者数が3,400万人を突破。異例の事態である。投票所に行くと答えた有権者は80%を超えた。事前予想では上院は共和党が多数を占めるが下院は民主党が優勢であるが、下院で共和党が激しく追い上げている。トランプ大統領は投票前日の6日は一日3か所、特に接戦州を訪れ、移民の脅威を訴える。一方、オバマ前大統領は政界活動は一切行わないと引退後公言していたが、今回の中間選挙では前言を翻し、複数の州で民主党支援を訴えている」と伝えた。

6日朝放送のシンガポールCNAは「習近平主席の肝いりで5日開幕した第1回上海国際輸入博覧会で習主席は「中国はさらなる市場開放に積極的に努力する」と「中国が開かれた市場である」ことを強調する一方、名指しこそしなかったが「一部の国は自国の政策を優先し、国際ルーㇽに反する行動を継続している」とトランプ政権の相次ぐ関税引き上げによる貿易制限を厳しく批判した。ドイツ、フランスは博覧会開催前に、中国に対し、何らかの具体的な市場開放政策を発表するよう求めていたが、習主席は全く触れなかった。ロシアはメドべージエフ首相、パキスタンはカーン大統領が出席した。一方、欧米各国の首脳は、中国の知的財産侵害など中国の政策に変化は見られないとして代表団を送らなかった。」と伝えた。

6日朝放送のカタール、アルジャジーラは「アメリカは5日、2回目の対イラン制裁を実施した。ロウハニ、イラン大統領は「イランは米国のいかなる制裁にも屈しない。原油輸出を継続する。」と強調した。EU,ドイツ、イギリス、フランス欧米主要国は揃ってアメリカの対イラン制裁発表に反対した」と伝えた。アメリカはイラン原油輸入禁止措置に対して日本を含む中国、インド、韓国、台湾、トルコ、イタリア、ギリシャ8ケ国を180日間適用除外すると同時発表した。ただ、ムニューシン財務長官は「これら8ケ国はイランからの原油輸入を減らしたためだ。あくまで一時的措置に過ぎない。」と語った」と伝えた。

6日朝放送の韓国KBSは「平和利用を目的として南北境界線の漢江(ハンガン)河口水南北共同調査が始まった。韓国海上水産庁は「川底の調査を行い、海図を作成する。」と語った。
民間船航行、特に観光客拡大につながる。国連の対北朝鮮制裁決議に違反するとの見方があるがあくまで基礎調査であるため決議違反にならないと韓国政府は見ている。」と伝えた。6日発表のフイリピンABS-CBNは「南シナ海に建設した人工島に中国は気象観測所を新設した。軍事目的に利用可能であるとみられている。フィリピン大統領府は現在当件検証中との談話を発表した。インドNDTVは「インド初の原子力潜水艦が就航した。「インドの安全保障を脅かす中国に対抗する為だ」とインド海軍は談話を発表した。」と伝えた。(了)

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