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写真① 膀胱経の京骨
イラスト① 膀胱系の京骨
筋力テスト① 膀胱経の筋力テスト
筋力テスト② 心経の筋力テスト
「右の腰が痛くて、膝も痛い」という方が来られました。
腰痛は「脊柱鍼」と鍼で取れたのですが、膝痛は取れません。
実はこの方、婦人科の大きな手術をしていまして、そこからの引き攣りがあったのです。
膝痛は、この頃は手技療法だけで大体治ってしまうので、鍼灸を使うことは少なくなってっきましたが、この方の場合は、手技療法だけではダメだと思いましたので、お灸を使うことにしました。
お灸の部位は写真①で示した通りです。
膀胱経の「京骨」(けいこつ)というツボです。
さてしかし、膀胱経の「京骨」は、10数年前に取穴部位が変更になったので、若い方々にはわからないかも知れませんが、イラスト①で示すように、従来のツボと現在のツボは位置が違うのです。
従来のツボは、リスフラン関節部にあったのですが、現在のツボはリスフラン関節より前のほうになっているのです。
さて、どちらが正しいでしょうか。
「正しいでしょうか」と言うと、「本に書いてあるのが正しい」と言われてしまいますので、そんな場合は実験をします。
つまり、どちらのツボが効果的か、という実験です。
方法は、上の「筋力テスト①」のように、筋力を調べるのですが、刺鍼前と刺鍼後の筋力を検査すればすぐにわかります。
① 最初に筋力を調べます
② どちらかの京骨に刺鍼して筋力を調べます
③ 七星論でのクリア穴を使って鍼刺激の効果をクリアします
④ もう一方の京骨に刺鍼して筋力を調べます
この方法は、 『人体惑星詩論奥義書』 を書くときに頻繁に使っていたテストの方法です。
このテストをすることで、「どちらのツボが効率がいいのか」がはっきりわかりますので、効率のいいツボを使うようにするわけです。
理論がどんなに素晴らしくても、治療効果がなければ「絵に描いたぼた餅」になってしまい、意味がないからです。
さらに、七星論(人体惑星詩論)の面白いところは、この効率のいいツボを調べるテストの中で、「七星論での対応経絡」というのを使うこともできることです。
つまり、水(腎・膀胱)≒火(心・小腸)という関係がありますので、筋力テスト②で調べることもできるのです。
それを利用して、膀胱経に刺鍼して、心経の筋力が上がるかどうかを調べるのです。
それで筋力が上がればOKというわけです。
臨床家は、
「本に書かれているから」ではなく、
「テストしてみたら」というようになってほしいと考えているのです。
写真① 膀胱経の京骨
イラスト① 膀胱系の京骨
筋力テスト① 膀胱経の筋力テスト
筋力テスト② 心経の筋力テスト
「右の腰が痛くて、膝も痛い」という方が来られました。
腰痛は「脊柱鍼」と鍼で取れたのですが、膝痛は取れません。
実はこの方、婦人科の大きな手術をしていまして、そこからの引き攣りがあったのです。
膝痛は、この頃は手技療法だけで大体治ってしまうので、鍼灸を使うことは少なくなってっきましたが、この方の場合は、手技療法だけではダメだと思いましたので、お灸を使うことにしました。
お灸の部位は写真①で示した通りです。
膀胱経の「京骨」(けいこつ)というツボです。
さてしかし、膀胱経の「京骨」は、10数年前に取穴部位が変更になったので、若い方々にはわからないかも知れませんが、イラスト①で示すように、従来のツボと現在のツボは位置が違うのです。
従来のツボは、リスフラン関節部にあったのですが、現在のツボはリスフラン関節より前のほうになっているのです。
さて、どちらが正しいでしょうか。
「正しいでしょうか」と言うと、「本に書いてあるのが正しい」と言われてしまいますので、そんな場合は実験をします。
つまり、どちらのツボが効果的か、という実験です。
方法は、上の「筋力テスト①」のように、筋力を調べるのですが、刺鍼前と刺鍼後の筋力を検査すればすぐにわかります。
① 最初に筋力を調べます
② どちらかの京骨に刺鍼して筋力を調べます
③ 七星論でのクリア穴を使って鍼刺激の効果をクリアします
④ もう一方の京骨に刺鍼して筋力を調べます
この方法は、 『人体惑星詩論奥義書』 を書くときに頻繁に使っていたテストの方法です。
このテストをすることで、「どちらのツボが効率がいいのか」がはっきりわかりますので、効率のいいツボを使うようにするわけです。
理論がどんなに素晴らしくても、治療効果がなければ「絵に描いたぼた餅」になってしまい、意味がないからです。
さらに、七星論(人体惑星詩論)の面白いところは、この効率のいいツボを調べるテストの中で、「七星論での対応経絡」というのを使うこともできることです。
つまり、水(腎・膀胱)≒火(心・小腸)という関係がありますので、筋力テスト②で調べることもできるのです。
それを利用して、膀胱経に刺鍼して、心経の筋力が上がるかどうかを調べるのです。
それで筋力が上がればOKというわけです。
臨床家は、
「本に書かれているから」ではなく、
「テストしてみたら」というようになってほしいと考えているのです。