ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

FW: NY原油118ドル、ドル109円台、NYダウ40ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2008-08-07 07:50:43 | 経済学
 今朝の日経CNBCテレビを見ていると、ドルは5ヶ月振りの高値、原油は3ヶ月ぶりの安値と繰り返しコメントしていた。
 NY外国為替市場で、8月6日、ドルは、一時、1ユーロ=1.5398ドルで取引された。対円でもドルが買われ、1ドル=109.54円で取引された。NY原油(WTI)先物市場では米原油在庫が増加したことを材料に原油が売られ、バレル118.58ドルで取引を終了した。
 今朝のWSJ紙によると、ドルは、対英ポンド、対スイスフランでも値下がりした。1英ポンド=1.9495ドル、1ドル=1.0592スイスフランで取引された。ドルがユーロはじめ対欧州通貨で買われた背景に、欧州で相次ぎ発表されるデータがいずれも欧州景気鈍化を示唆するデータが多いからだと解説している。
 英国の6月の消費者信頼感指数が、2004年5月来最低を記録した。英国の住宅価格が下がり、失業者が増加し、その一方で、原油高、食糧品高で生活コストが上昇している。IMFは、英国GDP成長率を08年、09年ともに下方修正した。英国中央銀行が利上げを見送らざるを得ないと英ポンド売りの材料が並ぶ。
 ECB(欧州中央銀行)会議が木曜日(現地8月7日)開催される。トリシエ総裁は、会合の後の記者会見で「なぜ前回政策金利を4%から4.25%へ上げたのか」と質問攻めにあうだろうとインフレファイターで鳴らすトリシエ総裁への風当たりが強くなってきているとドルが対欧州通貨で買われる背景を解説している。
 原油相場の値下がりは、米エネルギー省が発表した8月第一週締めのデータがアナリストの予測の10万増に対して160万バレル増加したことを材料に使った。ところがガソリン在庫は110万減の予測が430万減少したが、マーケットは無視した。
 相場の世界に「相場は相場に聞け」ということわざがある。下手な講釈は無用で相場が下がりたがっているときには下がる。相場が休みたがっているときには休む。「休むも相場」という格言があるのもそのためだが、原油は相場が休みたがっている。下がりたがっている。一方、ドルは上がりたがっていると見ておいたほうが素直に頭に入り易い。
 日本人には相場という言葉自体嫌う人が多い。団塊の世代が一挙に退職した。なけなしの退職金を少しでも運用したい。気持ちはあっても郵便局に自然と足が向かうのは、相場のように理屈なく上げたり下げたりするものを日本人は生理的に受付けつけないからであろう。
 NY株式市場は、8月6日、米国が救済に乗り出した米住宅金融公社2社のひとつファニーメイが第2四半期、48億2,100万ドル(約5,200億円)赤字決算を発表したことが弱材料となった。ただ、原油値下がりから若干持ち直し、前日比40ドル高い11,656ドルで取引を終了した。
 ファニーメイの株価は一年前の60ドルが現在11ドルである。残り一社のフレディマックの株価は一年前60ドルで現在6ドル50セントである。米国は返済のメドのない借り手に金を貸して家を建てさせた。その後、住宅相場は下落と利上げのダブルパンチを受けた。専門家の見方では、国有化以外二社を救済できない。いま米国は大統領選挙渦中にある。オデキが大きすぎて潰すに潰せないこともあるが、国民の税金を2社に投入することも出来ないから、サブプライム問題の解決が長引いているのが現状だ。
 原油先物相場は値下がりしている。ところが高値の原油がこれから日本の港に入ってくる。ガソリンの値段はリッター185円を突破した。まともに買えない弱いドルも欧州経済悪化に助けられて相対的に買われたに過ぎない。つれて円が売られた。100% 輸入依存の身で、円安歓迎の日本人の気が知れない。(了)

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メタボでも人気者、巨大アメフラシ 茨城・大洗

2008-08-06 10:20:37 | Webニュースより
Asahi.com 2008年8月6日7時21分


レギュラーサイズのアメフラシ(右)とメタボなアメフラシ=大洗町のアクアワールド茨城県大洗水族館


 茨城県大洗町のアクアワールド県大洗水族館で、体長約50センチ、重さ約4キロの巨大なアメフラシが人気だ。近くのマリーナにいたという。
 体長は普通の個体の2倍、重さは10倍で、職員も「見たことがない」。黒い体に白い斑点という不気味さはあるが、触った時のもちもち感に「かわいい」の声も。
 海藻類をよく食べ、底でゆったりとしていることが多く、「海でも餌が豊富で波もない場所で動かずにいたのだろう」と職員。太る理由はどの世界でも同じらしい。

* *******************************


――― 太る理由はどの世界でも同じらしい ―――

「いやーん!」と女性の声が聞こえてきそうな〆です。(笑)

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NY原油一時118ドルに大はしゃぎ、NYダウ331ドル高(学校で教えてくれない経済学)

2008-08-06 09:27:00 | 経済学
 NY原油〈WTI〉先物相場が、終値ベースで5月5日来最も低いバレル119.17ドルで取引を終了した。原油相場のバレル120ドル割れを好感、米FOMC(公開市場委員会)が短期の目標金利のFFレートを年2.0%に据え置いたことも手伝って、NYダウは前日比331ドル、2.9%上昇、11,615ドルで取引を終了した。
 NY株式市場では、NYダウ高に加えて、ハイテク銘柄指数のナスダック2.8%、S&P500平均株価指数は2.9%値上がりした。金融株、航空株の値上がりが目立った。
 原油相場値下がりで、金、プラチナ,銅、すず、アルミなど非鉄金属相場も値下がりした。日経CNBCテレビを見ていると、「オイルが下がった、オイルが下がった。」「商品市場へ流れていた資金が株式市場へシフトした結果である」とはしゃぐ姿を繰り返し写していた。
 しかしながら、今朝のWSJ紙によれば、JPモルガン、グローバルマーケット・ストラテジスト、Stuart Schseitzer氏は、「米景気に関する多くのバッド・ニュースが先々、控えている」と指摘している。商品相場はここ数週間値下がりしている。しかし、原油相場は高値から20%下落したが年初からみればなお30%高い。一年前の2倍以上の高値である。
 米格付け会社のS&Pによれば、5月の米主要10都市の住宅価格指数は昨年対比16.9%下落、6月の米中古住宅販売高は前月比2.6%減と過去最低を記録している。米国で発生したサブプライム問題の本復にはなお2~3年必要との見方は消えていない。
 米景気を示す指数の代表のISMデータが、6月の48.2から7月49.5へ改善したことも株式市場は買い材料に利用した。しかし、今朝のWSJ紙は、「今回の改善は一時的である。米企業はコストアップ分を製品価格に次々転嫁してくるだろう。米国の消費者心理がそれに伴い冷える」とシカゴの調査会社AsburyのJohn Kosar氏のコメントを紹介している。
 NY外国為替市場では、ドルは買い優勢で、1ユーロ=1.5463ドル、1ドル=108.24円で取引された。豪州中央銀行が利下げを示唆したことからドルは対豪ドルでも値上がりした。
 米FOMCは2.0%据え置きを決めたが、付随して出した声明文には「委員会の大きな関心事は景気の下方リスクであるが、インフレの上方リスクは依然残っている」と指摘したことから、利上げの可能性を残したとマーケットは読んだとWSJ紙は解説している。
 今朝の読売新聞によると、大阪ガスの尾崎裕社長は、価格転嫁の上限を決めた「原料費調整制度」について、8月5日の記者会見で、「ここまで一直線で原料価格が上がるとは、制度を作ったときには想定外だった。上限は撤廃すべだと思う」と述べた。
 日本航空、全日空は関空の長距離便撤廃を相次ぎ発表した。橋下大阪府知事は大阪空港(伊丹)を閉鎖して関空にシフトすると発言、物議をかもしている。ただ、航空会社のふところ勘定から言えば、燃料代の急騰で背に腹は代えられないと危機感を露にした結果であろう。
 原油相場が値下がりした、値下がりしたとNY株式市場ははしゃいでいる。昨年1月の原油相場はバレル50ドルだった。いまバレル120ドルである。2割、3割の値上がりでも苦しいが、小麦、大豆も2倍3倍の値上がりである。このあたりの認識が欠落している。
 インド、中国など開発途上国はこれから生活レベルを上げてくるだろう。快適な生活にはコストを伴う。資源ゼロ大国日本に一時的な原油値下がりで浮かれている余裕はない。(了)

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あ、ほんとだー、お腹がやわらかい

2008-08-06 07:57:17 | 食と健康
昨日の はつらつ元気さん の取材は、一人一人が 『単純明快ダイエット』 のお話をしてくれた。

「足の爪が切りやすくなった」「お酒を飲んでも酔わなくなった」といろいろな話が出てきたのですが、中でも「お腹がやわらかくなった」という話は、皆さんが興味を持ち、皆で彼のお腹を触っていた。
記者の女の子も触っていたが、その時、「もしかしたら、お腹を触られることに快感を覚えているのだろうか」と考えてしまった。 (^_^;)
私も触ったのですが(笑)、なるほど赤ちゃんの頬っぺたのようにクニュクニュという感じがした。



おりよく、「本の回転が速いです」(書店からの注文回数)と、注文書のコピーと一緒に出版社からもメールも入った。
見ると、図書館からの注文もあった。
ラッキー!♪♪

はつらつ元気さんの副編集長は言った。
「何年も取材の仕事をしているのですが、こんなに大勢から取材をしたことは始めてです」

取材が終わり、集まってもらった方々も一緒に近くのホテルのレストランで、食事を、いやビールを飲みながら、更に話に花を咲かせた。

途中から某新聞の記者も加わり、更に話が弾み、気が付いたら皆の声も大きくなり時を忘れた。
はつらつ元気から来たお二人は、「あ、こんな時間だ、新幹線の最終に間に合うかな」と慌てて新大阪に向った。

・ ・・多分、間に合わなかったと思う。
しーらない、耳を塞いでおこう。|(-_-)|


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NY原油一時119ドル台、円108円(学校で教えてくれない経済学)

2008-08-05 12:34:25 | 経済学
 NY原油(WTI)先物相場が、8月5日、バレル3.69ドル、3%値下がりし、121.41ドルで取引された。一時119.50ドルと5月5日来の安値となる120ドル割れの場面もあったと今朝のWSJ紙は報じている。
 相場の常で上がり始めるとあることないこと、上げ材料を並べたてる。下がり始めるとまるでその逆で、定番の米景気減速に伴う原油消費の減少に加えて、この日は米中西部の中小鉄鋼メーカーが鉄相場のリスクヘッジのために原油先物に大量の売りを出したことが影響したとWSJ紙が一部アナリストの見解まで出てきた。
この日のNY原油下げに米民主党大統領候補のオバマ氏が、米備蓄原油放出を示唆したことも影響した。「米戦略備原油放出」は原油相場を冷やすために出てくる古証文である。
 一方、マイアミにあるハリケーンセンターが、熱帯低気圧Edouardが勢力を増し、ハリケーンに発達すると発表した。8月5日6付けNYタイムズは、「イランはペルシャ湾を封鎖することが出来るとクレームしていた」と報じた。
 インド、中国が石油ガソリンに枯渇している。中国ではところ厭わずしかも予告なしの停電が続いている。電力用のディーゼル原油が渇望していると伝えられる。軽率な物言いは出来ないが、正直、石油専門家でさえ原油相場の先行きは予測がつきにくいようだ。
 今朝のWSJ紙によれば、NY原油相場が現在の120ドルをはさんだ動きでのもみ合いのあと100ドルをはさんだ102ドル98ドルのレンジまで急落するという一部アナリストの予測を紹介している。
 足元の米国のスタンド売りのガソリン相場は、日曜日の8月3日はガロン3.887ドル、月曜日の8月4日は、ガロン3.881ドルだった。7月14日ガロン4.114ドルのピークを付けた後調整している。原油は147ドルから120ドルへ20%近く値下がりした。ガソリンは高値から約6%下げである。原油は下がりたがっている。ガソリンは下げ渋っている。
 一方、NY外国為替相場は、ドル弱含みで推移している。8月5日、1ユーロ=1.5584ドル、1ドル=108.26円で取引された。JPモルガン調べでM&A関連の今年7月時点、米国へ7,500億ドル(約80兆円)の資金が入ったがドル相場を支えられなかった。米国はM&Aでは勝った。しかし、貿易収支、米国市場への直接投資では敗れたとWSJ紙は解説した。
 ロンドンの為替ストラテジスト、John Normnd氏は、米国の株債権資産は長期の平均レベルから70%以下まで低下していると話したとWSJ紙は紹介している。「30%低下」というデータは見過ごせない。こういう情報こそ大切に受け止めたい。
 米国時間火曜日の8月5日に米FOMC(連邦公開市場委員会)が開かれるが、短期の目標金利であるFFレートは年2.0%据え置きと見られている。バーナンキ率いる米軍とインフレファイターとして知られるトリシェ総裁率いるEU連合軍相手の戦いはユーロ買いとマーケットは判断している。
 日本はどうか。アメリカと「お神酒徳利」の関係がますますはっきりしてきた。国も個人も米国の人質となって久しい。日本に限らず情報が氾濫している。原油120ドル割れもそのひとつであろう。こんな時こそコップの中の嵐に惑わされないことが肝心だろう。(了)

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新たな金メダル戦争(学校で教えてくれない経済学)

2008-08-04 18:56:29 | 経済学
 『新たな金メダル戦争』(The New Gold War)というタイトルで、ウオールストリートジャーナル紙(8月2日付け)Ian Johnson記者によるベルリン発の記事を読んだ。中国に限らず多くの国がオリンピックに巨額の国費を使っていると紹介している。
ジョンソン記者は、書き出しの3行に、「東ドイツの時代のスポーツの話を耳にしなくなって数年経過したが、今ドイツが共産党スタイルスポーツ学校復活に動きだした」と書いた。
1989年のベルリンの壁崩壊後、東ドイツの訓練マシーンは破壊、施設は崩壊、コーチたちは散っていった。ドイツのメダルは92年のバルセロナ(82個、3位)、96年のアトランタ(65個,3位)、2000年のシドニー(56個、5位)、04年のアテネ(49個、6位)へ大きく減少した。
ショックを受けたドイツ政府は、スポーツ振興資金を、2008年、前年比25%増やし、1億2,600万ユーロ(約210億円)を予算化した。予算の2/3はドイツオリンピック財団とつながりがあるトレーニングセンターに使われた。ここはスポーツエリート養成学校である。39の学校が認可を受けている。20が旧東ドイツ,19が西ドイツにある。
1991年、旧東ドイツスポーツ施設を任されたNeumes氏の話を記事は紹介している。旧施設は刑務所のような高い塀で覆われ、窓ガラスは破れ、壁は剥げ落ちていた。グランドには雑草が生い茂っていた。競泳プールは倒壊されていた。コーチは国のスパイで選手は常に監視されていた。氏は徐々に普通の学校に変えていったと話した。
現在の訓練センターは、週25時間の訓練とステロイドが使われていない。しかし、スポーツ再興のために国は5000万ドル(約53億円)、地方政府は競泳プールを守るために2000万ドル(約21億円)を使った。」と書いている。
WSJ紙によれば、旧東ドイツのシステムを真っ先にまねたのはオーストラリアである。1976年のモントリオールで敗北した後、豪州は競技場建設に取り掛かり、勝者に賞金を用意した。その結果、シドニー、アテネとメダル数で4位となった。
日本が豪州に続いた。日本は2000年、オリンピックトレーニング施設に2000億円使った。2003年に日本政府はメダルの可能性のある選手に限定して5億円ファンド創設に国の補助金を使った。その結果16個のメダルを取りうち柔道は半分を占めたと紹介している。
8月8日、北京オリンピックがはじまる。中国は巨額の資金を投入して特に女子のメダル獲得に力を入れた。アテネではメダル63のうち39、2/3が女子だったと紹介している。
星野ジャパンは金メダルを目指している。ここにも巨額の金が流れていることだろう。相手の国の情報が入らない。キューバ相手では冷静に判断すれば明らかに苦戦が予想される。
女子マラソンでは野口さんと平泳ぎの北島選手は金メダル確実だとマスコミは賑やかだ。水泳ではスピード社の水着が話題を提供した。選手は苦渋の選択だったことだろう。
ただ、天晴れだったのはスピード社の水着で泳ぐことを決めた北島選手である。「泳ぐのは自分だ。水着ではない。」と彼は言い放った。
病気でも経済でも治すのは自分である。経営者でも業績悪化を原油や為替のせいにするひとが多い。原油高騰を投機資金のせいにするのも簡単だ。北島康介選手を応援したい。(了)

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脳の指令で体は変わる。あなたの行動で脳も変わる!

2008-08-04 14:26:50 | 情報や案内及び雑談
明日は 「はつらつ元気」 という健康雑誌社から、 『単純明快ダイエット』 についての取材があり、おしゃべりしてくれる方を募集したら、以外な方(笑)まで応募してくれた。
21歳から70ウン歳までの方々が集まる予定です。

雑誌社からお二人で取材に来られるようですが、これは「大阪のオバチャンは口が立つ」という噂を聞いて、一人でも充分取材できるのに、お二人で来ることになったかも知れない。(^o^)

せっかく大勢の方が集まってくれるので、はつらつ元気の裏話として、「意識と体調」の話でもしようかと考えていますが、オバサンパワーに押されて私が話す時間があるかどうかが問題。

単純明快ダイエットは誰でも簡単に読める本で、何人かの人は「読みやすい本ですね」(幼稚な本ですね)と話していましたが、実はそこに秘密が隠されている。
昨今は情報だけを仕入れて、理論的な面だけで「全て把握した」と勘違いしている人が多いのですが、こと自分の健康に関しては、理論だけでは役に立たないし、場合によっては害になることもある。

それは何故かと言うと、
① 多くの理論には相反する理論がある。
② 実行を伴わない健康学は絵に描いた餅と同じ。
③ 頭デッカチは病気になりやすい。

しかし、この本には、
① 肉体は意識(心)に左右されるので、「できる」と確信させる。
② 幼稚な表現で、自然に潜在意識に取り込んでもらうようにする。
③ 潜在意識に入れて習慣化してもらう。

等々を考えてまとめられているので 「読売新聞」にも掲載されたと思われますが、無言で実行した方は確実に成果を収めている。

真理は単純ですから、人間が考えた理論に振り回される必要はない。
やってみることがどれだけ大切かを多くの方々に語ってもらいたい。
そんな座談会、あ、間違えた!
そんな取材になって欲しい。

信ずれば花開く、日々が自分との闘いである。
イソップの物語の「ウサギとカメ」「アリとキリギリス」等々を思い出してもらえれば、この本の目的もわかると思います。

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全米で分譲地のゴーストタウン化進む、GM赤字決算でプラチナ相場急落!?

2008-08-03 14:21:16 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


 「バブルのあとのゴーストタウン、全米に」のタイトルが今朝のWSJ紙一面を飾っている。その記事の隣には、「GM第2四半期、155億ドル赤字」が並んでいた。
米アーカンソー州ノースウエスト郡、フォックスボロの分譲地の写真が記事に添えられている。米国では、2000年はじめごろから次々分譲地が開発された。フオックスボロもその一つである。ウオルマートが近くにある。デベロッパーは農地を潰し、宅地造成に狂奔した。
 フォックスボロには現在28軒の家が建っている。買い手がつかない。ただ一軒住んでいるのはPfluegerさん夫婦と子供二人である。Pfluegerさんは45万2,000ドル(約4,500万円)の家を一年間フリーで借りられる籤にたまたま当たったので入った。
 住宅の資産価値は2007年から徐々に下がり始めていた。住宅市場が2008年に突然崩壊した。デベロッパーは返済不能になり破産した。5月、行政府は不良債権を抱えたノースウエスト地場銀行のANBフィナンシアルを差し押さえした。
 米不動産協会調べでは、7月現在,空家率は4.8%で33年来最悪の数字である。ここ1年でデベロッパーの15~20%が倒産した。昨年秋以降から突如建設を中止した。あとに建てかけの家、足場が放置された。壁の色が黄変している。
 コミュニュティーが機能麻痺を起こしている。子供同士が遊ぶ機会がない。親は公共施設まで車で子供を連れていって遊ばせる。分譲地全体に雑草が生え、コミュニティーに立っていて音が全く聞こえない。正にゴーストタウンであるとAlex Both記者がレポートしている。
 GMが第2四半期、155億ドル(1兆6,000億円)の赤字を発表した。フォードは同期87億ドル(約9,700億円)の赤字を出した。日産は43%減益、BMBは33%減益決算を発表した。GMは7月の売り上げが26%減ったと発表した。
 GMの赤字はガソリンを食うトラックやスポーツ車の99億ドル(約1兆60億円)の赤字が命取りになった。GMは2005年から2007年の間に500億ドル(5兆3,500億円)の赤字を累積している。このうち2008年6ケ月だけで180億ドル(1兆9,200億円)になる。
 10年前、GMは、米自動車販売のマーケットのシエアの30%を占めていた。現在20%である。フォードは同じく25%から15%へ減少した。クライスラーは16%から11%へ落ちた。トヨタは9%から18%へ増えた。そのトヨタが米国での売り上げ減予測を発表した。
 NY商品先物市場で、8月2日、プラチナ相場がトロイオンス110ドル、6.3%急落、1,651ドルで取引された。プラチナは自動車の排気ガス浄化装置の触媒コンバーターに大量に使われている。自動車需要の急激な落ち込み予測で一斉に売られたと今朝のJW紙は解説した。
 NY原油(WTI)先物相場は、イスラエルのイラン核施設攻撃懸念を材料にバレル1.02ドル、0.8% 上げて125.10ドルで取引された。米ガソリンのスタンド売りの値段はガロン4ドルを頑強に保っている。米国は世界の原油消費日量8,700万バレルのうち同2000万消費している。米国の原油消費の落ち込みとインド、中国の消費拡大の綱引きとなるだろう。
 日本はどうか。テレビ、新聞、福田改造内閣の話題一色である。甲子園球場では夏の大会がはじまった。米国では多くの町でゴーストタウン化が進んでいる。日本でも地方へ足を踏み入れれば駅前の商店街がゴーストタウン化している。他人事では済まされまい。(了)

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GM赤字決算、米失業率5.8%悪役演じ、NYダウ51ドル下げる(学校で教えてくれない経済学)

2008-08-02 08:59:02 | 経済学
 『龍馬を超えた男 小松帯力(こまつたてわき)』(原田泉著、グラフ社発行)はお勧めの書である。特に坂本龍馬との親交ぶりは、竜馬夫妻の新婚旅行をプレゼントしたことや寺田屋で襲われたお龍と龍馬を鹿児島の自分の別荘にかくまうくだりを読むだけでよく分かる。
 帯刀は薩摩藩の上代家老でありながら政治、経済、外交、教育全ての分野に関わり、特に勝手係として、予算と金繰りを直接担当していた。幕府に対抗してパリ万博に『薩摩パビリオン』を出展し、帯力の説得で徳川15代将軍慶喜に大政奉還を説得した話は迫力がある。
 いま日本は海図なき航海を船長なしにさまよっている。特に経済は政治と密接不可分の関係にありながら経済のことはわからないと平然と口にする首相が続いている。運転席にドライバー不在の国民は不幸であるが、日本にも帯力という希有の人物がいたことは救いである。
 8月1日、米国のシンボルGMが第2四半期決算で155億ドル(1兆6,000億円)の赤字を発表した。7月の米雇用が51,000人減、失業率が5.7%に達した。原油がバレル125ドル台に戻した。NYダウは悪材料を嫌気して前日比51ドル安11,326ドルで取引を終了した。
 今朝の日経CNBCテレビによれば、7月の米自動車販売が、GM,フオードが30%強、トヨタは10%強、ホンダも9%強とそれぞれ大幅に減少し、軒並み販売不振に陥っていることがわかる。なかでもGMの凋落が目立つ。GMの株価は年初、一株40ドルだった。この日の下げで、ついに10ドル23セントである。
 日本では一企業の株価の話が紙面をにぎわすことがほとんどない。誠に不思議な国である。株の話をするだけで嫌がる国民が多いのも珍しいが、株価は一企業にとっても社長の通信簿であることが国民レベルでなかなか理解されないところにも彼我の差が端的に現れている。
 米労働省は、8月1日、7月の雇用数が51,000人減少したと発表した。今朝のWSJ紙によれば、製造業、建設、サービスあらゆる分野で減少している。失業率は5.8%に達した。これは2004年5月の5.7%以来の高さである。
 今回の雇用データで、25歳以上の雇用減少が続いているが、ここ3ヶ月連続で若年層の失業率増加が目立っていると米労働省は指摘している。若者の職場機会が奪われていることであと4ヶ月余りに迫った米大統領選挙戦の争点として経済問題がエスカレートしそうだ。
 NY原油先物(WTI)相場は、8月1日、バレル1.02ドル上げ、125.10ドルで取引された。イスラエルの有力首相候補のShaulMofaz氏は、「イランの核計画はイスラエルに対する最大の脅威であり、あらゆる手段でもって対応する」と発言したことが原油相場反発の引き金となったと今朝のWSJ紙は解説している。
 イランは日量400万バレルの原油を生産するOPEC加盟国でサウジアラビアについで第2の産油国である。イランの原油生産量は世界の原油生産日量8700万バレルの5%弱と無視できない。イランがイスラエルのミサイル攻撃にさらされるとどうなるか。恐怖感が相場を牽引している端的な例である。
 病気と経済に共通点が多い。恐怖感が病気を悪化させる。中東に痛みを抱えている以上恐怖感から解放されない。経済は全てではない。しかし「勝手係」不在の日本という国には心配が絶えない。日本にも小松帯力という優れた人物がいたことを知り元気をもらった。(了)

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米雇用懸念から、NYダウ205ドル安、ドル107円台(学校で教えてくれない経済学)

2008-08-01 07:06:33 | 経済学
 医者にかかれば病気が治り、入院すれば元気になって病院から出てくると思っている人が結構多い。ところが、本来、病気というものは自分が治すものであり、病人に治す気がないかぎり、どんな名医でもお手上げであることが意外に理解されていない。
 データ万能の時代である。ところが、データと言うものは、本来、参考にするものである。ところが参考にすべきものがわが者顔で舞台正面に出てきて、まるで主役のように振舞うから、肝心の芝居が台無しになってしまっている。
 NY外国為替市場で、ドルが売られ1ユーロ=1.5588ドル、1ドル=107.90円で取引された。なぜドルが売られたか。米国の4~6月のGDPデータが、アナリストの予測の2.3%増に対して1.9%増に留まったためと今朝のWSJ紙は解説している。
 ドルが売られたもうひとつの材料は、EU15ヶ国でまとめたユーロスタットの7月の消費者物価指数が4.1%と発表された結果、インフレ懸念からECBが追加利上げするとの読みから、利上げが難しい米国との金利差からドル売りユーロ買いの見方が強まった。
 ドルが売られると金が買われる。NY金先物相場は小幅ながら前日比トロイオンス7.85ドル上げ913ドルで取引された。金は一時の1013ドルから大幅調整を入れている。ただ、金相場は原油と共にドルの反面教師である。十分な休養のあと相場は戻るとの見方は多い。
 NY原油先物市場で、WTI相場が値下がりし、1バレル=124.91ドルで取引された。前日、米石油在庫減少を材料に一時バレル127ドルまで値上がりした。この日は、米GDPデータが予測を下回り米国の原油消費が減るとの観測から原油が売られた。
 原油相場の先行き見通しについては、両論分かれている。ここえきて景気減速を材料にバレル100ドル割れの見方が台頭する一方、中国、インド買いを材料に150ドル原油への復活は時間の問題だと強気を変えていない向きと真っ向対立している。
 NY株式市場で、米GDPデータが予想を下まわったことと、直近の米失業保険申請件数が、前週末対比44,000件増の448,000件を記録したことを嫌気して売り優勢になり、NYダウは前日比205ドル下げ、11,378ドルで取引を終了した。
 明日発表される6月の米雇用統計の発表待ちであるが、失業保険申請件数が増加していることから悪いデータが出るとして、それが先回りした売りを誘い、NYダウの下げを加速させたと今朝のWSJ紙は解説している。
 医者によってそれぞれ見立てが違う。米FRBのドクター・バーナンキは、足元の景気を改善したい。ECBのドクター・トリシェはインフレファイターである。景気よりも物価最優先の処方を一貫して踏襲している。ここは目線がぶれていないトリシエに味方したい。
 大いに乱暴な言い方をすれば、相場と言うのは人間で言えば体温や血圧のようなものである。体温や血圧が日替わりで変わること自体が病気である。血圧や体温は体調のシグナルである。つい薬に走りたくなるが副作用が必ず出るから怖い。
 データも大事である。しかしデータはあくまで参考である。薬は有効である。しかし薬には必ず副作用を伴う。世の中には万能なものはないことをおのれの頭の片隅に入れておくよう大人達は子供に教えておいて欲しい。神様から戴いた自然治癒力を大切にしたい。(了)

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