ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

金融不安消えず、NYダウ372ドル安、NY原油(WTI)一時バレル130ドル

2008-09-23 12:57:55 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


 週明けのNY株式市場は金融株に売りが殺到、NYダウは先週末比372ドル下げ11,015ドルで取引を終了した。金融株の下げがきつかったと今朝のWSJ紙は伝えた。
NY原油先物市場では原油相場が急騰し一時バレル130ドルをつけ、結局、先週末比16ドル安いバレル120.37ドルで取引を終了した。NY金先物市場では、12月相場で一時トロイオンス44ドル上げ909ドルで取引された。そのた金属相場も急騰した。
NY外国為替市場では、ドルが全面安になり、1ユーロ=1.48ドル、1ドル=105.77円英ポンド1.8588ドル、1ドル=1.0775スイスフランで取引された。
米国政府による一連の金融安定化策に確信を持てない投資家が米ドル資産を売り、原油、金などへ資金をシフトした。カラ売りで出口を失った資金が殺到したものと見られている。
先進7か国財務省・中央銀行総裁による緊急電話会議が開かれ、あらためて国際協調を確認したと伝えられるが、休み明けの東京はじめアジア市場での反応が注目される。(了)

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往診専門の治療院・「お話」 (5)

2008-09-22 11:58:57 | 情報や案内及び雑談
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往診専門の治療院開業の件をブログに書きましたら、「話を聞きたい」という申し出がありましたので、以下の臨床実践塾でも少し話をさせてもらうことにしました。


☆ 臨床実践塾&運命学講座のご案内 ☆

日程 2008年10月5日(日)
会場  ホテル・クライトン新大阪(06-6885-1211)


①【単純明快ダイエット経過報告講座&プチ運命学】
受付開始11時00分(講演12時00分~13時00分)
受 講 料:2.000円
テーマ:噛んだら儲かる、幸せも、やってくる
テーマ:結婚や子孫に、縁が有る人無い人
参加資格は問いません。お気軽にお申し込み下さい
詳細は こちらで


②【新城臨床実践塾】
受付開始13時10分(講演13時30分~16時30分)
参加資格:鍼灸師、柔道整復師、医師、歯科医師、
それらの資格を得るための学生
受 講 料:旧.和方鍼灸友の会会員:10.000円
     上記会員以外12.000円
テーマ:診断即治療の解説&巨針等の臨床実技公開
詳細は こちらで

③【親睦会】とも吉.西中島店17時00分~19時00分
【費用】食事のみ3.150円 食事と呑み放題4.500円
資料の印刷及び座席予約の為、①②③いづれも当日受付枠はございません。(お申込み締め切り9月28日)
【申込み先】メール kouenkaiアットマークbarba-sachiko.info
電話06-6390-4722
FAX 06-6302-0991


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2009年原油相場予測:75ドル←→126ドル見方分かれる(学校で教えてくれない経済学)

2008-09-21 18:53:43 | 経済学
 原油相場(WTI)は、一連の金融支援策の実施を受けて、米国の原油需要が回復するとの思惑から、9月19日、一時バレル105.25ドルを記録した。9月20日付けのWSJ紙は、2009年の原油相場の見通しについて様々な見方を紹介している。
 日本では何事も他人事で済ます人が政治家に限らず多い。原油問題でもガソリンがリッター180円、190円へ上げていたときはマスコミも一緒になって騒ぐ。ところが、ガソリンスタンドの看板が160円台に下がると毎日車を運転している人でも忘れてしまうそうだ。
昨晩、朝日ニューススポットという番組を見ていたら、リーマンブラザーズの問題では日本人の関心が薄い。それはある程度わかるが、新東京銀行救済は一刻を争う深刻な状態に直面しているが、肝心の都民の関心が一向に盛り上がらないと紹介していた。
日本人は多少個人差もあるが、なにかにつけて人任せのひとが多い。病気になってから慌てる。問題が起こってから騒ぐ。騒ぐだけ騒いだあとすぐに忘れる。淡路阪神大震災も語る人が少なくなった。JR福知山線での脱線転覆事故でさえ早や忘却の彼方である。
WSJ紙の今朝の記事に戻す。2009年の原油相場はいくらになるのか。様々な見方が紹介されている。
記事の冒頭に、ある人の予測として、「この先世界経済はさらに悪化する。同時にドルが堅調を続ければWTI相場はバレル75ドルまで値下がりする」とWSJ紙は紹介していた。
WSJ紙は、ゴールドマン・ザックスのアナリストのArjun Murti氏の見解に多くの紙数を割いた。同氏は3年前、WTIはバレル105ドルなると予測して的中させた。今年5月には。「6ヶ月から24ヶ月にかけて原油相場はバレル150ドルから200ドルまで上昇する」と大胆に予測して、「原油200ドル時代到来か」と話題を独占したその人である。
予測ははずれることが多い。原油相場は7月バレル147ドルを記録したあと金融不安、ユーロ安につれて、90.51ドルまで下げた。それが金融不安解消策で104ドルまで戻した。
Murti氏は先週、2009年のWTI年間平均で、当初の予測をバレル30ドル引き下げ110ドルへ下方修正した。下方修正の根拠は、①先進国の原油需要軟化,②OPECの追加生産、③強いドルである。原油は基本的に供給サイドに限界がある商品であると指摘している。
目先の2008年10~12月期については、①オリンピック後の中国の原油消費復活、②原油相場下落による需要増加,③ハリケーン「グスタフ」「アイク」被害で備蓄需要増加を挙げ、原油需要は回復すると予測しているとWSJ紙は紹介していた。
リーマンブラザースのアナリストのEdwardMorse氏は、①先進国の需要減、②中国経済の悪化、③OPEC増産からバレル93ドルと予測している。リーマン破綻でリーマン石油チームはそのままバークレイに移される。同氏が見解を変えるかもしれないと指摘していた。
強気予測の代表は米国政府である。米エネルギー情報局(EIA)は、世界の石油需要は回復する。2009年の平均原油価格はバレル126.50ドルと予測している。
米国の金融不安も米国だけの問題に留まらない。原油も同じだ。いまは100ドルで落ち着いているが、日本は100%輸入国である。大騒ぎになっているメラミン混入製品も偶然起こった問題ではないだろう。責任ある立場の人は緊張感を持ってプレーして欲しい。(了)

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RTC設立、短期空売り規制歓迎、NYダウ368ドル高、原油104ドル(学校で教えてくれない経済学)

2008-09-20 19:08:39 | 経済学
 9月19日、NY原油先物市場で、一連の米政府による金融不安解消策の発表を好感、NY株急反発も手伝い、10月物WTI相場は前日比6.67ドル、6.8%値上がり、104.55ドルで取引を終了した。ブレント物相場も上昇、バレル99.61ドルで取引された。
 月曜日から取引される11月物相場は、前日の2倍の商いを伴って上昇し、バレル102.75ドルで取引された。バレル90ドルで底を確認したとの見方はあるが上値を追う勢いはない。
 米エネルギー情報局(IEA)は2008年の世界の石油需要は昨年対比4%減少するとの予測を発表していた。アジア市場は需要堅調を持続しているが欧州市場はリセッション最中にある。IEAは原油需要を現時点では上方修正していない。
一方、供給サイドでは、ナイジエリア武装勢力は原油供給施設攻撃を続けている。ハリケーン「グスタフ」「アイク」は石油精製設備に打撃を与えたが修復されていない。次回12月開催予定のOPEC総会で減産問題を協議すると見られている。
供給サイドには多々不安材料をかかえていた。金融不安から来るドル売りに触発されて高値バレル147ドルをつけた。ユーロ売り、ドル買いを契機に急落、一時90ドルを割った。それが2日間で100ドルに戻した。投資家に買い安心感が生まれた以外説明できない。
NY外国為替市場では、ドル、ユーロとも反発した。特に対円での上昇が目立った。日本円は対ユーロで1ユーロ=155.35円、対ドルで1ドル=108.04円まで値下がりした。円は対ドルでは一時、1ドル=104.00円まで円は急上昇していた。正に様変わりである。
特に英ポンドの回復が目だつ。英ポンドは一時1ポンド=1.7ドル台まで急落していた。いまポンド=1.83ドル台まで急回復している。天下のロイズTBSが住宅金融最大手HBOS救済に動いたことで投資家に安心感が生まれた。 
日本の短期金利は年0.5%と異常に低い。十分以上に低い金利にもかかわらず、日本ではなお利下げを催促する。低い金利で円を借り、利回りのいい海外の通貨に投資する。円キャリートレードなどはその典型的な例である。いまその巻き戻しが起こっている。
個人投資家は預金金利が異常に低いから不慣れな外貨預金や目先を変えて次々発行される中身のはっきりしない例えば投資信託などに手を出してしまう。個人がいくら逆立ちしても証券会社銀行に情報量だけみても敵わない。どうしても人任せになるが、責められない。
NY株式市場では、短期売りを規制する一方不良債権を買い取り国民の税金を使って一括処理する機関(RTC)設立を好感、NYダウは368ドル、3.4%上げ11,388ドルで取引を終了した。シティーグループ株22.7%上げなど金融株の急騰が貢献した。
ファニー・メイ、フレディ・マック、リーマン・ブラザーズ、AIG,メリルリンチの名前が踊っては消え、株価はその都度、三桁の幅で乱高下した記録的な一週間だった。3月の米証券5位のベアスターズ破綻の際には短期売り規制を躊躇した。
今回は短期の空売りを禁止したことが大きいと指摘するアナリストは多い。しかし、今回化粧直しして登場したRTC(整理信託機関)に関しては不透明な要素を残している。住宅価格は下げ続けている。先行き全く楽観できないと今朝のWSJ紙は紹介している。
第一は健康投資、第二に教育投資である。余力のある方は資産投資も面白いだろう。(了)

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往診専門の治療院・「チラシ」(4)

2008-09-20 09:27:19 | 情報や案内及び雑談
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当院スタッフが往診のためのチラシを作成してあるので、一昨日から当院のお客さん(患者さん)に配布を始めた。
チラシの目的は解説するまでもないので実際のチラシをご覧ください。


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森田りえ子ほか・ 日本画表装展:なんば高島屋

2008-09-19 22:16:01 | スケッチ


森田りえ子ほか・ 日本画表装展:なんば高島屋

江嵜企画代表・Ken



 灘波にある高島屋大阪店で「千年の美 平成の表装展 -花音(かいん)・風信ーが9月17日~23日の間開かれている。12名の日本画家が二幅ずつ作品を発表している。その中の一人として森田りえ子さんが参加されているのを知り、楽しみにして出かけた。
 たまたま森田りえ子さんの絵の前に椅子とテーブルが用意されていたのでしばらく座って会場の様子をいつものようにスケッチした。
 画面左は「涼風」、右の絵には「秋華」という画題がついていた。「涼風」の絵の花の名前が分からず勝手ながら森田りえ子さんのご自宅に電話してお聞きした。
 「つゆくさ(露草)」と呼ぶ。季節としては秋口にかけて咲く花で、ご自宅の庭で写生されたのだそうだ。 「露草」は丸い輪の中に描かれていた。丸い輪は実は団扇で「涼風」をイメージして描かれたとお聞きして大いに納得した。
 「秋華」は森田りえ子さんの得意とされる糸菊の花である。凛として気品がある。絢爛豪華に咲き誇っていて森田りえ子さんここにありを実感した。絵の右に黄色、左上にやや大き目の白の糸菊が描かれており堪能した。
 森田りえ子さんの右の二幅は西野陽一画伯の絵で、ぬくもりを感じる優しい絵だった。
 画面左は「花だより」(ねそべった犬に二匹のすずめ)、右は「風のたより」(猿が三匹と画面上に藤の花)で犬と猿が愛くるしく、スケッチをしていると、「かわいいね、かわいいね」、と言いながら観賞する声が聞くとはなしに耳に届いた。
 今回の表装展のテーマの「花音」と「風信」である。以下森田りえ子先生のホームページから引用する。
 「花音」は「花が咲いたという知らせ・便り」であり、「風信」とは「風が季節の変化につれて吹くこと・人の便り・おとずれ・風音を意味する」という。
 表装は中国から伝わった。日本の風土や美意識に合わせて独自の様式に洗練され、保存・収納に優れた書画装飾として、数奇を楽しむ多くの日本人に千年の歴史を通して親しまれた。
 時間が許せば近くにお出かけの向きはお勧めのスポットであろう。(了)

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マーケットに安心感広まり、NYダウ410ドル急反発、原油97ドル、金897ドル

2008-09-19 14:32:17 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


 9月18日、NY株式市場は、NYダウが、一時150ドル下げる場面があったが引け1時間前から急反発、結局前日比410ドル高い11,019ドルで取引を終了した。ブッシュ米大統領も「市場の回復と投資家の信頼回復にはいかなる行動も惜しまない」と緊急演説した。
 話題の米保険大手のAIG株32.5%,バンク・オブ・アメリカ株12.4% ,シティーグループ株20%,JPモルガン12.6%それぞれ上昇、金融株が相場を牽引した。S&P500種平均4.3%,ハイテク株指数のナスダック4.8%それぞれ急反発したと今朝のWSJ紙は報じた。
 今朝の株反発には日米欧による1800億ドル(18兆9,000億円)の協調融資も助けとなった。米FRB独自で米国市場に550億ドル(5兆8,000億円)投入したと今朝のWSJ紙は紹介している。放置すれば命が危ないとの判断で大量輸血(資金投入)を敢行したのだろう。
WSJ紙によれば、空売り規制をすることによって短期の売りが制限されたことが相場反発を助けたとの見方が多い。米国最大の年金ファンド、カリフォルニアのPERSがゴールドマンザックスとモルガンスタンレイ株の短期売り制限を始めたと紹介している。 
 ただこのまますんなり株価が上昇に転じるかどうかは疑問のようだ。「相場の先行きは3日間の動きで決まるものではない。最低3週間いや3ヶ月様子を見る必要がある」とピッツバーグ投資会社、ストラテジスト、Linda Duesselさんのコメントを紹介している。
 株式の反面教師でもある金相場は、NY金先物市場で、一時トロイオンス925ドルまで急騰した。しかし、午後株価が急反発したため結局46ドル高い897ドルで取引を終了した。 
 NY原油先物市場では、一時バレル101ドルまで値上がりした。その後米国の天然ガス在庫増加を嫌気して売られ、97.88ドルで取引を終了した。WSJ紙によると、今後の原油相場は金融不安の動静と世界の原油需給との綱引きで決まるだろうと解説している。
 NY外国為替市場で、金融不安の中、比較的堅調に推移している。ドルは対ユーロで、1ユーロ=1.4539ドルまで買われた。対円では前日の1ドル=104.44円から105.27円まで買い戻された。
英銀大手のロイズTSBが英住宅金融最大手のHBOSを122億英ポンド(2兆3,000億円)で買収を発表した。英国政府が介入したといわれる。英ポンドは一時、ポンド=1.75ドルまでを売りたたかれていた。安心感からポンド=1.8165ドルまで回復した。
ロシア株式市場は3日連続で取引が中止された。メドベージェフ首相は緊急市場強化と安定のために日本円換算で2兆700億円の緊急資金の投入と原油に対する輸出関税を現行の4分の1のレベルに引き下げを発表したと今朝ブルームバーグニュースが紹介していた。
世界は国を挙げて命がけで金融不安を食い止めるべく努力している。不思議なことに日本という国は株暴落に限らず世界を震撼させた今回の金融危機にもほとんど関心を示さない。金融不安がこの先収まらないとどうなるか。国民一人ひとりに直接かかわる身近な問題だという視点が庶民一般に限らず特に政治家に見受けられない。
アジア通貨危機、LTCM破綻、9.11米テロ事件、イラク戦争で世界の金融市場は大打撃を受けた。今回の金融危機は1930年の大恐慌以上に深刻だとする受け止め方が欧米では一般的なようだ。日本ではそれが見られない。どうしてだろうか。不思議でならない。(了)

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金融不安収まらず、NYダウ449ドル暴落、NY金70ドル急騰(学校で教えてくれない経済学)

2008-09-18 09:43:09 | 経済学
 9月17日、NY株式市場は、投売り状態となり、前日比449ドル、4.08%暴落、10,609ドルで取引を終了した。ハイテク株指数のナスダックは前日比4.9%、S&P500平均4.7%それぞれ急落、ほぼ全面安の展開となった。債券相場は上昇、利回りは低下した。
 一方、NY金先物市場は、米保険大手AIGに対するFRBの救済策は金融不安の終わりではなく始まりであるとの危機感から金買いに殺到、ここ9年間最大の上げ幅となる一時トロイオンス97ドル上げたあと、結局、前日比70ドル高い850ドルで取引を終了した。
 金相場は7月の1003ドルの高値のあと750ドル前後まで急落していた。銀相場も高値の20ドルから10ドル割れまで売られていた。この日の銀相場は12ドル半ばまで急騰したが取るものとりあえず金や銀を買う。安心資産を求めて避難する典型的パターンであろう。
 NY原油先物市場は、WTI相場で前日比バレル6.01ドル上げ97.16ドルへ急反発、ブレンド原油もつれて95ドル台まで値上りした。米国の原油、ガソリンの在庫が減少したとの米エネルギー省の発表はあったが、金融不安から衝動的に原油を買い戻したようだ。
 米商務省は、米戸建住宅の8月の新規着工件数が6.2% 減の89万5,000件と91年来最低を記録、先行指標となる住宅許可件数が85.4万件と発表した。許可件数は先行指標となる。予測の92.7万件を大きく下回ったことで金融不安を増幅させる材料に使われた。
 米証券5位のベアスターンズは既になく、4位のリーマンブラザーズは破綻、3位のメリルリンチがバンク・オブ・アメリカに飲み込まれた。残った2社、モルガンスタンレー、ゴールドマン株も揃って急落したことでNY株投売りが加速した。
 米証券取引委員会(SEC)は、17銘柄に限定していた現物株の裏づけのない空売り取引を全面的に禁止すると発表した。市場の動揺を少しでも鎮めようとする気持ちの表れと思われるが、次々手を打てば打つほど、病状の深刻さを再認識させられ下げを加速している。
 米国の取引が始まる前に、アジア株が下げ、ヨーロッパ市場も大きく下げた。特に英国株の下げがきつい。英国経済は住宅バブル崩壊で英国銀行大手のロイズTBSが英住宅金融最大手のHBOSを合併する動きにまで発展してきている。
 英国の金融不安に加えてロシアの株式市場で売りが殺到、高値の半値水準まで下落して、取引中止の事態に追い込まれた。ロシア株の下落は、7月からはじまっていたが、グルジア紛争で一段と加速、原油相場の急落も手伝って、1998年の悪夢の  LTCM破綻の再来を危惧する見方も出てきていると今朝のWSJ紙は伝えている。
日本はどうか。国籍不明の潜水艦が豊後水道近くの領海内まで入り込んで潜望鏡を出して航行していた。たまたま通りかかったイージス艦が見つけたがヘリコプターを搭載していなかったので見失ったというではないか。国を守るという緊張感がまるで欠落している。
 事故米と呼んだり汚染米と呼んだりで呼び名が違うのはどうしてなのかと思うが、問題が起こってからさも以前から指摘していたかのような顔をして、「農水省は責任を痛感せよ」とマスコミも総動員で大騒ぎしている。
 人間も経済も突然病気にならない。必ず予兆があると専門の医師は指摘している。地球は一つである。グローバル化とはなにかを欧米を正に襲っている金融破綻が教えている。(了)

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往診専門の治療院・「緊張」(3)

2008-09-17 09:52:39 | 情報や案内及び雑談
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業界は違うが友人のラジオ出演があった。

「9月から日曜日の朝9:30に ラジオ関西でおしゃべりすることになったので、時間があったら聞いてね」と言われていた。
7日(日)は台湾でしたので聞くことはできませんでしたが、14日(日)は聞くことができた。

短い時間でしたが、親しい人の声がラジオから聞こえてくるというのも嬉しいもので、なかなかいいことを言っていたので、メールで褒めてあげたら、「いい男より」(笑)と返信がきた。

彼はおしゃべりが上手いので、ラジオでも普段と変わらない様子で話していた。
感心した。
多分、緊張もしてなかったと思う。

治療をする時も、自分が緊張していては思い通りの治療ができない。
こと、往診となると、患者さんのホームグランドに入っていくわけだから、患者さんは落ち着いていても、こちらは多少なりとも緊張する。

私は往診はしないのですが、修行時代は全国各地への往診ばかりでしたし、開業してからも瀕死の重症者を何度か往診したことがある。
その経験があるから後輩にも指導できるので、往診も私にとっては必要なものだったのだと考える。

そこで、私は当院スタッフに「緊張を解す方法」を教える。
この方法を使えば、一気に緊張が解れるし、優位に立って治療を進めることができる。
威張らず、へりくだらず行う方法で、そんなに難しいことではないのだが、知っていることと知らないことでは大きな違いがある。

治療だけをいくら勉強しても、人への応対ができなければ勤まらない。
治療を勉強すると同時に、コミュニケーションのとり方も勉強しなければならない。

ほんとに簡単なことなのだが、鍼灸師会などの組織に入って、古い鍼灸師に育てられた人にはそれが難しいようだ。
私も人間としては古くなったのだが・・・。(^o^)

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米保険大手AIG不透明感残すも、NYダウ141ドル反発(学校で教えてくれない経済学)

2008-09-17 09:10:26 | 経済学
 9月16日、NY株式市場はリーマンブラザーズ破綻のあと米保険大手のAIGの動静一点に絞られた。CNBCのニュースで、米政府がAIG救済に動くかもしれないとの情報が流れたあと安心感が生まれ、前日比141ドル高い11,059ドルで取引を終了した。
 AIGの株価は前日74%急落したがこの日は21%下げにとどまった。ただ、取引終了後、ブルームバーグがAIGは「政府の管理下に置かれる用意がない」との立場を変えていないとのニュースを流した後、時間外取引で株価は急反落したと今朝のWSJ紙は紹介している。
 同日開かれた米FOMC(公開市場委員会)では、一部に期待された利下げは見送られた。ただ、前回の声明文ではインフレ懸念のみを強調したことに対し、今回はインフレ懸念と景気を併記したことから次回FOMCでの利下げに含みを残した。
 しかしマーケット関係者の多くは、利下げのあるなしではない。金融不安が収まるか否かで、市場が確信を持てないところに問題の本質があると捉えているとWSJ紙は指摘した。
 今朝のブルームバーグニュースは、リーマンブラザーズ破綻で日本政府が発行しているサムライ債が2000億円焦げ付く怖れが出てきていると伝えていた。このニュースの方がはるかに重要で、金融関係者だけでなく個人投資家にとっても無視できない事態になりかねない。
 サムライ債は日本の個人投資家にも人気が高いと日本経済新聞にも先日報道されていた。今朝の読売新聞にも日本国内の金融機関のリーマン関連債権保有状況が掲載されていた。三井住友FG、あおぞら銀行、みずほFG、そのた地銀、保険会社の名前が多数並んでいた。
 返済出来ないとわかっていた借り手にまで手を広げたことがサブプライムローン問題の根源にある。ずるずると泥沼に引きずり込まれていった。米大統領選挙戦でもリーマン破綻を取り上げた。オバマ候補は「共和党政権は危機が訪れるまで何も対応しなかった」と非難していた。マケイン候補は「ウオール街による無謀な投資の結果だ」と応酬している。
 一方、NY原油先物市場では、需要減退を材料に弱気ムード一色となり、一時前日比バレルあたり5ドル20セント以上下げる場面があったが、4ドル53セント下げて2月7日来の安値の91.15ドルで取引を終了した。
 WSJ紙によると、株価急落により株損を利が乗った原油その他一次産品を売って埋め合わせする動きが強まり、原油相場の下げを加速させていると解説した。AIG問題に代表される金融不安がある程度収まらない限り原油値下がりに歯止めがかからないかもしれない。
 3日間値段を戻していた金相場が利益確定の売りで、小幅反落トロイオンス782ドルで取引された。ただ、リーマン破綻はドル暴落につながる危険性を秘めている。金はドルの反面教師という側面も備えている。金はペーパーマネーより長い目で見れば強いかもしれない。
 相場の世界は水鳥の動きと似ている。餌や水がなくなると思えば突然その場を離れる。それでいて遠くへ飛び去ったのかと思うとそうではない。意外に近くの森に潜んでいることが多い。自分自身で判断して状況を見極めながら、餌にありつけるとわかると戻ってきている。
 日本人はお金の話をすると極端に嫌う。その実、事故米の例に見られるようにお金に汚い人が結構多い。サムライ債は安心だと奨められて墓穴を掘った。人任せは危険である。(了)

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