ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

アンスリュ―ム(Anthrium)(スケッチ&コメント)

2011-04-23 08:10:47 | スケッチ



アンスリュ―ム(Anthrium)

江嵜企画代表・Ken



神戸は朝10時過ぎから雨だった。例のフラワーショップ「潤」になんとなく顔を出したくなって、JR神戸線で三宮に出かけた。

店に着いたら、いつものお姉さんが、「花の絵のハガキを見てお客さんが、これ誰が描いたの? とよく聞かれますのよ」、と話しかけて来た。10枚ほどのハガキが、店のカウンター傍の柱に貼ってあったのには、正直びっくりした。

今日は、何をスケッチしょうかな?と思いながら店の棚を物色していたら、「私を描いて」と、催促する花があった。アンスリュ―ムである。二年前、森田りえ子パリ展で泊まったホテルのロビーに飾ってあった花だとすぐにわかった。

お姉さんに、「地植え出来ますか?」と聞いた。「出来ません。室内の窓際においてください。次々、花をつけます。かわいいですよ」と教えてくれた。

花のように見えるのは実は苞で、葉が変形した。棒のように飛び出しているのが花である。苞はまっ赤なハ-トの形をしているのでそれと分かる。家に二鉢買って帰ってスケッチした。

フラワーショップ「潤」の帰りには必ず画材店「ルナ―」に寄る。女主人のKさんが「最近、神戸に外人さんが増えて来たように感じる」と言った。奈良、京都に行かない客が神戸へ流れて来ているかもしれない。

これは耳寄りな話だと、相槌を打ったら、客人の一人が「中国人はいない」と言った。「中国の親が、津波マークが全国の海岸線全部に書き込まれているので当然神戸も危ない。直ちに帰ってこい」と連絡した。中国人がいなくなったのは天気予報・津波情報も影響したのではないかと話していた。

フクシマにメドがつけば中国人が日本に戻って来るだろう。問題なのはそれがいつなのか、東電さえ全く分からないと言うのだから、心もとない限りである。

目の黒い外人さんは居なくなった。その一方で、目の青い外人さんは少しづつでも戻って来たことは朗報だろう。日本全国が全て落ち込んでいたのでは共倒れになる。極端な自粛ムードはいただけない。せめて西日本だけでも元気を出して欲しいと常々思う次第である。(了)


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OECD経済見通し:11年0.8% 増へ下方修正、12年2.3%増、上方修正、ガンバレ、日本

2011-04-22 09:16:23 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



ドイツZDFが、フクシマ原発作業員との独占インタビューで、「いつまで危険な状態が続くかわからない」と語る様子を22日朝のNHK・BS「ワールド・ウエーブ・モーニング」が伝え、「現在、8万5,000人が避難生活を送っているが、日本政府は、フクシマ原発から半径20キロ圏内立ち入り禁止措置を22日午前4時から実施、違反すれば1000ユーロ(1ユーロ120円換算:12万円)の罰金を課することを決めた」と紹介していた。

ドイツZDFは、21日、避難先を訪れた菅首相に、住民の一人は、「もっと指導力を発揮してくれ」と話したと伝え、福島市田村町体育館の避難家族が、「住民は原発を止めてくれと、怒っている」と語る現場での菅首相とのやり取りの一部始終を紹介していた。

今朝の「ワールド・ウエーブ・モーニング」は、ギャラップ・インタナショナル・アソシエ―ションが調べた、福島原発事故前と後の原発賛成率について、原発推進グループのフランス(66%⇒58%)ロシア(63%⇒52%),韓国(65%⇒64%)、インド(58%⇒49%)に対して、政府が原発再転換を決めていたグループのドイツ(34%⇒26%),イタリア(28⇒24%)の賛成率がさらに低下している。原発後発グループのトルコ(45%⇒41%),ベトナム(62%⇒57%)、様子見のアメリカ(53%⇒47%)だったと詳しく紹介していた。

肝心の日本についてはなぜかNHK・BSは今朝6時台の放送では触れていなかった。冒頭の作業員のインタビューも日本では言動が厳しく規制されているのであろう。この種の映像や記事はほとんどメディアに出て来ない。日本は、基本的に「殿、ご内密に」の国である。津波が原因とは言え、まして天下の東電が起こした事故である。口つぐむ人は多い。世界に与える影響も大きい。おそらく現場を含め厳しく箝口令が引かれているのであろう。

「臭いものに蓋をする」ということわざがある。広辞苑によれば「醜悪な事実を、他人に知られぬように、一時的なてだてで隠す」と出ていた。「頭隠して尻隠さず」と言うことわざがある。広辞苑によれば「一部の悪事や欠点を隠して、全体をうまく隠したつもりでいる愚かさを言う」と出ていた。65年前の太平洋戦争を想起すればいい。責任者が責任を取らない。事実を事実として伝えずひたすら敗戦へ追い込まれていった苦い経験がある。

一方、21日のNY株式市場は、イースター休暇を控えて薄商いの中、NYダウは先日比52ドル高、12,505ドルで取引を終了した。ドルが対ユーロで売られ、1ドル=81.82円、1ユーロ=119.09円、NY原油(WTI)がバレル84セント高、112.29ドル、ドル安からNY金先物が過去最高値オンス1,503ドルを付けた。ドル安がどこまで続くか注目される。

経済関連二ユースでは、OECDが発表した経済見通しで、日本は震災の影響で、11年の今年は、1.7%増を0.8%増へ下方修正した。12年は1.3%増を2.3%増へ上方修正した。グリアOECD事務局長は、「日本の成長を確信している。震災被害は対処可能だ。長期的には世界への影響は少ない」などと話したとシンガポールCNAが紹介していた。「ガンバレ、日本」とのエールと受け止めたい。(了)

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「責任者」が「責任を取らない」世界に誰がしたのか。先人の知恵から学ぶことは多い

2011-04-21 09:30:36 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)




「震災に強い町づくりは江戸の知恵に学べ」と、近着のニュ―ズウイーク誌日本版で、アズビ―・ブラウン(金沢工業大学デザイン研究所所長)は「江戸の素晴らしいシステムの一つは、江戸の都市の規模は、生鮮野菜の供給を近隣地域(輸送時間が半日以内)で賄える範囲にとどめた。江戸の人口130万の半分を占めていた武士の家では、大抵、自分たちの食料の多くを栽培していた。遠くから調達する食料は必需品ではなく、あくまで嗜好品だった。」

「原発を火力や風力発電に切り替えたらいいといったニ者択一では問題は解決しない。エネルギーや食料、水、物資を安全に供給する多用で強固なシステムー相互に結びつきながらも依存しすぎないーを実現するにはどうすればいいかを考える必要がある。1783年に起きた浅間山大噴火の後、東北で大飢饉が起きたが、江戸は、ほとんどの必需品を複数ルートを持っていたおかげで、1つの供給地が被害を受けても他の土地から調達出来た」と書いていた。

 4月21日放送の英BBCは英国トヨタが5月3日から、日本の震災で部品供給が出来ず大幅減産に入ることになったと伝えていた。東北に部品工場が集中したことで、自動車だけでなく家電でもとがめが出ていると伝えられる。震災前に東北進出を計画していたが震災の結果、急きょキャンセルで事なきを得たと言う正直な話も聞いた。原発を持たない東京が今回都市機能が麻痺した。関電は原発依存が高いから、考えたくもないが、福井原発が事故を起こせば影響は東京の比ではないだろう。それは浜岡原発を抱えた中部も同じだ。

 ドイツZDFは、「ドイツの電力会社、RWEが4月20日開いた株主総会で、原発反対デモが起こり、株主の多くが原発継続に反対した。RWE、グロスマン社長は、「当社の原発依存度は15%に過ぎない。原子力コンツエルンではない。3ケ月間の原発操業停止で数億ユーロの損害が出ることで、現在、当社は、ドイツ政府相手に訴訟中である」と報じていた。日本ではデモもない。余計なお世話だと叱られそうだが、6月末に例年なら開かれる日本の電力会社の株主総会で日本人がどのように反応するか注目しておきたい。

 一方、20日のNY株式市場では、NYダウが、前日比186ドル高、08年6月来の高値の12,453ドルを記録した。NHK・BS「ワールド・ウエーブ・モーニング」(経済情報)に出演された米みずほ証券、大宮弘幸氏は「インテルの好決算、3月米中古住宅販売が予想を上回った、原油高がエネルギー株を押し上げた。原油が111ドルを超えた、金が一時オンスの1,500ドルを超えたことはドル安も影響した。リビア情勢が依然不透明であることから、原油とガソリンの供給不足が続くとの思惑も買い材料となった」などと解説した。

 日本人は、ご先祖さんから多くの素晴らしい知恵を学んできた。今の日本には、知識万能の風潮がまん延している。経営の世界でも「集中と選択」が独り歩きして来た。「想定外」という言葉も独り歩きしている。「責任者」が「責任を取らない」おかしな社会に誰がしたのか。東日本大震災は不幸な出来事だったが、日本の先人が残した優れた知恵から学ぶことも多いのではなかろうか。(了)


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南野大道展:西宮北口ギャラリー(スケッチ&コメント)

2011-04-21 08:46:05 | スケッチ



南野大道展:西宮北口ギャラリー

江嵜企画代表・Ken



南野大道さんから4月19日~24日の間、西宮市立北口ギャラリー(0798-69-3160)で「古稀展」を開くとの案内状をいただき、楽しみにして出かけた。

会場には、風景画、人物画さまざまのテーマを題材に絵にした洋画30点、葦ペンによる水彩画30点が並んでおり、大いに堪能した。

多くの南野ファンが会場を訪れていた。婦人像4点を正面に、会場の様子をいつものようにスケッチした。

南野さんは、古稀展の開催の案内状に以下のように記した。

「学生時代、絵を描いて楽しんでいた頃から、いつか、自分の気に入った作品を並べて個展をして見たいと思っていました。
5年前、ようやく忙しい会社生活に区切りがつき、再び絵が描けるようになった時、古稀を迎えたら個展をしようと思い立った。」

「そして、丁度70歳になるこの年に、その願いが実現しました。この5年間の気ままな作品ですが、ご覧いただけましたら幸いです。」と書いておられた。

一口に個展とはいえ、生半可な気持ちで開けるものではない。
物心両面、特に気力体力共に充実してはじめて可能である。
今回の「古稀展」を一つの区切りとして、さらなる飛躍を期待する次第である。

当日たまたま、同じフロアには南野展と隣接して、水墨画展、水彩画展も開催されていた。それぞれ愛好家サークル数人が出展しておられ、水墨画、水彩画共に、日本画とも底流で共通するものがあり、楽しく鑑賞出来たのは幸いだった。

会場のアクタ西宮東館6階は、阪急神戸線、西宮北口駅下車、同駅デッキ伝い2~3分のところにあり、分かり易い。時間が許せば、是非、お立ち寄りいただければありがたい。(了)


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新井弟、男を上げる,サヨナラ安打、人生捨てたものではない!!(スケッチ&コメント)

2011-04-20 10:36:58 | スケッチ



新井弟、男を上げる,サヨナラ安打、人生捨てたものではない!!

江嵜企画代表・Ken



兄貴がつないだチャンスを試合途中から出た弟がサヨナラヒットで男を上げた。彼にとって、中日から移籍しての初めての晴れ舞台、4月19日、対巨人、甲子園初対決を歓喜の幕切れで演出した。巨人ファンにとって、後味の悪い敗戦だったろう。しかし、試合前に雨が降り、中止の可能性さえあった試合を、冷凍室のように寒かった甲子園で、最後まで諦めず見届けた阪神ファンには、辛抱し甲斐があった試合となった。

ヒーローは、どうしたのか、なかなかベンチから出て来ない。ア・ラ・イ、ア・ラ・イ、リ・ヨ・ウ・タ、良太と大声援のなか、新井良太選手が、お立ち台に立った。「今の気持ちを聞かせてください」、とアナがマイクを向けた。一瞬、声が出ない。緊張ありありの表情が電光掲示板、大画面に写った。「自分に回るだろうと、しっかり準備してました。」と落ち着いて話した。

期するところがあったのだろう。「これで阪神の選手になれましたね」とアナが水を向けたが、それには答えず、「明日も頑張ります。是非、甲子園に見に来てください」と締めくくった。スポーツに限らない。土壇場に追い込まれて、そう簡単に結果など出せるものではない。しかし、文太は結果を出した。人生、捨てたものではないと、大いに勇気をもらった次第である。

試合の方は、勝つには勝ったが、この日のタイガースは決して褒められた内容ではなかった。能見投手は確かに好投した。しかし、巨人のミスに助けられて勝ちを拾ったに過ぎない。投手戦と言えば聞こえはいい。しかし、とにかく打てない。打たない野球は見ていて面白くない。本来興業なのだから、お互い打ち合って面白い試合を見せて欲しい。これだけ打てないと、今のままでは、とてもとても、長いペナントレ―スを乗り切れないだろう。

それにしても、この日、お金を払って入った人の数が41,000人である。雨の影響で、20分遅れの6時20分試合開始となった。天候を様子見していたのであろう、試合開始直後は、観衆はまばらだった。ところが回を重ねるごとに客が入り、いつの間にかほぼ満員となった。野球嫌いの人には無縁の世界であろうが、野球大好き人間にとって、甲子園球場で、生のプロの試合が見られることは誠に至福である。

球場の様子をいつものようにスケッチした。思い出に残る貴重な試合を観戦することが出来、感謝、感謝である。(了)

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米S&P,米国債格下げ、NYダウ一時250ドル近く下げる、ギリシャ危機再燃、ユーロ一時116円

2011-04-19 10:35:47 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



ギリシャ財政悪化懸念からユーロが売られ、米格付け会社S&Pが米国債の格下げ発表した後、NYダウは一時、先週末比250ドル近く下げた。ただ、米国債格下げは、今すぐに起こる事態ではないとの見方から、取引終了にかけて下げ渋り、結局,140ドル安、12,201ドルで取引を終えたとNHK・BS「ワールド・ウエーブ・モーニング」(経済情報)で、三井住友銀行、呉田真二氏は解説していた。

NY外国為替市場では、ユーロが売られ、一時、円相場は対ドルで82円台前半、対ユーロで116円半ばまで上げたが、落ち付きを取り戻したあと、1ドル=82.48~53円、1ユーロ=117.35円で取引を終えたと先の呉田氏は解説していた。

テレビ東京系番組「モーニングサテライト」に出演した、シティバンクの尾河真樹氏は「ギリシャ国債は14%台まで利回りが既に上昇している。いまのところECBの利上げ観測で相殺されている。一方、ドル円相場は、米議会での民主・共和両党間での財政改善議論が膠着状態にあるが、それを打開を促す狙いがあるかもしれない。現状、ドルも安いが円も安い。1ドル=82台で当面推移するだろう。」と解説していた。

原発関連のニュースでは、「ワールド・ウエーブ・モーニング」が韓国KBSが、韓国の原発の一つが事故を起こし、再稼働の見通しが立っていないと伝える韓国時間今朝6時台のニュースを紹介していた。韓国は原発依存度が日本以上に高い。ここ1ケ月、日本の原発事故に神経質に反応して来た。足元での原発事故発生で、韓国政府が、その対応に苦慮している様子がテレビ画面にありありと出ていた。

「ワールド・ウエーブ・モーニング」の「世界の窓」コーナーで、ロシア政府は、日本の震災では160人を送り日本を援助したが、北方領土問題では、全く態度を変えていないとウラジオストック、松尾支局長がレポートしていた。今朝の放送では、3月22日に、クナシリから300人以上の代表団が北京入りした。現地でセミナーを開催、特に観光資源開発でクナシリの魅力をアッピールする映像を流していた。セミナーに出たある中国人は「北方領土はむしろ「売り」に使える。魅力がある。」と力説していた。いかにも中国人らしい。

「モーニングサテライト」で、人口7,700人の岩手県葛巻町が火力も原発にも頼らない、クリーンエネルギ―の町を「売り」にしてきた。風力、バイオマス(生物資源)からの発電で1万六千世帯の電力を賄える。ところが今回の震災で3日間停電したと伝えた。

なぜそのようなことが起こったのか。葛巻町は電力会社に「売電」、町の電気は、電力会社から買っている。その電力会社がトラブルを起こした。「送電」に自治体が関われない問題点が指摘されたと紹介していた。「発電」して「売電」出来ても「買電」出来ない。「送電」は電力会社が握っている。システム自体に根本的メスを入れる勇気が必要であろう。

リビア情勢では反体制派で千人以上が死亡、反体制派は、一層劣勢の状態に、とドイツZDFは伝えた。今朝はまた、シリアで反政府派に多数の死傷者が出たとカタ―ル・アルジャジ―ラが報じていた。ギリシャ危機再燃、ユーロ安、米国債格下げでドル安さらにNYダウは一時250ドル近く下げた。韓国でも原発事故。世界はなにやら騒然として来た。(了)

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オダマキ2(スケッチ&コメント)

2011-04-19 10:32:31 | スケッチ



オダマキ2

江嵜企画代表・Ken



描いた本人が納得していない絵だったから、花自身が納得しているはずはない。朝一番でもう一度オダマキを描きに阪神青木まで出かけた。相撲で言えば仕切り直しである。花の正面に腰をおろし、花とにらみ合った。昨日は鉛筆でスケッチした。今朝は、日ごろ使っている水性ペンでスケッチした。

甲子園球場でスケッチするときも水性ペンで一気に描いていく。当然描き損じ出来ない。鉛筆だと消しゴムで消せばいいという気持ちがどうしても残る。スケッチが出来たので、家に持ち帰って色を付けた。昨日は色鉛筆で色づけし、水で溶いて仕上げた。

オダマキパート2は、本画ではないが日本画の作法でトライした。膠(にかわ)を溶く。胡粉を用意する。水干で下塗りする。最後は岩絵の具で仕上げた。花が納得してくれたかどうか花に聞いてみないとわからない。ただ、描いた本人は改善したと自画自賛している。

今朝も通りがかりのご婦人が声をかけて来た。話好きの人と見えてかれこれ15分は対話した。水やりが大変でしょうと聞いてきた。水やりよりも駅前なのでたばこのポイ捨てを拾うことから仕事が始まると答えた。

電車ではたばこが吸えない。子供の時から駅前で育った。これは駅前の宿命ですと答えた。当のご婦人は、随分さとっておられるのですねと、あきれ顔で話を受けた。

絵のことなどそっちのけで、地震の話、洪水の話、戦後すぐの時米軍の空爆で至るところに爆弾池があったなど話があちこちに飛んだ。原発の方がもっと怖いという話になった。毎日朝刊に浜岡が一番危ないと出ていたと水を向けた。山科の日本画教室は福井が近い。福井原発がやられたら花を描いているどころでない。

オダマキの花は二人の会話をどんな気持ちで聞いていたのだろうか。(了)


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オダマキ(スケッチ&コメント)

2011-04-18 09:18:14 | スケッチ


オダマキ

江嵜企画代表・Ken



チューリップの次は私の出番よ、と言わんばかりに、オダマキが一斉に花を付け始めた。昨年、フラワーショップ「潤」で買ったものを、鉢から出して、例の震災のあとの更地に地植えしていた花である。

白、赤、黄色の順番に、時間差を付けて、球根を植えていたチューリップが、ロ―テ―ションどおりに咲いたあと、白から順番に花が散り、今は、赤が少しと黄色がほぼ満開だが、これも一両日で全て花を落としてしまうだろう。

4月に入ってから水仙がつぼみをつけた思っていたら、いつの間にか、咲き始めている。鬼ユリが芽吹いてきた。キキョウも小さく顔を出した。冬の間も花を咲かせてくれたガーベラだったが、模様がえして、新しい花を付けている。昨年、枝を思い切り切り落としたむくげと芙蓉も枝の先々に小さな芽を付け始めている。

昨年、おびただしい種を地上に落とした朝顔も一つ、二つと芽を出してきた。テッセンがこのところ俄然ピッチを上げて、枝を伸ばし始めたのが特に目につく。早くも小さなつぼみを一杯付けており、開花が今から楽しみでならない。

横道にそれた。ヤフーでオダマキを検索した。花のように見えるのは、実は萼(がく)で、筒状に見えるものが花弁(はなびら)、萼のうしろに、距(きょ)が角のように突き出していると書いてあった。

葉っぱは、細く、長く伸びた軸の下に、三枚が重なって、びっしりついている。これを三出複葉(さんしゅつふくよう)と呼ぶと書いてあった。

オダマキは、ミヤマオダマキを園芸化したもので、日本では単にオダマキと言うとこの種をさす。ミヤマオダマキは、日本の高山地帯に分布する野生型で、草丈は20センチ、ミヤマを漢字で書くと「深山」ですと書いてあった。

セイヨウオダマキというのもある。背丈は50~60センチで、ヨーロッパからシベリアにかけて分布している。今回スケッチしたオダマキは、20センチあるかなしかの背丈なので、ミヤマオダマキと思われる。

花をスケッチしていると何もかも忘れる。花に水をやっていると声をかけてくれる人が結構多い。今年はチユ―リップが人気一番だった。色が鮮やかなことと子供の時からチューリップには親しみがあるからだろう。

ご精が出ますね、と声を掛けられては、逆に元気をもらっている。日々、花さん、ありがとう、と感謝している次第である。(了)


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日本のリーダーよ、国難に直面した今、日本国憲法を読み直して欲しい:知人の助言

2011-04-17 12:16:17 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



「憲法第29条に「財産権はこれを犯してはならない。」と書かれている。原発事故で農業や酪農、農地が使えなくなったことは、憲法に反する。私有財産は、正当な補償の下にこれを公共のために用いることが出来る。震災災害で、仮設住宅建設のため資金不足にならないように公共借地権の思想を盛り込んでいる。正当な補償のために公共に使えることを意味している。日本の復興のために何をなすべきかは、憲法の中に全部書いてある。日本のリーダーは、焼け野原から生まれた憲法を具体化せよ、と知人のSさんが教えてくれた。

25年日本に住むドイツ人の知人が、昨日、Sさんに、ドイツのワイマ―ル憲法にも日本国憲法と同じことが書いてあると話してくれたそうだ。ドイツは日本と同じ敗戦国である。ドイツも日本も戦後目ざましい復興を遂げた。ただ、ドイツはヨーロッパの中では嫌われ者だと先日ドイツで現役で仕事をしている知人のHさんからもらったメールにあった。しかしドイツは自分の意志で生きているという点では、ドイツは日本と基本的に違うと常々感じている。

私ごとで恐縮だが、神戸で、昭和13年(1938)大水害,昭和20年(1945)大空襲、平成7年(1995)大震災を経験した。大水害は、生まれた日の6月29日から4日目の7月3~5日にかけてだったから全く憶えていない。大空襲は、その年の3月17日の夜で、阪神青木駅前の祖父母の家に仮住まいしていた。縁側に面した前庭の庭木を通して、当時自宅があった神戸三宮が赤く燃えているのが見えた。数日後、祖母が自宅の焼け跡を見せてくれた。一面焼け野原だった。その中で、焼けただれて、折れ曲がった水道管の姿を今も鮮明に覚えている。

大震災は1月17日朝5時46分、御影にある自宅マンションが突然地震に襲われた。マンション3階部分がねじれた。マンション全体が90センチ浮き上がっていたことが後でわかった。阪神青木駅近くの墓地では、三段重ねの墓石が下に落ちた。上から下に落ちるのは理解できる。ところがお隣の墓石が飛んできたのであろう、乗っかっていた。墓地付近の地盤が120センチ左右に移動していたと県の測量技師が話していた。戦後成人するまでいた阪神青木駅前の家は、2階部分が崩れ堕ち、1階部分は台所、玄関の屋根が抜け落ちた。住んでいた父と叔母が幸い生存していた。抜け落ちた台所の屋根の間から居間に入り二人を引っ張り出した。

しかし、今回の東日本大震災は、伝えられる二ユースを通じて、神戸の比ではないと日々、実感している。地震に津波が重なり、さらに原発事故と三重苦となった。特に原発事故がもたらした放射能被害は、筆舌に尽くしがたい。それに風評被害も加わった。日本全体が放射能に汚染されているかのように海外では喧伝されている。

ドイツのメルケル首相は、15日、野党・社会民主党含む国内16州の州首相らとエネルギー政策を協議し、国内の原子力発電所の運転期間を短縮することで法改正することで合意したと伝えらえる。メルケル政権は運転期間を12年間延長することを決めていた。フクシマ事故を受けて方向転換した。ドイツはル-ルは国民一人一人のためにあることを実践している。

憲法を読めば、日本の復興のために何をなすべきかが書いてあるという今朝の知人のメールは印象的だった。いま日本は、東日本大震災という、未曾有の国難に直面している。「過っては、則ち改まるに憚ること勿れ」という論語の言葉がある。リーダー不在を嘆くのは簡単なことだ。日本のリーダーよ、65年前の焼け野原から立ち直った日本人の生きざまを思い起こして欲しい。口先の説明は要らない。この先50年、いや100年先の日本を描いて、今からでも遅くない。目の前の出来るところから一つ一つ誠実に実践して欲しい。(了)

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東京ディズニー4月15日再開、リピーター復活なるか?、メルケル原発見直し発言:ドイツZDF報道

2011-04-16 12:16:04 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



東京ディズニーランドは東日本大震災以降閉鎖されていたが、5週間ぶりに、4月15日再開したニュースを15日付けのWSJ紙でMarikoSanchanta記者がレポートしていた。4月23日から大人の入場料金が現行の5,800円(70ドル)が6,200円(75ドル)へ値上げされる。しかし、外人客は3%以下のため影響はないと親会社のオリエンタルランドは見ている。

記事の中では、インタビューを受けた3人全て女性だった。「週8回来ていた。ここへ来ると何もかも忘れられる。」と話したAyakoKato(23)という女性の声を紹介していた。2010年3月末までの1年間で、年間入場者2,540万人の70.8% が18歳以上の大人で、しかも一週間に複数回訪れる俗に言うリピーターが71%占めていると紹介していた。子供ではなく、実は大人が楽しんでいたことも今回はじめて知った。

神戸北野に異人館通りがある。外人の姿は従来からほとんど見かけない。異人館を異人さんが見に来るはずもないから至極当然だが、東京ディズニーでも、外人さんの比率が3%以下には正直驚いた。中国人のデータが抜けているのではないかと、俄かに信用出来ない気もする。しかし、外人さんに人気がなかったとなると、デイズニーランド経営の行方は、日本人女性が、これから先も、足しげく通ってくるかどうかにかかって来る。

一方、WSJ紙日本版の14日の記事に「石炭は核よりも危ない」というホルマン・ジェンキンス記者のレポートが目に止まった。記事は「緑の党が原発反対の姿勢を維持するなら、その結果もたらされる電力不足には、消費者が価格の大幅上昇で対応せざるを得ない。風力や太陽光は夢の話だ。選択肢となるのは、原子力と石炭だ。火力発電所では水銀や他の金属など有害な物資を排出する。放射性トリウムやウラニウムの排出量は、原発より多い」などと書いていた。

日本では電気は使いたいだけ使う。原発には反対する。値上げ必至だが、それは受け入れない。風力と太陽光に移せばいいという。水力と火力でカバー出来るという話が大部分である。関電に確かめたわけではないので自信はないが、地元関西に電力供給している関西電力の50%近くは原発依存だと聞く。考えたくもないが、福井の原発で事故が起きない保証はない。もし事故が起これば毎日停電だ。そうなれば、「蛍の光、窓の雪」と、しみじみ歌うことになるのだろうか。

WSJ紙の先の記事は、「ドイツの緑の党が、日本の原発の影響で、2週間前の州議会選挙で異例の勝利を勝ち取った」という文で始まる。記事は「緑の党にとって、原発廃止は、彼らのテーマではなく、信念の問題だ。」と書いていた。ただ、今朝のNHK・BS[ワールド・ウエーブ・モーニング]が紹介したドイツZDFは、ドイツ、メルケル首相が原発政策を見直すと発言したと紹介していた。さすがのメルケルさんも政治の大きな流れの変化には抗い難いのだろうか。

「ここに来れば、何もかも忘れられるからディズニーランドに通う。」忘れられる人はまだ幸せ者だろう。原発は危険だという前提で、日本人がこれから先、どのようにして生きて行けばいいのか。恥ずかしながら対案を持ち合わせていない。この先何十年も生きていかなければならならい子供たちのことも考えて、電力会社にお金を貰わない、真面目な専門家の議論が待たれてならない。(了)

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