「駐車場をお使いの方は申し出てください。百円お支払い致します。」という張り紙を阪神御影駅近くのさる食べ物店で見つけた。もう一枚「ちらしずし、600円、通常750円、8月お得メニュー」という張り紙もあった。いろいろお店なりに努力して少しでも売り上げを維持しょうと努力しておられるのであろう。この店はポイントカードも出していた。
阪神青木駅から徒歩約5分、魚崎駅から約10分の阪神電車線路沿いに昨年出来たスーパーで時々買い物をするようになった。その店はコロッケを通常の値段68円を58円で売る日がある。おにぎりは通常1ケ98円だが時々78円で売る。その店は月曜デ―とか曜日を特定して目玉商品を出して客にアッピールしている。
自宅近くの和食専門の店が国道2号線沿いに昨年出来た。出来た当初は客の入りが悪かった。おそらく口コミであろう、最近、店の前を通っていても、窓越しに結構、客の姿が目だつ。「昼膳」というメニューがある。1500円で、おつくり、お菜物、魚一品、その時々で焼き魚か煮魚か日によって違う。ご飯は俗にいう五穀米、おかわりOK,最後に一口デザートが出る。皿数の違いで魚膳1200円、1000円、800円ときめ細かい。食べる立場でメニューが用意されているのがいい。
冒頭に紹介したお店もメニューが豊富である。先日も子供ずれの客が来ていたが、子供の方もあれこれ選べるからお母さんとしてもやり易い。この店の値段設定もセールスポイントである。1,100円以上のメニューがない。680円からあり、先のちらしずしの通常値段750円を起点に置いているのであろう。780円、880円、980円と店主の値段設定に工夫が感じられる。客の目線がどこにあるか、客の立場で値段を決める気持ちが値段ににじみ出ている。
21日の読売朝刊に「ビッグマックで比べれば、円高極端でない?」と、英経済紙「エコノミスト」が7月に発表したデータをもとに解説した記事が出ていた。米国で4.07ドルのビッグマックは、日本では320円(首都圏)を基準に計算すると現在の日本の為替レートは1ドル=76円50銭になる。「ビッグマック指数」は1ドルあたり78円70銭だから3%高いと書いていた。NY外国為替市場で、一時、1ドル=75円95銭を付けて、当の読売新聞も騒いでいる。一概には言えないが、1ケ320円の値段設定は大ずれしていない。
18日、財務省は、7月の輸出5兆7,819億円、前年比3.3%減、5ケ月連続減、輸入5兆7094億円、同9.9%増と出ていた。7月の為替レートが知りたいが、財務省から23日発表されるまで正式には分からない。おそらく1ドル=80円を少し切ったところであろう。ここで大切なことは、円高と騒いでいるが、間違いではないかと思うほど、輸出と輸入が共に5兆7,000億とほぼ同額であることである。なぜ円高が輸出業者にだけに問題で、輸入業者に問題にならないのか。円が安くなれば、ビッグマックは、いくらになるか、算数の計算の練習のつもりで、小学校の生徒にやってもらって、彼らの意見を是非聞いてみて欲しい。
夏の高校野球が20日、日大三校が圧倒的力を発揮して、青森県代表の光星学院を破って優勝を決めた。被災地東北を応援したい甲子園ファンもおそらく大勢いたであろうが果たせなかった。一日一日の鍛錬を疎かにせず是非来年の夏の甲子園を目指して欲しい。人生は日常にありと常々思っている。不景気風を吹聴することは誰でも出来る。御影のお店に限らない。それぞれが工夫を凝らして必死に生活している。円高をただ騒いでいることでさも仕事をしているかのような錯覚だけは持たないで欲しいと思う次第である。(了)
阪神青木駅から徒歩約5分、魚崎駅から約10分の阪神電車線路沿いに昨年出来たスーパーで時々買い物をするようになった。その店はコロッケを通常の値段68円を58円で売る日がある。おにぎりは通常1ケ98円だが時々78円で売る。その店は月曜デ―とか曜日を特定して目玉商品を出して客にアッピールしている。
自宅近くの和食専門の店が国道2号線沿いに昨年出来た。出来た当初は客の入りが悪かった。おそらく口コミであろう、最近、店の前を通っていても、窓越しに結構、客の姿が目だつ。「昼膳」というメニューがある。1500円で、おつくり、お菜物、魚一品、その時々で焼き魚か煮魚か日によって違う。ご飯は俗にいう五穀米、おかわりOK,最後に一口デザートが出る。皿数の違いで魚膳1200円、1000円、800円ときめ細かい。食べる立場でメニューが用意されているのがいい。
冒頭に紹介したお店もメニューが豊富である。先日も子供ずれの客が来ていたが、子供の方もあれこれ選べるからお母さんとしてもやり易い。この店の値段設定もセールスポイントである。1,100円以上のメニューがない。680円からあり、先のちらしずしの通常値段750円を起点に置いているのであろう。780円、880円、980円と店主の値段設定に工夫が感じられる。客の目線がどこにあるか、客の立場で値段を決める気持ちが値段ににじみ出ている。
21日の読売朝刊に「ビッグマックで比べれば、円高極端でない?」と、英経済紙「エコノミスト」が7月に発表したデータをもとに解説した記事が出ていた。米国で4.07ドルのビッグマックは、日本では320円(首都圏)を基準に計算すると現在の日本の為替レートは1ドル=76円50銭になる。「ビッグマック指数」は1ドルあたり78円70銭だから3%高いと書いていた。NY外国為替市場で、一時、1ドル=75円95銭を付けて、当の読売新聞も騒いでいる。一概には言えないが、1ケ320円の値段設定は大ずれしていない。
18日、財務省は、7月の輸出5兆7,819億円、前年比3.3%減、5ケ月連続減、輸入5兆7094億円、同9.9%増と出ていた。7月の為替レートが知りたいが、財務省から23日発表されるまで正式には分からない。おそらく1ドル=80円を少し切ったところであろう。ここで大切なことは、円高と騒いでいるが、間違いではないかと思うほど、輸出と輸入が共に5兆7,000億とほぼ同額であることである。なぜ円高が輸出業者にだけに問題で、輸入業者に問題にならないのか。円が安くなれば、ビッグマックは、いくらになるか、算数の計算の練習のつもりで、小学校の生徒にやってもらって、彼らの意見を是非聞いてみて欲しい。
夏の高校野球が20日、日大三校が圧倒的力を発揮して、青森県代表の光星学院を破って優勝を決めた。被災地東北を応援したい甲子園ファンもおそらく大勢いたであろうが果たせなかった。一日一日の鍛錬を疎かにせず是非来年の夏の甲子園を目指して欲しい。人生は日常にありと常々思っている。不景気風を吹聴することは誰でも出来る。御影のお店に限らない。それぞれが工夫を凝らして必死に生活している。円高をただ騒いでいることでさも仕事をしているかのような錯覚だけは持たないで欲しいと思う次第である。(了)