カダフイ政権交代の時期が迫っているとして22日、欧州株が反発,欧州株高を受けてNYダウは一時、前日比203ドル高まで急反発したが、ロイター電が、ゴールドマンザックスがエンロン事件と同じ弁護人を雇ったとの情報が流れた後、金融株が急落つれてNYダウも急反落、前日比37ドル高,10,854ドルで取引を終了した。
22日NY原油先物(WTI)相場はリビア首都トリポリが反政府勢力にほぼ制圧されたとのニュースを受けて反落したが、結局、バレル1.86ドル高、84.12ドルで取引を終了した。ただ、22日のCNBC電子版は、12名のアナリストの内11名がWTI相場は、リビア情勢の転換を受けて、バレル75ドルを再び試すと見ている。現時点では原油は下がると見る専門家は多い。
一方、原油反発を予測する見方もある。22日付けのWSJ紙電子版は、リビア原油が騒乱以前の世界原油生産の2%、200万バレル/日に戻るには少なくとも2~3年はかかる。中国、インドなど原油需要に衰えが見られない。カダフィ政権崩壊後、政権崩壊の恐れがシリア、イラクなどで強まり、北アフリカ、中東情勢が、皮肉にも緊迫の度を増し、益々不安定化するとの見方が、現時点では少数派であるが、原油反発を見込む強気の見方を支えているようだ。
22日,NY金先物市場では、26日のバ―ナンキ米FRB議長講演では新たな進展はない。ドル垂れ流しが継続するとの思惑や中国、インドなどからの旺盛な需要に支えられて投機資金が流入トロイオンス39.80ドル高、1,888.70ドルで取引を終了した。日経CNBCはプラチナ33ドル高の1,904ドル銀相場も42ドル台まで回復したと流していた。
22日のCNBC電子版は、鉄鉱石,銅、石炭の国際相場が今年上半期で22~52%値上がりした。欧州でのソブリン危機、米景気の二番底懸念にもかかわらず、鉱産物資源に付きまとう天候、鉱山労働者不足、インフラ・ボトルネック、アフリカでのストライキ多発など供給不安が根底にある。一方エマージング諸国には旺盛な需要がある。相乗効果で欧米不安を相殺していると指摘していた。
22日のWSJ紙日本版は、「中国の次期トップ2人が、国際的注目を浴びる」のタイトルで,習近平国家主席(58)と李克強副首相(56)が現在の2人といかに異なるか垣間見せた。習副首相は,四川省の省都・成都市のレストランで非公式の夕食、一緒にお茶を飲んだりした。一方、李副首相は香港を訪問、英語でスピーチを行うなど次期首相候補の能力を誇示した。現在の中国の最高指導者たちに英語を使える人はほとんどいないからだと紹介した。
ドイツZDFが、プ―チンさんとメドべ-ジエフさんが同じ水槽に入り魚を追っかけている映像を流し、二人は仲よしだということを演出していた。メドベージエフは立候補は決まっていないとインタビューに答えたが「クレムリンの中ではとっくに決まっていますよ」と語る市民の声を紹介していた。北朝鮮の金総書記はほどなくモスクワに着き、メドベージエフ大統領と会談予定である。政治ショーの臭いがプンプンしている。
フランス関連ではフランスF2が、担当検事が交代、被害者とされるマルクオリビアさんサイドに疑惑が出て来た。ストロスカーン前IMF専務理事の裁判が間もなく終わるとトップで報じていた。タイミング良くと言うかタイミング悪くというか、ストロスカーン氏がパリに戻るとサルコジさんもさぞ落ち着かぬ日々を送ることになるかもしれない。
こちら日本。相も変わらず政策不在、政局優先でドタバタを続けている。日本国民の目線で、マスコミもしっかり監視して欲しい。(了)
22日NY原油先物(WTI)相場はリビア首都トリポリが反政府勢力にほぼ制圧されたとのニュースを受けて反落したが、結局、バレル1.86ドル高、84.12ドルで取引を終了した。ただ、22日のCNBC電子版は、12名のアナリストの内11名がWTI相場は、リビア情勢の転換を受けて、バレル75ドルを再び試すと見ている。現時点では原油は下がると見る専門家は多い。
一方、原油反発を予測する見方もある。22日付けのWSJ紙電子版は、リビア原油が騒乱以前の世界原油生産の2%、200万バレル/日に戻るには少なくとも2~3年はかかる。中国、インドなど原油需要に衰えが見られない。カダフィ政権崩壊後、政権崩壊の恐れがシリア、イラクなどで強まり、北アフリカ、中東情勢が、皮肉にも緊迫の度を増し、益々不安定化するとの見方が、現時点では少数派であるが、原油反発を見込む強気の見方を支えているようだ。
22日,NY金先物市場では、26日のバ―ナンキ米FRB議長講演では新たな進展はない。ドル垂れ流しが継続するとの思惑や中国、インドなどからの旺盛な需要に支えられて投機資金が流入トロイオンス39.80ドル高、1,888.70ドルで取引を終了した。日経CNBCはプラチナ33ドル高の1,904ドル銀相場も42ドル台まで回復したと流していた。
22日のCNBC電子版は、鉄鉱石,銅、石炭の国際相場が今年上半期で22~52%値上がりした。欧州でのソブリン危機、米景気の二番底懸念にもかかわらず、鉱産物資源に付きまとう天候、鉱山労働者不足、インフラ・ボトルネック、アフリカでのストライキ多発など供給不安が根底にある。一方エマージング諸国には旺盛な需要がある。相乗効果で欧米不安を相殺していると指摘していた。
22日のWSJ紙日本版は、「中国の次期トップ2人が、国際的注目を浴びる」のタイトルで,習近平国家主席(58)と李克強副首相(56)が現在の2人といかに異なるか垣間見せた。習副首相は,四川省の省都・成都市のレストランで非公式の夕食、一緒にお茶を飲んだりした。一方、李副首相は香港を訪問、英語でスピーチを行うなど次期首相候補の能力を誇示した。現在の中国の最高指導者たちに英語を使える人はほとんどいないからだと紹介した。
ドイツZDFが、プ―チンさんとメドべ-ジエフさんが同じ水槽に入り魚を追っかけている映像を流し、二人は仲よしだということを演出していた。メドベージエフは立候補は決まっていないとインタビューに答えたが「クレムリンの中ではとっくに決まっていますよ」と語る市民の声を紹介していた。北朝鮮の金総書記はほどなくモスクワに着き、メドベージエフ大統領と会談予定である。政治ショーの臭いがプンプンしている。
フランス関連ではフランスF2が、担当検事が交代、被害者とされるマルクオリビアさんサイドに疑惑が出て来た。ストロスカーン前IMF専務理事の裁判が間もなく終わるとトップで報じていた。タイミング良くと言うかタイミング悪くというか、ストロスカーン氏がパリに戻るとサルコジさんもさぞ落ち着かぬ日々を送ることになるかもしれない。
こちら日本。相も変わらず政策不在、政局優先でドタバタを続けている。日本国民の目線で、マスコミもしっかり監視して欲しい。(了)