一泊2日で、4年前ベルギーを共に旅した仲間で、現在、鳥取県のさる施設に居を移し、創作活動を続けておられる淀屋研究家の第一人者、作家の新山通江さんを訪ね、旧交を温めることが出来た。帰路、たまたま「大山口列車空襲被災者の会」が47周忌の平成4年7月28日に建てた慰霊碑を訪れる機会があった。
慰霊碑には、昭和20年(1945)7月28日、午前8時ごろ、山陰線大山口駅東方約600メートルに避難した出雲今市行第809列車が、米軍艦載機によって機銃弾、ロケット弾を撃ち込まれ、死者44名、負傷31名を出した。列車は11両編成、前2両は病客車で、軍関係者,工廠関係者付添いの衛生兵、日石救護看護婦が乗り、他の一般客車には、演習に動員された国民義勇隊、勤労動員学徒、軍需工場徴用者、一般乗客などで超満員だった。列車には大きく赤十字マークが書かれていた。米軍機は容赦なく襲撃したと書かれていた。
縁とは不思議なものである。今回の鳥取小旅行のメンバーのひとり三舩愛子さんは、その日の夕方、大山口駅付近で米軍艦載機に襲撃され、辛くも難を逃れた生き証人の一人である。上記のような碑が建てられたという話は聞いていたが、当地を訪れたのは今回初めてだと聞いた。正に奇偶である。全国多くの個所にこのような先の太平洋戦争にまつわる悲惨な物語がそれぞれの土地で後世に語り継がれているのであろう。
今回、米子市立山陰歴史館をたまたま訪れた。米子の町の由来、米山城主池田候ゆかりの物語に加えて、なぜか2・26事件で連座し銃殺刑に処せられた北一輝の遺品の数々が展示されていた。弥生遺跡、江戸時代以降の生活関連資材、日用品、小学校の教室なども展示されていた。山陰地方はかって日本の表玄関だったと新山通江さんから今回も聞いた。日本列島を表日本と裏日本と区別する。表は優れているが裏は遅れている。山陽は山陰と比べて「陽」だから優れているなどと刷り込まれた歴史がある。今回の旅行でも、大事なのは中身だということを改めて教えられた。
こちら「学校で教えてくれない経済学」である。24日、NY株式市場は、26日に控えた米FRBバ―ナンキ演説を見極めたいとする機運や欧州金融懸念など不安材料が蒸し返され、NYダウは、一時前日比210ドル下げ、終わり値でも170ドル安の11,149ドルだったと米ブルームバーグが伝えた。特にナスダック指数はアップル社CEO辞任ニュースを嫌気、同社株価急落が響き、ハイテク株価指数、ナスダックがの大幅値下がりした。原油相場(WTI)はバレル14セント高、85.30ドル、NY金相場は、トロイオンス5.70ドル高、1,759.80ドルをつけた。株安・金相場高の最近の傾向を裏付けた。「ワールドWaveMorning」に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツ、シュナイダ―恵子氏も「バ―ナンキ発言を控えて手控えムードが強まった」と解説していた。
「ワールドWaveMorning」ではフランスF2,英BBC,ドイツZDFがそれぞれカダフィ後のリビア情勢について解説していた。中国CCTVは胡主席・サルコジ大統領会談を伝え「中国は欧州を信用している。欧州への投資を続ける」と胡主席は語った。一方、サルコジフランス大統領は「現在一箱5.9ユーロ(1ユーロ=111円換算:655円)の12%値上げ含め増税により120億ユーロの財源を確保、財政健全化する」と語ったと紹介していた。
どこの国にも自国の都合の悪い事は隠したがる。しかし、ウソは全くつきませんよと言わんばかりの澄ました顔をしながら、その実はじめから終りまでウソを付き通す、一般論であるが、日本人の体質の方がはるかに悪質だろう。日本人一人一人が余ほどしっかりしないと国が滅びる。日々の食生活含め、自分の足元がどうなっているか。歴史を踏まえて日々行動することを子供のころから習慣づけることが大切だろう。冒頭に触れた米軍による惨状を忘れないこともその一つかもしれない。(了)
慰霊碑には、昭和20年(1945)7月28日、午前8時ごろ、山陰線大山口駅東方約600メートルに避難した出雲今市行第809列車が、米軍艦載機によって機銃弾、ロケット弾を撃ち込まれ、死者44名、負傷31名を出した。列車は11両編成、前2両は病客車で、軍関係者,工廠関係者付添いの衛生兵、日石救護看護婦が乗り、他の一般客車には、演習に動員された国民義勇隊、勤労動員学徒、軍需工場徴用者、一般乗客などで超満員だった。列車には大きく赤十字マークが書かれていた。米軍機は容赦なく襲撃したと書かれていた。
縁とは不思議なものである。今回の鳥取小旅行のメンバーのひとり三舩愛子さんは、その日の夕方、大山口駅付近で米軍艦載機に襲撃され、辛くも難を逃れた生き証人の一人である。上記のような碑が建てられたという話は聞いていたが、当地を訪れたのは今回初めてだと聞いた。正に奇偶である。全国多くの個所にこのような先の太平洋戦争にまつわる悲惨な物語がそれぞれの土地で後世に語り継がれているのであろう。
今回、米子市立山陰歴史館をたまたま訪れた。米子の町の由来、米山城主池田候ゆかりの物語に加えて、なぜか2・26事件で連座し銃殺刑に処せられた北一輝の遺品の数々が展示されていた。弥生遺跡、江戸時代以降の生活関連資材、日用品、小学校の教室なども展示されていた。山陰地方はかって日本の表玄関だったと新山通江さんから今回も聞いた。日本列島を表日本と裏日本と区別する。表は優れているが裏は遅れている。山陽は山陰と比べて「陽」だから優れているなどと刷り込まれた歴史がある。今回の旅行でも、大事なのは中身だということを改めて教えられた。
こちら「学校で教えてくれない経済学」である。24日、NY株式市場は、26日に控えた米FRBバ―ナンキ演説を見極めたいとする機運や欧州金融懸念など不安材料が蒸し返され、NYダウは、一時前日比210ドル下げ、終わり値でも170ドル安の11,149ドルだったと米ブルームバーグが伝えた。特にナスダック指数はアップル社CEO辞任ニュースを嫌気、同社株価急落が響き、ハイテク株価指数、ナスダックがの大幅値下がりした。原油相場(WTI)はバレル14セント高、85.30ドル、NY金相場は、トロイオンス5.70ドル高、1,759.80ドルをつけた。株安・金相場高の最近の傾向を裏付けた。「ワールドWaveMorning」に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツ、シュナイダ―恵子氏も「バ―ナンキ発言を控えて手控えムードが強まった」と解説していた。
「ワールドWaveMorning」ではフランスF2,英BBC,ドイツZDFがそれぞれカダフィ後のリビア情勢について解説していた。中国CCTVは胡主席・サルコジ大統領会談を伝え「中国は欧州を信用している。欧州への投資を続ける」と胡主席は語った。一方、サルコジフランス大統領は「現在一箱5.9ユーロ(1ユーロ=111円換算:655円)の12%値上げ含め増税により120億ユーロの財源を確保、財政健全化する」と語ったと紹介していた。
どこの国にも自国の都合の悪い事は隠したがる。しかし、ウソは全くつきませんよと言わんばかりの澄ました顔をしながら、その実はじめから終りまでウソを付き通す、一般論であるが、日本人の体質の方がはるかに悪質だろう。日本人一人一人が余ほどしっかりしないと国が滅びる。日々の食生活含め、自分の足元がどうなっているか。歴史を踏まえて日々行動することを子供のころから習慣づけることが大切だろう。冒頭に触れた米軍による惨状を忘れないこともその一つかもしれない。(了)