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今年の鳥インフルエンザは新型で旧来のワクチンは効かない(WHO発表):豪ABC

2011-08-31 12:01:58 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


CNBCの電子版に「Managing Asia withChristineTan」というコーナーがある。「本日のブリーフイング」覧トップに、前回の米FOMC(連邦公開市場委員会)議事録に9月20-21日開催予定の次回FOMCの会合で追加的金融緩和を示唆する文言が書かれていると紹介していた。当の議事録発表と米民間調査機関コンフェレンスボードが発表した米消費者信頼感指数が7月の59.2から44.5へ急落したと伝えられ、これに敏感に反応した30日のNY金先物市場で、金相場がトロイオンス38.20ドル高、1,826.70ドルを付けたと書いていた。

NHK・BS「ワールドWaveMorning」が紹介する米ブルームバーグは30日のNY株式市場はおよそ9億株、先日株価が乱高下した時の30億株と比べると極端な薄商いだった。一時100ドル以上下げたがFOMCの議事録が午後2時に出た後反発、NYダウは前日比20ドル高、11,559ドルで取引を終了したと伝えた。「金融緩和」という言葉を見つけて気を取り直したのだろうか。こういう動きを見ていると腰が座っていないことを正直に表している。

「株薄商いの原因は、特に株取引の主力の50代の投資家がここ10年で2度の暴落を経験して、株取引に嫌気がさしたのかもしれない」と当番組にこの日出演したストラテジスト、D.グリーンハウス氏がコメントしていた。日本では毎々お馴染の喫茶店でも株の話は出ない。生活の命綱である年金基金が株の運用で失敗していても自分とは関わりないことだと信じ切っている人が多いせいもあるのだろう。

野田佳彦氏が日本の新首相に選ばれたことをドイツZDFが「前首相の菅直人氏が脱原発を表明していたが、野田氏は日本のエネルギー政策を転換する人物ではない。」と紹介したあと、日本経済は財政赤字がGDPの2倍、円高は輸出企業に打撃を与えている、日本の国債は格下げされた、増税を控えているなどと解説したあと、「野田氏は演説のなかで、日本の諸悪克服には忍耐力が必要だ。歯を食いしばって頑張る」と語ったと野田氏の人となりを紹介していた。余談ながら、「歯を食いしばって頑張る」と訳していたが、ドイツ語ではどう表現したのか興味がある。ドイツ通でご存知の方は是非教えていただきたい。

ドイツ関連のニュースでは、ドイツ連邦雇用庁が「専門職の不足人数が昨年比25%増加した。金属、貿易、土木で目立つ。世界景気鈍化が伝えられるが今のところドイツでは不景気感は表面化していない。その一方で、雇用者の1/3は期限付き労働者である。金融界、産業界が危機に備えていつでも首が切れるよう備えている」とドイツZDFが紹介していた。

英BBC、カタール・アルジャジ―ラ、フランスF2がリビア問題をトップで取り上げていた。アルジャジ―ラは治安部隊との衝突でサイ榴弾を撃ち込まれ反政府部隊で多数の死傷者が出ていると伝えていた。一方、フランスF2は「フランス政府は世界で最初にイラク国民評議会を正式に承認した国である」と前置きしたあと「国民評議会の要職にアルカイダと通じている人物も含まれている」と述べ枢要な人物の顔写真を並べて過去の履歴を詳細に解説、フランス政府の対応が懸念されると指摘していたことが印象に残った。

その他の「ワールドWaveMorning」のニュースでは豪ABCが、今年の鳥インフルエンザは、新型ウイルスのため従来のワクチンで効かない。既にバングラデシ、中国、ベトナム、カンボジア、タイで合計8名死亡したとWHO(世界保健機構)が発表したと紹介していた。問題が起こってからでは遅い。新型鳥インフルエンザ(BirdFlu)ウイルスには十分目を光らせて置いて欲しい。(了)

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