ドル買われ1ドル=119.45円(学校で教えてくれない経済学)
『原油価格決定のカギはアメリカが握る』の見出しで2月17日号のニューズウイーク誌日本版でIEA(ジョーダン・ワイスマン記者は「昨年10月以降、掘削機稼働数は約25% 減少している。アメリカの原油生産者は超安値への対応策として堀削規模を縮小した。原油業界では前代未聞の出来事だ。アメリカのエネルギーブームの主役はシエールガスだ。『アメリカのシエール産業は生産の開始と休止を、ほぼ即座に切り替えられる。原油市場にとって画期的な事態だ』とハーバード大学ケネディ行政大学院、エネルギー専門家、レオナルド・マウジェリは指摘している。ただ、掘削装置の稼働数は急減していても、実際の産出量が減るまでには時間がかかる。その一方で、石油備蓄量は増え続け。お蔭で原油価格がさらに下がるおそれがある。」と書いていた。一方、2月10日付けWSJ紙電子版に「IEA(国際エネルギー機関)は原油安で米シェールオイル生産が減速しOPEC産原油への需要が増え、価格回復への道が開ける見通しを示した。ただ、IEAの石油産業・市場課長、アンとワン・ハーフ氏は『原油価格の下落圧力は消えていない』と語った」とSarahKent記者が書いた。
10日のNY原油WTI相場は、バレル50.02ドルへ前日比5.37%下落した。米国での原油供給増加で世界的な供給超過が悪化するとの見方が広がった。BNPパリバ、アナリスト,ギャレス・ルイダビー氏は『短期的な需給は良好でない。最近の価格上昇を改善とみるのは時期尚早だ。今年上半期に世界的に在庫が積み上がった事実は、この先も価格が軟調に推移することを意味している』と話した」と10日付けブルームバーグ、MomingZhou記者が書いた。石油メーカーにとって値下がりは頭が痛い。しかし、消費者には朗報だ。10日、NHK/BS「ワールドニュース」で米ABCはアメリカのガソリンスタンドの値段がガロン2.02ドル。ただ、底入れしたかどうか今の段階では不透明だ。」と放送していた。1年前2ガロンで10ドル札でおつり2ドル、今、5ドル札でおつりが1ドル。買い物に余裕が出る。
10日NY市場ではギリシャ情勢で妥協が生まれる。コカコーㇻ、GM,アップル株が相場をリードした。NYダウ、ナスダックともに上げた。NYダウは前日比139ドル高、17,868ドルで取引を終えた。米10年国債利回りが2.00%台を回復ドルが買われ1ドル=119.42~44円、1ユーロ=13513~23円で取引された。NY原油はWTIがバレル50ドル、北海ブレント57.10ドルへ共に下げたが、NY金はオンス1,233.25ドルとはほぼ変わらずだった。
10日付けのWSJ紙電子版は「ギリシャ新政権が方針転換、ギリシャの主要な玄関口ピレウス港を民営化することを国際債権団に申し入れして、デフオルト回避を図る意向だ」とCostasParis記者が書いていた。10日付のブルームバーグで、NicosChrysoloras記者は「ギリシャの債務は現在3,200億ユーロ、対GDPで175%を占める。それを2020年に120%に減らす目標も目先の融資がないと破たんする。」と書いていた。背に腹は代えられない。一方、11日朝放送のドイツZDFは独、仏、ウクライナ、ロシアの4者協議の先行きは不透明だと解説していた。日本ではウクライナもギリシャもおよそ他人事だ。不思議な国だ。(了)
『原油価格決定のカギはアメリカが握る』の見出しで2月17日号のニューズウイーク誌日本版でIEA(ジョーダン・ワイスマン記者は「昨年10月以降、掘削機稼働数は約25% 減少している。アメリカの原油生産者は超安値への対応策として堀削規模を縮小した。原油業界では前代未聞の出来事だ。アメリカのエネルギーブームの主役はシエールガスだ。『アメリカのシエール産業は生産の開始と休止を、ほぼ即座に切り替えられる。原油市場にとって画期的な事態だ』とハーバード大学ケネディ行政大学院、エネルギー専門家、レオナルド・マウジェリは指摘している。ただ、掘削装置の稼働数は急減していても、実際の産出量が減るまでには時間がかかる。その一方で、石油備蓄量は増え続け。お蔭で原油価格がさらに下がるおそれがある。」と書いていた。一方、2月10日付けWSJ紙電子版に「IEA(国際エネルギー機関)は原油安で米シェールオイル生産が減速しOPEC産原油への需要が増え、価格回復への道が開ける見通しを示した。ただ、IEAの石油産業・市場課長、アンとワン・ハーフ氏は『原油価格の下落圧力は消えていない』と語った」とSarahKent記者が書いた。
10日のNY原油WTI相場は、バレル50.02ドルへ前日比5.37%下落した。米国での原油供給増加で世界的な供給超過が悪化するとの見方が広がった。BNPパリバ、アナリスト,ギャレス・ルイダビー氏は『短期的な需給は良好でない。最近の価格上昇を改善とみるのは時期尚早だ。今年上半期に世界的に在庫が積み上がった事実は、この先も価格が軟調に推移することを意味している』と話した」と10日付けブルームバーグ、MomingZhou記者が書いた。石油メーカーにとって値下がりは頭が痛い。しかし、消費者には朗報だ。10日、NHK/BS「ワールドニュース」で米ABCはアメリカのガソリンスタンドの値段がガロン2.02ドル。ただ、底入れしたかどうか今の段階では不透明だ。」と放送していた。1年前2ガロンで10ドル札でおつり2ドル、今、5ドル札でおつりが1ドル。買い物に余裕が出る。
10日NY市場ではギリシャ情勢で妥協が生まれる。コカコーㇻ、GM,アップル株が相場をリードした。NYダウ、ナスダックともに上げた。NYダウは前日比139ドル高、17,868ドルで取引を終えた。米10年国債利回りが2.00%台を回復ドルが買われ1ドル=119.42~44円、1ユーロ=13513~23円で取引された。NY原油はWTIがバレル50ドル、北海ブレント57.10ドルへ共に下げたが、NY金はオンス1,233.25ドルとはほぼ変わらずだった。
10日付けのWSJ紙電子版は「ギリシャ新政権が方針転換、ギリシャの主要な玄関口ピレウス港を民営化することを国際債権団に申し入れして、デフオルト回避を図る意向だ」とCostasParis記者が書いていた。10日付のブルームバーグで、NicosChrysoloras記者は「ギリシャの債務は現在3,200億ユーロ、対GDPで175%を占める。それを2020年に120%に減らす目標も目先の融資がないと破たんする。」と書いていた。背に腹は代えられない。一方、11日朝放送のドイツZDFは独、仏、ウクライナ、ロシアの4者協議の先行きは不透明だと解説していた。日本ではウクライナもギリシャもおよそ他人事だ。不思議な国だ。(了)