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NY原油反発、WTIバレル49.79ドル、冴えない米経済統計発表も、NYダウ196ドル高

2015-02-03 09:37:22 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「ロシアルーブルが反発した。原油相場が買い戻しにより反発、先週の予想外の利下げの影響を相殺した」と2日付けブルームバーグ電子版でKseniaGaouchka記者が書いた。ロシアルーブルはロシア中銀による17%の政策金利を15% へ引き下げ発表後、7%以上一時1ドル=72ルーブルまで急落、通貨急落で輸入インフレから特に食料品価格が上昇している。さらに米格付け会社S&Pの格下げが重なった。その結果、ロシア経済に対するリスク増加が懸念されていた。一方、週明け2日のNY原油先物相場は米製油所ストの影響などを材料に反発、WTI(軽質油)相場はバレル49.79ドル、北海ブレント(重質油)は同54.76ドルヘそれぞれ3%以上反発した。一時的反発か底打ちの兆しか専門家は注目しているようだ。

2日のNY株式市場は、11月の米個人消費指標が予想を下回ったこと、米製造業指数ISM
統計が予想以上に低下したことから、特に設備投資の先行きに対する懸念から、NYダウは取引開始早々から下げ、一時100ドル以上値下がりした。NHK/BS「キャッチ!世界の視点」(経済情報)出演の三井住友銀行、山下えつ子氏は「原油相場が反発したことを受けて、相場は反転した。取引終了前1時間で200ドル以上戻し、結局、先週末比196ドル高、17,361ドルで取引を終えた。NY外国市場も弱い米国経済統計を見て、ドル円相場は一時1ドル=116円台までドルが売られたが、原油反発、つれて株価反発を受けて、ドル買戻しが入り1ドル=117.59~61円、1ユーロ=133.27~44円で取引された。週末発表の1月米雇用統計を注目している。」などと解説していた。米債券は横ばい、米10年債利回りは年1.674%へ低下した。NY商品市場で原油は反発したが、NY金は下げ、オンス1,276.20ドルだった。

3日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」放送のシンガポールCNAは「インドのスワラジ外相が北京訪問、中国の王外相に加えて異例ともいえる習近平国家主席とも会談、インドがアメリカ、日本一辺倒でなく中国との緊密な関係強化を強くアッピールしょうと努めた。特にインドはわずか1週間前に、米オバマ大統領との間でインドにとって最重要課題である原子力協定で他国を差別扱いしない姿勢を鮮明にし、米国との経済連携強化を謳ったばかりである。また同じ日、インド、ロシア、中国3国外相会談が行われた。」と紹介、ニュデリー発でAvneetArora記者は「米日も重要であるが、インドは中国との関係も犠牲に出来ない。インドは中国との懸案の中印国境紛争問題を抱えている。中国との貿易拡大も落とせない。スワラジ外相は5月の習主席のインド訪問を心待ちしていると話した」と伝えた。

その他の3日放送の「ワールドニュース」ではロシアRTRドイツZDFが共にウクライナ東部で親ロシア派が民兵含め10万人態勢でウクライナ政府軍と対立、情勢は悪化の一途と伝えた。フランスF2は「イタリア北部でイスラムモスクの新たな建設に待ったをかけた。イタリア議会は見て見ぬふりをしているようだ」と解説していた。日本人人質事件に関する報道はなかった。余りの行き過ぎには修正が加わる。2日の原油とNYダウ反発は物事にしばしば現れる「作用反作用」の原則にのっとった動きなのかどうか試金石かもしれない。(了)

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