(学校で教えて売れない経済学)
米サービス業の2月のPMI(速報値)が50.5と昨年6月来50台を回復した。米2月の
製造業PMIは47.8と4か月連続で50割れが続いているが1月の46.9から改善した。米リセッション懸念が後退した。米10年債利回りが3.9%台へ上昇した。ゴールドマンは21日、米FOMCの3月22日、5月3日、6月14日のそれぞれの会合で各0.25%利上げを予測した。予測通りになれば7月時点でFFレートは年5.25~5.5%に達する。3連休明けの21日のNY株は米金利がHigher&Longer(より高くなり、より長く続く)と市場は読み、ダウ2%安、ナスダックは2.5%値下りした。②ウクライナ戦争終結へ中国が前向きに関与するため、習主席はプーチン露大統領と直接会談を準備している。」と21日、WSJ紙電子版が伝えた。
21日、FT(フィナンシアルタイムズ)電子版は「①利上げ懸念から債券下落、利回り上昇で21日、NY株は値下りした。ウォルマートが11~1月決算で利益を伸ばしたが、米利上げ継続長期化で慎重な通期業績見通しを発表した。③バイデン米大統領はウクライナ訪問の後ポーランド、ドゥダ大統領と会談、ポーランドのウクライナ支援に感謝、「ロシアはでウクライナ戦争で勝利しない。」と述べた。」と伝えた。21日、ブルームバーグ電子版は「①習近平総書記が4月にもロシアを訪問、ウクライナ戦争終結に向けて仲介の意向と見られる。②ゴールドマンが7月には米政策金利は最大で年5.5%に達すると予測した。」と伝えた。
21日、NY市場でダウは33,129ドル、697ドル、2.06%安、S&P500は3,997と81ポイント、2.00%安、ナスダックは11,492と294ポイント、2.50%安で取引を終えた。個別銘柄ではホームデポが295.50ドルと7.06%安、1銘柄でダウを147ポイント押し下げた。恐怖指数VIXは22.87へ7.72%上昇した。米10年債利回りは3,954%へ上昇した。NY外為市場では1ドル=134.96円、0.60%高、1ユーロ=143.74円、0.18%高、1英ポンド=163.47円、1.17%高で取引された。NY原油(WTI)はバレル76.14ドル、0.20%安、北海ブレントは同82.77ドル、0.25%安で取引された。NY金はオンス1,844.00ドル、0.39%安、ビットコインは2万4,349ドル、1.98%安で取引された。
22日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBC,ドイツZDF,ドイツ国営放送のARD,フランス2,スペインTVB,アルジャジーラ、豪ABC,シンガポールCNA,香港TVB,韓国KBS揃ってバイデン米大統領のウクライナとポーランド訪問とプーチン露大統領のロシア年頭教書演説をトップで流した。バイデン米大統領は「プーチン露大統領が戦争はじめた。プーチン氏が戦争を止めると言えば即戦争は終わる。プーチン氏の演説はプロパガンダだ。」と述べた。一方、プーチン露大統領は「アメリカとNATOが戦争をはじめた。ロシアは数ケ月、数年先もロシア国、ロシア国民を守るために戦い続ける。米ソ核兵器削協定「新START」を一時停止する。協定破棄しない。」と述べた。日々情報が氾濫している。何が真実で何がプロパカンダなのか。子供のころからの親の躾も含めてどうする日本が問われている。(了)