話題としては少々古めかしいものの、WBCのことから。
優勝を決める決勝弾を放ったのが、大会を通じて珍しく不振だったイチロー。そのイチローが試合後、「心が折れそうになってしまった」というようなことを言っていた。
大リーグで8年連続200本以上も安打を製造しているイチローでさえ、そういうこともあるんだ、と意外な感じがした。技術もさることながら、精神力も相当なものだと思っていたが、そういう彼でも、心が折れそうになるという。
レベルが全然違うとはいえ、僕も時々心が折れそうになるけれど、どんな人でも、その立場立場で、ツラいことがたくさんあるに違いない。有名になり、誰もがうらやむ才能と実績を持つイチローだって松坂だって、彼らは彼らなりに試練に耐えているのだろう。
ということは、全然有名でも何でもない僕(それにあなた?)も、周りの誰かからは羨ましがられているのかもしれない。いくらこちらが悩んでいようとも。
また当然のことながら、僕がイチローの代わりにバッターボックスに入るわけにはいかないし、イチローが僕の代わりに書類を処理してくれるわけにはいかない。僕は僕の役割を果たすだけ。そしてあなたも、あなたの役割を果たすしかない。
(ところでイチローは、胃潰瘍か何かで今期開幕戦は無理とのこと。はやり相当のプレッシャーがあったか)
もう一人のイチロー、小沢一郎氏も、今回ばかりは大変なようである。釈明の記者会見では目に涙を浮かべていたが、あれがウソでなければ、図太いと思われている大物政治家だって、「心が折れそうに」なることだってあるに違いない。
つまりはやはり、みんな大変なんだってこと。
もう一つ。陣内智則は残念なことをした。週刊誌ではいろいろ書かれているようだが、浮気相手(誰かは知らない)にハめられたんじゃないかって気もする。真相はまたいつか本にでもなるんだろうけど。