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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

大学の入学式(30年ぶりに)

2009-04-12 09:00:26 | エッセイ
 
 過保護だとは思いつつ、先週子供の大学の入学式へ。

 付添いは講堂には入れなかったものの、控室のスクリーンで一部始終を。とはいえ立ち見が出るほどの満員で、座れたのはラッキー。総長さんも控室まで挨拶しに来てくれて、それはそれで、行った甲斐があったというもの。
 その総長さんの挨拶がなかなか良かったんで、ちょっと紹介しておきます。(各表題は勝手に付けたもの)

1.学べる幸せと責任
 この不景気で、大学に行きたくても行けない子供が増えている。本人の努力もさることながら、普通に大学に通えるというのは恵まれたことである。
 また、大学には何百億という税金がつぎ込まれており、それは一人あたり、学生が支払う授業料の10倍以上にもなる。見も知らぬ人たちの税金を使って勉強させてもらっていること、そしてそれだけのお金が使われるということは、学生の皆さんにいずれ社会に還元してもらうためでもある。このことに、思いを馳せなければならない。

2.文系も理系も
 文系・理系あるけれど、文系なら理系の勉強も、理系なら文系の勉強もした方がいい。これからの時代、総合的な知識・知恵が必要になるから。

3.ヘソ切り
 学生たちには親離れしてほしいし、親御さんたちには子離れをしてほしい。入学式というのは、そういう意味で“ヘソ切り”の儀式でもある。

 微妙にニュアンスが異なるかもしれませんが、だいたいこんなことを話されました。
 特に最後の話は耳が痛かったのですが、それだけ親の参加が多かったということ。講堂の周りはもちろんそこへ行くまでの通路から、新入生とその付添いと在学生とでごった返していました。(子供と落ち合うのもひと苦労)
 またたくさんのビラが配られていましたが、他の大学の学生やバイトもたくさんいた模様。「ここで有名なクラブ何ですか?」と聞いたのに、答えられないのもいたし。

 …30年前の自分の入学式を思い出しながら、参加していました。たしか前の晩に下宿で歓迎コンパがあり、さんざん飲まされたため思いきり二日酔いでした。
 今じゃどこもワンルームマンションばかりで、「下宿」というイメージからは遠くなってしまって。

 式のあとも、クラブの紹介が延々と行なわれたため、僕は構内をぶらぶらと。どこか研究室でも覗かせてもらおうかと思ったのですが、セキュリティの関係でどの建屋もカードがないと入れないようになっていて、時代の移り変わりをこんなところでも感じたのでした。

 ともあれ、親としてはやれやれってところ。ところで総長の話、うちの長男坊はちゃんと聞いていただろうかねえ。
 

コメント
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