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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

考察(努力が必要な理由)

2010-05-23 07:46:03 | 女の子
 
 高校生向けの『テストの花道』という番組で、早稲田の教授が「恋愛と経済」についての模擬講義をやっていた。
 生徒に「自分は男として(女として)何点ですか」という質問をし、たとえば「30点」と答えた人に「付き合う異性も30点でいいですか」と聞くと、「それはイヤだ」と言う。
 だったらそれは相手も同じで、自分が30点ならせいぜい50点くらいの異性しか相手にしてくれない。自分を50点、70点、90点と高めることができたなら、それにつれて相手の質も上がっていく…。
 そりゃそうだろう。結局、30点の男には30点くらいの女が、80点の女には80点の男がくっ付くし、それが「お似合い」というもの。勉強なり運動なり芸術なり、努力して自分を磨けばそれだけの見返りはあるってこと。

 逆に何もしなけりゃ、何もしない相手しか見つからず、だんだんと落ちぶれていくことになる。言い方悪いけど、程度の低い人間にはやはり程度の低い人間しか寄ってこない。残念ながら、それが現実。
 幸いこの日本は、カースト制や奴隷制というものがなく、自分の努力次第でかなりのことができる。だから勉強しよう、努力しよう、ということになる。
 「世の中ね顔かお金かなのよ」という回文があるけれど、最後は品性とか人格だろうと思う。

 ところで自分はと言うと、60点くらいだと思っている。考えてみりゃ、その昔80点,90点クラスの女の子から相手にされなかったのも、当然と言えば当然か(今もそうだ)。
 この年になれば、好いたの惚れたのはもうほとんどないけれど、65点,70点を目指してはいるところ。

 ついでながら、これだけテレビやネットで、またはアニメでカッコいい男や素敵な女が拝めるようになった時代、お目が高くなってしまうのは当然のこと。家を守るため、あるいは親同士が結婚を決めた時代とは違い、婚姻率が低くなってしまうのも、熟年離婚が増えるのも、ある意味やむを得ないことだろうと思う。
 少子高齢化がますます進んでしまうのだが、もはや保育所待機どうのいう以前の話のような気もする。

 ところで少子高齢化だって、悪いことばかりでもない。一番いいことは、車が少なくなること。今の若い子たちは、クルマよりもケータイらしいし。
 国土交通省の試算によれば、あと20年もすれば今の交通量より2%以上減るという。交通量数%の減少で渋滞がなくなるらしいから、当然排気ガスは少なくなり、従って地球温暖化が緩和されるというわけ。
 いびつになると言われる人口ピラミッドだって、何十年かすれば、まともな形になるのではないかと思っている。長い目で見りゃいいのでは、と。

 …話がまた大きくなりました。ともかく、生きてる間は何かしら頑張るべし。
 (ただしひどく疲れている時は、ゆっくり休むこと)
コメント
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