きのう辺りは半袖でもいいくらいで、ビールもおいしい季節になってきました。そこできょうは、お酒の飲み方について。
1.ビールは少しずつ
最初の1杯はもちろんガッと空けるものだが、そのあとはそうそうグラス空けられるもんじゃない。そこへ注ぎ足し注ぎ足しすると泡も消えておいしくなくなるから、小さなグラスに半分か3分の1くらい入れてそのつど空けるようにするといい。
宴会の席で、隣りの人の液量少ないからと注ぎ足しするのは、わざわざ不味くするようなものだから、やめた方がいい。
2.ワサビはお刺身の上に
ワサビを醤油に溶く人がほとんどだと思うが、ワサビ本来の香りが逃げないよう、お刺身の上に乗せるのがいいらしい。僕も長いこと溶いていたのだが、池波正太郎さんの『男の作法』(新潮文庫)という本に教えてもらった。
なお醤油も、小皿になみなみ注ぐのではなく、これも少しずつ。お魚からの水分により、段々味が落ちていくものだから。
3.注ぎの手と受けの手
隣り同士でビールやお酒を注ぐ場合、右に座った人は右手で、左に座った人は左手で、それぞれ注ぎあるいは受けるようにするといい。これ年配の人でも意外と知らないようで、たしか小笠原流の作法。もちろん空いた手を軽く添えてもいい。
こうすることで相手と向き合うようになって、酒の席での親密感がより深まるというもの。もちろん親しくなるのがイヤであれば、そうする必要はないわけで。
4.ビールばかりでは
最初から最後までビール、というのもありだけど、おなか張るしおしっこばっかり出るし、どこかで日本酒/焼酎/ワインなどに切り替えるといいように思う。
ビールばかり飲んだ翌日って、変な二日酔いが残るもの。日本人には、日本人に合った食べ物飲み物がはやりあるのだろう、と。
冒頭の写真ではとりあえずビールを撮りましたが、お刺身にはやはり日本酒ですよね。適量が大事なのは言うまでもありませんが。