Jリーグ開幕当初から清水エスパルスを応援していて、きのう、国立競技場でのナビスコカップ決勝を息子と見に行ってきた。
少々風があるものの(木枯らし1号だったそうだ)雲一つないいい天気で、グリーンのピッチ上にオレンジとブルーのユニフォームが映えてきれいだった。
ピンチありチャンスありの前半は0-0。どちらかと言うと大分ペースで、後半もチャンスは作れども微妙にずれていて、ちょっとしたスキを突かれて高松選手に先制され、その後前掛かりになったところでミスからウェズレイ選手に冷静に決められてしまった。
中盤を潰されてリズムを作れなかったのが敗因。大分トリニータのチェックが早くて、スペースがほとんど消されていた。リーグ随一と言われる守備にやられたって感じ。
『王者の旗』を国立で歌いたかったんだけれど、残念!
大分は、九州勢としても初のタイトル。堅い守りによる栄冠は、悔しいけれど称えたい。しかし守り重視の戦い方には「面白みに欠ける」という批判もあるようで、リーグ戦でも「あんなサッカーに優勝させてたまるか」というのが合言葉みたいになっているそうだ。
その是非はともかく、あの戦い方は、生真面目そうなシャムスカ監督らしい。結果出しているということもあって、日本代表の次の監督に、という話もあるようだ。協会の方針に合っているのかどうかは知らないが。
…どうも大分びいきみたいな文章になってしまった。青山や兵働、枝村に岡崎、それに藤本と、伸び盛りの選手もたくさんいることだし、健太監督、次こそは!
カップ戦もいいけれど、できればリーグ戦で、一度は日本一になってほしいものだ。(生きてる間に、あるかなあ)
ところで、それぞれの応援の様子を見てて思ったのは、清水の方が洗練されていてウマいということ。大分の方は、応援のパターンも少なく、まだこなれていない感じだった。応援合戦では、清水の圧勝。
応援と言えば、鹿島や浦和、横浜など、強豪と言われるチームでは結構過激なヤジも飛ぶし、応援の仕方も相当気合が入っている。あれくらいでないと、強いチームにはなれないのかもしれない。そういう意味では、清水も大分も、まだまだおとなしい方だと言える。
もう一つ思ったのは、世界的な金融危機というのが、スポーツの世界に悪い影響を与えなければいいな、ということ。スポンサーの営業不振で、クラブ経営が苦しくならなければいいのだが。
サッカーというのはそれこそ老若男女、大勢の人が楽しんでいるのだから。勝って喜び、負けて悲しむのも、チームあるいはリーグがあってこそなのだし。
きのうはプロ野球・日本シリーズも始まり、点差は違っていたけど、やはりオレンジ(巨人)がブルー(西武)に敗れた。そして入場者数も、ナビスコ44723人に対し、日本シリーズ44757人と、ほとんど同じだった。まさか観客がそっくりそのまま移動したわけではなかろうが。