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エッセイとショートショートと―あちこち話が飛びますが

手塚治虫『ばるぼら』

2015-07-12 20:00:17 | エッセイ
 
 『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝』『火の鳥』だけではないとは思っていたが、手塚治虫の隠れた名作。『進撃の巨人』ほど有名でもないし、これ読んでいる人の3割も知ってはいないと思う。
 …異常性欲の作家の下に〈ばるぼら〉という不思議な女の子が転がり込むことから始まる物語(ブラックジャックとピノコの関係にも似ている)。5月に旅で大垣に行った際、泊まった「きみ松旅館」という宿に上巻が置いてあり、読んでいるうち夢中になってしまった。続きが気になり、Amazonで上下巻を注文して通しで読んだところ。
 手塚治虫には他にも『きりひと讃歌』という専門の医学を扱った名作もあるが、有名な作家でも、まだまだ知らない作品てのはあるもんだなあ、と改めて感じた次第。
 面白いんでドラマや映画にでもなればいいのに、とも思うが、大人向けということもあってそうも行かないようだ。ただ、読んで影響を受けたクリエイターも、数多くいるには違いない。皆さんもいかが。
 


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