思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

「公」が「国家」?自民党のみなさん、もう少し政治思想を勉強されたらどうですか?

2005-08-08 | 社会思想

公(おおやけ)を国家(国)だと思っている「自民党の頭の悪いみなさん」に一言しましょう。ついでにお調子者で愚か者の漫画家「小林よしのり」などの思考力の乏しい「国家主義」への追随者の方にも。
ご自身のためにも皆のためにも「回心」が必要です。

もともと公(おおやけ)とは、「自治」のことです。日本には500年以上前から自治政治の伝統があります。自分たちのことは自分たちで決める=自分たちを超越した権力者は認めないということです。(このことの丁寧で分かりやすい歴史書としては、集英社版「日本の歴史」全21巻+別冊1の「戦国の群像」があります)「国家のために生き、死ぬ」などという言説は、歪んだ哀れな心のみが生み出す愚かな「妄想」でしかありません。本来の「公」(おおやけ)とは最も遠い思想です。

靖国「神社」が撒き散らす「おぞましい」イデオロギーは、明治政府が創作した新・宗教(国家神道=天皇教)によるもので、公(おおやけ)を破壊する考えです。こういう「狂気」の神社に戦死者をまつり続けることは、死後もなお戦死者を「天皇現人神」に縛り付ける暴挙でしかありません。断じて許すわけにはいきません。これでは戦死者は永久に浮かばれません。新たな民主制を具現化した「追悼施設」をつくることは我々皆の責任なのです。

何かの「権威」や「お金」の力に頭を下げずに、自分たちのことは自分たちで決めていくという主体的な思想=生き方が「公」(おおやけ)をつくるのです。自民党と官僚が支配する日本社会=「人間を幸福にしないシステム」を変革し、個々人の自由と責任の心と頭を育て、それに依拠することーそれ以外の統治思想とシステムは認めないこと、これが「公」(おおやけ)の本質です。政治ー行政権力を悪用し「愛国心」教育を叫ぶ人々こそ「公」(おおやけ)の最大の破壊者です。

(小泉首相!公約通り、自民党をぶっ潰して下さいよ。今日の午後1時過ぎに。)

この国をまともな社会に変えるには、中曽根元首相、石原東京都知事などの「愚かな想念=言説」が恥じかしげもなく披露される「知的退廃」の治癒が早急に求められます。


(なお、昨日の三者会談はなかなか有益でした。もう少し話し合いを重ねて「出版」したいと思います。)

8月8日 武田康弘




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