この下のブログの「まとめ」です。
小泉首相のようなストイックな純粋さは、政治においては極めて危険です。個人的「思い込み」を絶対化する政治になるからです。
社会問題への対応や政治においては、「思想内容」こそが問題であり、「人間的な純粋さ」で良否を判断してはいけないのです。政治でもっとも恐ろしいこと、それはストイックな精神です。
小泉首相の内容の乏しい「貧弱な思想」-ワン・フレーズ、問題のすり替え、 「部分合理性」の貫徹によって「全体不合理」を招来してしまう思考=手法=性癖は、ある意味で大変日本人的です。 「表層純潔=深層欺瞞」の象徴ですが、これほど危険なことはありません
それにしてもわが日本人は、権力者の行う大きな「悪」には不感症で、本質ではない小さな問題には敏感に反応するのでしょう。国民みんなが神経症?
8月30日 武田康弘