思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

民知は希望!「学者の頭の中から外に出ることのなかった日本の哲学とは違って、、」

2006-01-04 | メール・往復書簡

以下は白樺MLメールです。
楊原泰子さんからの大変うれしい年賀です。



武田康弘様

武田さんに出会って何年になるでしょうか?
お話を伺うようになって、“哲学”に対する思いが180度変わりました。
ほんとうは決して難しくない、生活に根ざした、生きるのに必要な、
役立つ学問だったのですね。

学生時代の「哲学」、「宗教哲学」のつまらなかったこと!
今思えばこちら側の受け止める力もなかったのだけれど‥
“哲学”嫌いな若者を大量生産していたのですねえ。
あれ以来すっかり敬遠していました。

そういえば、最近いろんな集会に行っても若者が少なくて心配です。
私より上の人ばかりが目立ちます。私、間もなく1/6で還暦ですよ~(~_~;)
若者たちはみんな社会のこと政治のこと自分たちの未来のことを
考えることをやめてしまったのかなあ?
若者の純粋で真直ぐな気持ちは社会を浄化する力があるのに‥

平凡な我々でも心で感じ、受け止めることができる>「民知」なら、学者や
一部の人だけが理解し、机上や学者の頭の中から外に出ることの
なかった日本の“哲学”と違って、誰の心にもスーッと落ち、納得し、
日々の暮らしに活かすことが出来ます。
素直な子どもや若者たちには、さらに良い形で受け止られるでしょう。
教育によって深く考えることを遮られてしまった子どもや若者たち
生き生きと自分の言葉で意見を語れるような社会になってほしいです。

時々歩みを止め、何が最善かを考えてから進む。一人ひとりが知るを喜び、
考えるを愉しみ、「自らの意見」を持ち、豊かな議論を重ねていく。
そんな余裕のある社会にしたいですね~
時間とお金という狭い価値観に囚われた社会に、最近起きた多くの事件が
警告を与えてくれていると思います。

一人ひとりの心のうちから社会を変え、平和な未来につなげていくことが
出来る「民知」を、これからどう広げていくかが今年の大きな課題ですね。
頑張らなくっちゃ!!
今年もどうぞよろしくお願い致します。

楊原泰子

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返信ー1月5日

[「民知」を、これからどう広げていくかが今年の大きな課題ですね。](楊原)

その通りです。5月14日(日)には、柳宗悦らの「日本民芸協会」を越えて、遥かに広い新たな思想運動の全国組織ー「民知協会」を設立したいと考えています。
イデオロギー次元ではなく、「知」のありようそのものをチェンジしていく営みを始めます。1976年ー「ソクラテス教室(旧称・我孫子児童教室)」設立以来の30年間の実践と思索を下敷きにして、考え方ー生き方の大元を変更する新たな時代の建造を始めます。キムテチャンさんとの全面的な協力体制を築きつつ。

武田康弘



コメント
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