思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

二つの世界を媒介するのは「私」ですー活力・魅力の源泉

2006-03-07 | 私の信条

頭がよく動き明晰だが、同時に、ふぁ~とした大きさを持ち、
強い論理性を持つが、同時に、豊かで柔らかな情感があり、
火中の栗を拾うほどの能動性があるが、同時に、他力という深い受動性を持つ。

もちろんこれは「夢」ですが、そんな人間がいい、と私は思っています。


動と静、強さと優しさ、激しさと穏やかさ、剛と柔、明と暗、善と悪、、、、、は、セットです。その二つの世界を媒介するのは「私」です。エロース、悦び、魅力とは、この両面があるところにしか生じません。

現代の日本は、つべこべうるさく「正しい」ことばかりを求めるために、人間の活力を根絶やしにして、すべてを終わらせてしまう「管理社会」に堕落しています。金で物を(人も?)買うしか楽しみがない、生きる意味の乏しい現代日本は、平板でノッペラボウの「無表情社会」でしかありませんね(中学3年生の教科書に載っている「素顔同盟」はとても面白いですー青線をクリック)。

閉塞したつまらない社会をチェンジしましょう!再び、天皇だの皇室だのを称揚するのは、愚か者のすることでしかありません。個人の生を抑圧する昔の日本に戻るだけです( 「主観を消去する日本というシステム」 )。
一人ひとりが、自分から出発する生を歩むほんとうのエロースは、自分の内なる声に深く静かに耳を傾けることからしか生じないでしょう( 「わたしの超越ならざる『超越』」 )。何より必要なのは、「恋知」(哲学)だと思っています( 「恋知・民知と公共哲学」 )。

武田康弘



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