思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

これはほんもの!!三菱電線のオーディオ用電源コードPC-1

2009-10-04 | 趣味

素晴らしいオーディオ用の電源コードを発見!?(笑)しましたので、ご紹介します。

このコード(PC-1・1.5m)の音は、解像力、SN比がよく、癖がなく、フラットでニュートラル。
破綻がなく、雑味がなく、澄み切ってクリアー、抜群の安定感を持ちますが、
しかし、冷たさ、硬さとはまったく無縁であり、
豊かで、コクがあり、まろやかでさえあります。音を絞ってもボケず、実に気持ちがよいものです。

音を意図的に作ったのではなく、正攻法で愚直なまでの熱意を持って取り組んだ結果が、極めてバランスがよく、聴きこむほどに魅了される美しさを生んだ、そう思います。
これは、ほんもの。本物中の本物と言いたくなります。3日間のエージングでどんどん音がよくなり、怖いほどです。価格を超越した見事な製品に乾杯!です。
世界最大の無酸素銅線のメーカーである三菱電線が、線材から開発したオーディオ用電源コードは、やはり半端ではないですね~~~。
設計者の情熱=冷静な科学を支えるパトスに感動しました。


(用いたSACDプレーヤーは、マランツのSAー12S2)

☆技術的な詳細は、三菱電線のホームページをご覧ください。販売店では買えず、直販のみです。

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追記、10月15日

SACDプレーヤー=Shanling(シャンリン)SCD-T200Cの修理が上がり、このプレーヤーで電源コードを試して見ましたが、結果は同じ。
この真空管出力のSACDプレーヤーは、マランツの高級型より更に音がよく、実在感に優れ、生の音のイメージに近づきます。そのよさを三菱の電源コードが十全にひき出し、実に聞きやすく、安定感抜群の音、低音が余裕をもって伸びていきます。
よい意味で、電源コードの標準となる製品、それがわたしの結論です。26000円は極めて良心的な価格です。


武田康弘


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自由を生きることの練習

2009-10-04 | 恋知(哲学)

「民主主義国家は、生きる意味を教えない」、というおかしな題名の本がありますが、
それは、逆転した言い方であり、ほんとうは、「一人ひとりが自分の生きる意味を考え・生み出すためには、民主主義が必要なのだ」、と言わなければなりません。民主主義とは、自分の人生を自分で決める=自由な思想をうむために必要な枠組み・土台であり、それ自身が「生きる意味を教える」ものではありません。もし、それを教えるならば、今の北朝鮮や戦前の日本などの「イデオロギー国家」に陥ってしまいます。

生きる意味は、誰かに「教えられるもの」ではないでしょう。ほんらい、それは、自分で考え・生み出す以外にありません。
大人は、あるいは、哲学者は、生きる意味を教えるのではなく、ひとりひとりが生きる意味をつくり出す作業を手伝うことしかできません。なぜなら、生きる意味には答えがなく、皆が自己決定・自己創造しなければならないからです。その自己決定(=哲学すること)を支えるのが、大人の、あるいは、哲学者の役割りだと言えます。

日々、自己決定する練習をする、自由に考え、自由に意見を言う練習をする、自由を使いこなし、自由を広げていく。それが民主主義社会における教育の使命であり、その教育を支えるのが、優れた哲学なのです。現代は、現状を肯定するだけの弱々しい哲学には存在理由がありません。人間の存在論的自由(実存)を少しずつ現実化・顕在化する営みを「励まし」「根拠付ける」のがほんらいの哲学の仕事であるはずです。


武田康弘 
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