いま、NHK「日曜美術館」で、片山楊谷(1760~1801)と島田元旦(1778~1840)という江戸後期の二人の画家の展覧会(鳥取博物館)を紹介していました。
自由で大胆、細密でありながら強烈なパワーを持つ片山楊谷の屏風絵を見て、仰天しました。また、画風は異なりますが、島田元旦の伸び伸びとした艶やかな色彩にも魅了されました。
伝統的な流派(狩野派や土佐派など)とは異なるところに、すごい絵師がいたのですね。ほんとうにビックリし、また嬉しくなりました。
鳥取博物館のホームページには、
「楊谷の生誕250年にあたり、本展はその画業をまとめて紹介する初の試みとなります。一方、蝦夷地の調査などによってもその名を知られる元旦にとっては没後170年にあたり、二人はともにその画業を再評価・再認識する時期を迎えたといえるでしょう。」
とあります。
地方の方が凄いですね。でも、東京でもぜひ見たいです。「国立博物館」で特別展をすべきです。
武田康弘