誰かがではなく、自分がやる、
おかしいと思ったら発言する、
自分の頭でよく考え、
よいと思うことをしっかり実行する、
自分の自由と責任により、「私」を生きる、
「私」から始め、「私」を活かす。
こういう何よりも大切な「実存としての生」を歩めない人であっては、人として生きる意味がありません。
道徳とは、まず何よりも「私」を生きること。それがなければ、すべてはウソ=偽善に過ぎません。
わが国の道徳が胡散臭いのは、実存の真実がないからですが、偽善者を「大人」になったと言ってしまうような「文化」を変えなければ、永久に不幸です。
内からの輝きをもつ個人がいない!外なる価値を体現した「外面人間」ばかりがマスコミを賑わす。とくに昨今の政治権力者の顔の醜さと幼稚さは空恐ろしくなるほど。
武田康弘