思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

ピアノなどの習い事をしている子と親と先生へ。弾くことを先立てたらダメですよ!

2015-12-06 | 教育

昔から気になり、いつも思い、言っているのですが、少しも改善されないので、また。

ピアノを習っている子は、弾くことを先立てていますが、それでは音楽になりません。弾く機械ではなく、音楽をする子になるには、聞くこと・聴くことが一番大事です。

バレエを習っている子も同じ。踊る練習より前に、見ること、視ること、観ることが大事です。

心身にそれをする意味イメージが広がることがなければ、優秀な機械にしかなれません。

人間が弾き、人間が踊るです。

心に豊かな想念がないと、心によろこびがないと、すべて無意味になります。

勉学とて同じですが。

よく聞き、よく見、よく味わうこと、何度でも何百回でも繰り返し味わうことではじめて「わたしの世界」が生まれます。

出来ることよりも前に、どうしても必要なのは、感じ知ることで、これは、人間として生きるための原理、原理中の原理なのです。

さすがに斎藤秀雄さん(小沢や安永や岩崎やらの師)は、実によく見えていた人だな、と思います。

 

武田康弘

 

 

 

 

 

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