「そう、自己充実目指していたら競争してる暇がない。競争は自己充実のサボりでしょう。」
わたしのBlog【競わないことが最大の「よい」を生むのです。競争するのは愚かです】
に対するこどもの頃からの親友・鈴木英男君のコメントです。
そうですよね、実に的確と思いました。
競い、勝ち負けが人生になり、「月月火水木金金」=戦前の言葉通りに競走馬のように生きるのでは、「私」の内面世界=心の宇宙を広げ、深め、自立する精神の輝き=自己充実とは無縁の人生しかもたらされません。
金で、権力闘争で、競技で、勝った者が偉い!という単純極まりない論理で統一されるなら、人間性のエロースを知らない爬虫類と同類です。
歴史と言えば、天皇家の骨肉の争いや武将の権力闘争や軍人と戦争の話ばかりが中心の日本と日本人、文化と言っても武人との関連だけで語られ、「民こそが中心」(民主的倫理に基づく民主主義)という手強い文化が育たないニッポンでは情けない限りです。
爬虫類ではなく、昆虫でもなく、犬でもない、人間性のエロースによって生きたいものです。
武田康弘