★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

日本が滅びてもイナゴ好きの私は生き残る

2010-05-05 22:48:09 | 食べ物
ブログを始めるにあたって、日舞のためなら日本が破滅してもかまわん勢いの妹に「新幹線で食した駅弁でも適当にupしとけばよかろう」と言われた訳だが、熟考の結果、私は食べ物に人並み外れて関心がないということが判明した。

この前も、「この日本酒おいしいね。」と飲んでいた酒を褒めていたところ

「センセー、それ焼酎です。」と言われた。

こんな調子なのである。

院生時代、値下げの時間を狙ってスーパーのお惣菜に向かって突撃していた私だけのことはある。そういえば、この前、世界一不味いという飴「サルミアッキ」(フィンランド産らしいね)を或る先生からいただいたのだが→結構おいしかった。

かかる私なのであるが、好物はある。「イナゴの佃煮」である。

というと、香川県民から「さすが長野県人はちがう」とか「人間とは思えない」とか言われるのであるが
戦時中、疎開してイナゴを奪いあった過去をもう忘れたのか!(私も覚えてないけど)

蝗熬る炉のかぐはしき門過ぎぬ  西島麦南