折口の「様々なる意匠」 2013-05-05 23:09:49 | 文学 私は、最近、小林秀雄の「様々なる意匠」より、折口の「詩と散文との間を行く発想法」の方が好きである。小林が、様々なる意匠たちを腐しながらそれらとセンスを通じ合っているのに対し―つまりルサンチマンに駆られているのに対し、折口はもう少し俯瞰的に表現者の方に立っている。