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西炯子さんとわたくしは出身大学出身学科がおんなじ。だが、共通点はそれ以外になし。
先日は、シーク様だったが、今度は年上の哲学教授が突然……という漫画である。
出来れば国文学者にして頂きたかった。
……というのは、冗談として。この話、少女マンガとして読めば、王子様がやってきた話なんだろうが、王子様から見れば、妙な女子がいきなりやってきた話なのだ。女子からみればテロであり、男からみれば革命である。(逆でもいいが)
ウクライナでもガザでもいいが、いまだに革命に対する帝国主義の反撃は続いているとみるべきで……、そんな文脈でみることも必要であろう。戦後さんざ指摘されてきたように、ロシアとアメリカはもともと似ているのである。しかし、それは彼らの望むところかもしれない。宗教戦争と階級闘争をごっちゃにさせながら、対立ごっこで秩序を維持すればよろしい。彼らが恐れているのは、モンゴル帝国のようなものの復活ではあるまいか。