昨日、深夜映画で「エイリアン」(1979)がやってたんだけど、全く古びてない恐ろしさにびっくり。フェミニズムやらなにやらで分析しつくされた映画であろうが……、やっぱり芸術だなあ、絵の動きとか音楽のテンポとかが。デザインのギーガーと音楽のジェリー・ゴールドスミスの組み合わせも今考えてみたら最強ではないか。化け物映画は、ゴジラにしろ何にしろ、化け物の動き方がちょっとでも駄目だともう終わりなのであろう。だいたい、最近の化け物はぴょんぴょん跳ね回りすぎなんだよ。うさちゃんじゃあるまいし。この映画のエイリアンだけは、その動きの演技が神がかかっている。
というわけで、明日の埴谷雄高の話でも、「エイリアン」を使ってやることにしました。