メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

高峰秀子

2025-02-02 17:23:34 | 映画
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母(1929年、松竹キネマ) - 春子  単行本「高峰秀子解体新書」付録DVDにて見れる。
レヴューの姉妹(1930年、松竹キネマ) - 肇
大東京の一角(1930年、松竹キネマ) - 一郎
麗人(1930年、松竹キネマ) - 少年岩夫
父(1930年、松竹キネマ) - お綱
姉妹篇 母(1930年、松竹キネマ) - ゆき子
私のパパさんママが好き(1931年、松竹キネマ) - みつ子
美わしき愛(1931年、松竹キネマ) - お糸の実の娘
愛よ人類と共にあれ(1931年、松竹キネマ) - 息子泰夫
暴風雨の薔薇(1931年、松竹キネマ) - 晃一
女はいつの世にも(1931年、松竹キネマ) - 太郎
姉妹 前後篇(1931年、松竹キネマ) - 類子
一太郎やあい(1931年、松竹キネマ) - きぬ
東京の合唱(1931年、松竹キネマ) - 長女
麗人の微笑(1931年、松竹キネマ) - 洋一
情熱(1932年、松竹キネマ) - 光子の娘
七つの海 前後編(1932年、松竹キネマ) - 曽根百代
陽気なお嬢さん(1932年、松竹キネマ) - 道子
天国に結ぶ恋(1932年、松竹キネマ)
不如帰(1932年、松竹キネマ) - 道子
鼠小僧次郎吉 解決篇(1932年、松竹キネマ) - 太郎吉
頬を寄すれば(1933年、松竹キネマ) - 美也子
与太者と海水浴(1933年、松竹キネマ) - 敏行
東洋の母(1934年、松竹キネマ) - 静子の子供時代
ぬき足さし足(1934年、松竹キネマ) - とし坊
その夜の女(1934年、松竹キネマ) - 重子
母の愛(1935年、松竹キネマ) - 春江
永久の愛(1935年、松竹キネマ) - 秀子
新道 前篇朱実の巻、新道 後篇良太の巻(1936年、松竹キネマ) - 京子
花嫁かるた(1937年、松竹キネマ) - 菊江
花籠の歌(1937年、松竹キネマ) - 浜子
良人の貞操(1937年、P.C.L.) - 睦子
江戸っ子健ちゃん(1937年、P.C.L.) - ミーちゃん
見世物王国(1937年、P.C.L.) - 秀ちゃん
白薔薇は咲けど(1937年、P.C.L.) - 花屋の娘
お嬢さん(1937年、P.C.L.) - 失業した先生の娘
綴方教室(1938年、東宝映画) - 正子
藤十郎の恋(1938年、東宝映画) - 上村竹之亟
虹立つ丘(1938年、東宝映画) - 逸子
チョコレートと兵隊(1938年、東宝映画) - 茂子
美はしき出発(1939年、東宝映画) - 奈津子
娘の願ひは唯一つ(1939年、東宝映画) - ひで子
ロッパの頬白先生(1939年、東宝映画) - 秀代
忠臣蔵(1939年、東宝映画) - 一力仲居あぐり
樋口一葉(1939年、東宝映画) - 大黒屋みどり
われ等が教官(1939年、東宝映画) - 秀子
その前夜(1939年、東宝映画) - おつう
花つみ日記(1939年、東宝映画) - 篠原栄子
新篇丹下左膳 隻眼の巻(1939年、東宝映画) - お春
秀子の應援團長(1940年、南旺映画)
そよ風父と共に(1940年、東宝映画) - 秀子
釣鐘草(1940年、東宝映画) - 弓子
エノケンの孫悟空(1940年、東宝映画) - お姫様
昨日消えた男(1941年、東宝映画) - お京
馬(1941年、東宝映画) - 小野田いね
阿波の踊子(1941年、東宝映画) - お光
女学生記(1941年、東京発声) - 鎌田佐智子
秀子の車掌さん(1941年、南旺映画) - おこまさん
武蔵坊弁慶(1942年、東宝映画) - 牛若丸
希望の青空(1942年、東宝映画) - 秀子
待って居た男(1942年、東宝映画) - お雪
婦系図(1942年、東宝映画) - 妙子
阿片戦争(1943年、東宝映画) - 麗蘭
愛の世界 山猫とみの話(1943年、東宝映画) - 小田切とみ
ハナ子さん(1943年、東宝映画) - チヨコさん
兵六夢物語(1943年、東宝映画) - 怪童女
若き日の歓び(1943年、東宝映画) - 高村裕子
おばあさん(1944年、松竹) - 丸子
三尺左吾平(1944年、東宝) - お妙
勝利の日まで(1945年、東宝)
北の三人(1945年、東宝) - 松本よしえ
陽気な女(1946年、東宝) - 新井陽子
浦島太郎の後裔(1946年、東宝) - 龍田阿加子
明日を創る人々(1946年、東宝) - 高峰
或る夜の殿様(1946年、東宝) - 妙子
東宝ショウボート(1946年、東宝) - 靴磨きの少年
東宝千一夜(1947年、新東宝) - 高山秀子
大江戸の鬼(1947年、新東宝) - 萩原遼
愛よ星と共に(1947年、新東宝) - 白河はるえ
幸福への招待(1947年、新東宝) - 椎名ヒサ
愛情診断書(1948年、新東宝) - 秋枝
花ひらく 真知子より(1948年、新東宝) - 曽根真知子
三百六十五夜(1948年、新東宝) - 小牧蘭子
虹を抱く処女(1948年、新東宝) - 北条あき子
春の戯れ(1949年、映画芸術協会) - お花
グッド・バイ(1949年、新東宝) - 永井きぬ子
銀座カンカン娘(1949年、新東宝) - お秋
処女宝(1950年、新東宝) - 真金
細雪(1950年、新東宝) - 妙子
宗方姉妹(1950年、新東宝) - 満里子
戦火を越えて(1950年、太泉映画) - 朱燕
佐々木小次郎(1950年、東宝) - 琉球娘奈美
女の水鏡(1951年、松竹) - 苗子
カルメン故郷に帰る(1951年、松竹) - おきん
我が家は楽し(1951年、松竹) - 長女朋子
朝の波紋(1952年、新東宝) - 瀧本篤子
東京のえくぼ(1952年、新東宝) - 峯京子
稲妻(1952年、大映) - 小森清子
カルメン純情す(1952年、松竹) - カルメン
女といふ城 マリの巻・夕子の巻(1953年、新東宝) - 築地マリ
煙突の見える場所(1953年、新東宝) - 東仙子
明日はどっちだ(1953年、新東宝) - 光奴
雁(1953年、大映) - お玉
第二の接吻(1954年、滝村プロ) - 山内倭文子
女の園 (1954年、松竹) - 出石芳江
二十四の瞳 (1954年、松竹) - 大石久子
この広い空のどこかに(1954年、松竹) - 泰子
浮雲(1955年、東宝) - 幸田ゆき子
渡り鳥いつ帰る(1955年、東京映画) - 街子
遠い雲(1955年、松竹) - 寺田冬子
くちづけ 第3話「女同士」(1955年、東宝) - 金田朋子
新・平家物語 義仲をめぐる三人の女(1956年、大映) - 冬姫
子供の眼(1956年、松竹) - 喜世子
妻の心(1956年、東宝) - 富田喜代子
流れる(1956年、東宝) - 勝代
雲の墓標より 空ゆかば(1957年、松竹) - さち
あらくれ(1957年、東宝) - お島
喜びも悲しみも幾歳月(1957年、松竹) - 有沢きよ子
風前の灯(1957年、松竹) - 佐藤百合子
張込み(1958年、松竹) - 横川さだ子
無法松の一生(1958年、東宝) - 吉岡良子
女が階段を上る時(1960年、東宝) - 矢代圭子
娘・妻・母(1960年、東宝) - 坂西和子
笛吹川(1960年、松竹) - おけい
名もなく貧しく美しく(1961年、東宝) - 片山秋子
人間の條件 第5・6部(1961年、にんじんくらぶ) - 避難民の女
妻として女として(1961年、東宝) - 西垣三保
永遠の人(1961年、松竹) - さだ子
女の座(1962年、東宝) - 石川芳子
山河あり (1962年、松竹) - 井上きしの
二人で歩いた幾春秋(1962年、松竹) - 野中とら江
放浪記(1962年、東宝) - 林ふみ子

ぶらりぶらぶら物語(1962年、東京映画) - 桑田駒子
女の歴史(1963年、東宝) - 清水信子
乱れる(1964年、東宝) - 森田礼子
われ一粒の麦なれど(1964年、東京映画) - 根本倫子
六條ゆきやま紬(1965年、東京映画) - 六條いね
ひき逃げ(1966年、東宝) - 伴内国子
続・名もなく貧しく美しく 父と子(1967年、東宝) - 片山秋子
華岡青洲の妻(1967年、大映) - 於継
鬼の棲む館(1969年、大映) - 楓
恍惚の人(1973年、芸苑社) - 立花昭子
スリランカの愛と別れ(1976年、東宝) - ジャカランタ夫人
ふたりのイーダ(1976年、同製作プロ) - 須川菊枝
泣きながら笑う日(1976年、同製作プロ) - 中井雪子
衝動殺人 息子よ(1979年、松竹) - 川瀬雪枝



コメント

映画『木下惠介生誕100年 遠い雲』(1955) 99min

2025-02-02 16:31:24 | 映画
監督:木下惠介

出演
石津圭三:田村高広
貴恵子:中川弘子 妹
リョウイチ:石浜朗 家政婦ツゲの息子
寺田冬子:高峰秀子
絹子:植田マリ子 娘
トシヒコ 亡夫
俊介:佐田啓二 亡夫の弟
キミコ 冬子の姉
野島時子:小林トシ子 冬子の妹
北村:三木隆
幸二郎:高橋貞二
彌吉:坂本武



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【内容抜粋メモ】
笛に合わせて獅子が舞う

もうもうと黒煙を吐いて汽車が通る
連結部に立って歌ってる石津圭三
この部分、外なんだ/驚
無賃乗車とかカンタンに出来そうじゃん
山間を通って、盆地の風景って長野っぽい→飛騨高山らしい









駅で迎えに来ている母と妹キエコ
見つめる販売の男はキエコに憧れている?

石津酒造
ケイゾウは仕事で北海道に行く予定

リョウイチは仕事を辞めると母に言う
母:そんなにイヤならそうすればいい

野島酒店
ケイゾウは冬子と相思相愛だったが
トシヒコと結婚して3年前に亡くして今は未亡人

トシヒコの命日、冬子は娘・絹子を連れてお墓参り
ケイゾウが先に来ていて再会を喜ぶ









ケイゾウ:
あなたは今もキレイだ
北海道に行けば5,6年は帰ってこれない

義弟・俊介も墓参りに来ていっしょに喫茶店に寄る
冷たい紅茶とケーキを注文
レコードをかけてくれる











『狭き門』を読むケイゾウ
キエコは冬子がシュンスケと結婚する噂があると教える









石津と飲むケイゾウ
トシヒコの2号だった芸者が声をかける
電話をかけると交換手に話が聞かれるのか/驚









どじょうすくいを踊る石津
ケイゾウは冬子が幸せかどうかにこだわる

大きな器に酒をくんで芸者に飲めと強要するケイゾウ
ケイゾウ:お前は寺田の息子に惚れてたのか?
芸者:うるさくされただけ
酒をひっかけて席を立つ









能を舞う冬子とシュンスケ
外でうろつくケイゾウ







ツゲが泣いて怒っている
母:お前なんか知らん!
リョウイチ:1人でやって見せる
見かねて声をかけるケイゾウ



拾った石?のホコリをはらうシュンスケ









シュンスケ:
兄は人付き合いはよかったけど、いい人じゃなかった
姉さんは兄さんに怒鳴られていた頃より元気になった
姉さんはこの家に縛られている

キエコはケイゾウをジャズのコンサートに誘う
時子もいっしょ










冬子が遅れて来る
ケイゾウ:歩きましょう 無理やり誘う
時子がそれを見てひっそり泣く

ケイゾウ:
僕は寺田さんとあなたのことを聞きました
明日、滝で待ってます










冬子とケイゾウが夜中に2人で歩いているのが噂になってる

冬子が石津家に公衆電話から電話をかけたのを見て
交換手に今どこにかけたのか聞く男(そんなこともできるの?!驚

父はシュンスケに金沢に行ってほしいと頼む

迷う冬子に出かけるようすすめるシュンスケ
絹子にせがまれて泣く

冬子:
お父様のことを思い出していた
いつも叱られていた









シュンスケは冬子との結婚を父に頼んである様子

時子が寺田家に来て冬子とケイゾウの噂を告げる

時子:
イヤな女ね
昔、ケイゾウさんに憧れていたの

シュンスケは父にさっきの話はちょっと待ってほしいと頼む



タクシーの中でも浮かない顔の冬子
おおたきばしでタクシーを待たせる









冬子:
主人は私を愛してくれなかったが絹子を生みました
諦めることに慣れてしまった

ケイゾウ:
あなたから借りっぱなしの『狭き門』をまだ持っている
どうして自分の翼をもぎ取ろうとするんです

冬子:私、世間がコワイの さよなら



お祭り デカい山車が通る








店に2人の男が来て、ケイゾウと冬子について書いた原稿を見せて石津をゆする

ケイゾウ:
この原稿は本当なんだ どこにでも言いふらせ
僕らはやましくないんだ!
僕は冬子さんを幸せにしたかった
でも諦めて帰ってきた



「美しき未亡人の恋」という原稿を冬子に見せて笑い飛ばす義父
暗い部屋で1人泣く冬子

冬子の両親に会う石津
冬子はシュンスケと結婚するかもしれないと話す父

ケイゾウは冬子に電話をかけるが切られる
つないでるのは時子
話を聞いて家に帰ると冬子が帰省している








時子:なんでこの家に帰ってきたの?!
キミコ:ケイゾウさんが好きなら行けばいい

キエコはケイゾウの手紙を持ってくる
キエコ:すぐお返事が欲しい









「僕と一緒に東京へ逃げてください
 明日の一番の列車」

返事は「早く東京へ帰ってください」

時子:
女にも自分で幸せをつかむ自由があるはず
姉さんとケイゾウさんのことシュンスケさんに話したの
自分を誤魔化して立派な奥さんと言われたいんでしょ
私なら明日の汽車に乗る
こんなに噂になってシュンスケさんどう思うかしら










リョウイチは恋人と浅草の叔母を訪ねると手紙を書いて出て行った
ツゲは泣いてケイゾウに見せる
ケイゾウ:2人は幸せになれるかもしれない



朝いちの汽車に乗るケイゾウ

冬子は東京行きの切符を買うが
帰ってきたシュンスケと出くわす









シュンスケ:
石津はホームの後ろのほうでしたよ
姉さん、行かないでください

汽笛が結構長く鳴ってる
昔はじっくりお別れができたんだね

汽車が走り出し、冬子は泣き出す

シュンスケ:姉さん、ありがとう
冬子:ありがとうございました

シュンスケ:
今日もええ天気になりそうだ
今からお墓参りに行こうか

冬子はどっちが好きなんだろう?
佐田啓二さんに引き留められたら断りきれんだろう


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