メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

映画『木下惠介生誕100年 遠い雲』(1955) 99min

2025-02-02 16:31:24 | 映画
監督:木下惠介

出演
石津圭三:田村高広
貴恵子:中川弘子 妹
リョウイチ:石浜朗 家政婦ツゲの息子
寺田冬子:高峰秀子
絹子:植田マリ子 娘
トシヒコ 亡夫
俊介:佐田啓二 亡夫の弟
キミコ 冬子の姉
野島時子:小林トシ子 冬子の妹
北村:三木隆
幸二郎:高橋貞二
彌吉:坂本武



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【内容抜粋メモ】
笛に合わせて獅子が舞う

もうもうと黒煙を吐いて汽車が通る
連結部に立って歌ってる石津圭三
この部分、外なんだ/驚
無賃乗車とかカンタンに出来そうじゃん
山間を通って、盆地の風景って長野っぽい→飛騨高山らしい









駅で迎えに来ている母と妹キエコ
見つめる販売の男はキエコに憧れている?

石津酒造
ケイゾウは仕事で北海道に行く予定

リョウイチは仕事を辞めると母に言う
母:そんなにイヤならそうすればいい

野島酒店
ケイゾウは冬子と相思相愛だったが
トシヒコと結婚して3年前に亡くして今は未亡人

トシヒコの命日、冬子は娘・絹子を連れてお墓参り
ケイゾウが先に来ていて再会を喜ぶ









ケイゾウ:
あなたは今もキレイだ
北海道に行けば5,6年は帰ってこれない

義弟・俊介も墓参りに来ていっしょに喫茶店に寄る
冷たい紅茶とケーキを注文
レコードをかけてくれる











『狭き門』を読むケイゾウ
キエコは冬子がシュンスケと結婚する噂があると教える









石津と飲むケイゾウ
トシヒコの2号だった芸者が声をかける
電話をかけると交換手に話が聞かれるのか/驚









どじょうすくいを踊る石津
ケイゾウは冬子が幸せかどうかにこだわる

大きな器に酒をくんで芸者に飲めと強要するケイゾウ
ケイゾウ:お前は寺田の息子に惚れてたのか?
芸者:うるさくされただけ
酒をひっかけて席を立つ









能を舞う冬子とシュンスケ
外でうろつくケイゾウ







ツゲが泣いて怒っている
母:お前なんか知らん!
リョウイチ:1人でやって見せる
見かねて声をかけるケイゾウ



拾った石?のホコリをはらうシュンスケ









シュンスケ:
兄は人付き合いはよかったけど、いい人じゃなかった
姉さんは兄さんに怒鳴られていた頃より元気になった
姉さんはこの家に縛られている

キエコはケイゾウをジャズのコンサートに誘う
時子もいっしょ










冬子が遅れて来る
ケイゾウ:歩きましょう 無理やり誘う
時子がそれを見てひっそり泣く

ケイゾウ:
僕は寺田さんとあなたのことを聞きました
明日、滝で待ってます










冬子とケイゾウが夜中に2人で歩いているのが噂になってる

冬子が石津家に公衆電話から電話をかけたのを見て
交換手に今どこにかけたのか聞く男(そんなこともできるの?!驚

父はシュンスケに金沢に行ってほしいと頼む

迷う冬子に出かけるようすすめるシュンスケ
絹子にせがまれて泣く

冬子:
お父様のことを思い出していた
いつも叱られていた









シュンスケは冬子との結婚を父に頼んである様子

時子が寺田家に来て冬子とケイゾウの噂を告げる

時子:
イヤな女ね
昔、ケイゾウさんに憧れていたの

シュンスケは父にさっきの話はちょっと待ってほしいと頼む



タクシーの中でも浮かない顔の冬子
おおたきばしでタクシーを待たせる









冬子:
主人は私を愛してくれなかったが絹子を生みました
諦めることに慣れてしまった

ケイゾウ:
あなたから借りっぱなしの『狭き門』をまだ持っている
どうして自分の翼をもぎ取ろうとするんです

冬子:私、世間がコワイの さよなら



お祭り デカい山車が通る








店に2人の男が来て、ケイゾウと冬子について書いた原稿を見せて石津をゆする

ケイゾウ:
この原稿は本当なんだ どこにでも言いふらせ
僕らはやましくないんだ!
僕は冬子さんを幸せにしたかった
でも諦めて帰ってきた



「美しき未亡人の恋」という原稿を冬子に見せて笑い飛ばす義父
暗い部屋で1人泣く冬子

冬子の両親に会う石津
冬子はシュンスケと結婚するかもしれないと話す父

ケイゾウは冬子に電話をかけるが切られる
つないでるのは時子
話を聞いて家に帰ると冬子が帰省している








時子:なんでこの家に帰ってきたの?!
キミコ:ケイゾウさんが好きなら行けばいい

キエコはケイゾウの手紙を持ってくる
キエコ:すぐお返事が欲しい









「僕と一緒に東京へ逃げてください
 明日の一番の列車」

返事は「早く東京へ帰ってください」

時子:
女にも自分で幸せをつかむ自由があるはず
姉さんとケイゾウさんのことシュンスケさんに話したの
自分を誤魔化して立派な奥さんと言われたいんでしょ
私なら明日の汽車に乗る
こんなに噂になってシュンスケさんどう思うかしら










リョウイチは恋人と浅草の叔母を訪ねると手紙を書いて出て行った
ツゲは泣いてケイゾウに見せる
ケイゾウ:2人は幸せになれるかもしれない



朝いちの汽車に乗るケイゾウ

冬子は東京行きの切符を買うが
帰ってきたシュンスケと出くわす









シュンスケ:
石津はホームの後ろのほうでしたよ
姉さん、行かないでください

汽笛が結構長く鳴ってる
昔はじっくりお別れができたんだね

汽車が走り出し、冬子は泣き出す

シュンスケ:姉さん、ありがとう
冬子:ありがとうございました

シュンスケ:
今日もええ天気になりそうだ
今からお墓参りに行こうか

冬子はどっちが好きなんだろう?
佐田啓二さんに引き留められたら断りきれんだろう


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